2003/04 Diving Log

お互いが 謎 03/04/27 (日)

遅い朝、目覚めると晴天じゃん。世間ではGWじゃん。寝てては勿体無いじゃん。

頭に浮かぶ計画一覧↓

<1> 清掃。
<2> 洗濯。
<3> 犬の散歩&シャンプー。
<4> 庭の草引き&掃除。
<5> 家族との団欒。
<6> 海でココロの癒し。

ワシ、マッハで掃除洗濯、犬まで洗い庭の草を毟りまくる。もー 弱いものイジメのように、出てきた初心な芽を次々と抜きまくる。
風に乗って飛んで来た枯葉も集め、袋に詰めこむ。手袋なんてしない。素手よ素手。
そうして子供と旦那とGWらしく外出するに至ったのであります。
「何処に行きたいか?」と聞かれ、
「海です@はぁ〜と♪」と、即答。
先日買ったウエットスーツと五点セットをバックに詰めて、アタシは行く行く初夏の海。

所が、うちのヤツはただのドライブと思ってるもんですからね、まー 確かに一家団欒の目的も兼ねると、ドライブ類ですけどね、当方暮らしてる山口市から海へは1時間以上かるくかかるモンなので、アタシは一刻も早く海に行き、汐に浸かりたかったんですよ。
なのに、行く先は道の駅。

おっさーーーーーーん!道の駅なんか寄るなー!

旦那はふっとこっちを振り向き、笑いかける。
「たこ焼き食べたいな♪」
店ではまだ、たこ焼きは焼けてない。旦那は家族の分まで注文し、焼き上げるまで延々と待っている。
たこ焼きが焼けるのにかかる時間、ワタクシ海は遠くなる。

そうしてよろよろと車は発進。車の中はたこ焼きの匂いで充満したが、アタシもGWの家族サービスと思いなおし、ジット我慢。
そのうち、海は見え隠れし、何時も潜る青海島を過ぎ、日置へ向かう。
日置ってのは<へき>って読むんですけどね、実に綺麗な海のある所なんですわ。
日置の二位の浜ってのは、その昔、下関 源平壇ノ浦の合戦で敗れた平家方、二位の局が幼い安徳天皇を抱き自ら海中へと身を投じた亡骸が、黒潮に乗りどんぶらこっこどんぶらこっこと、この浜に流れ着いたので、二位の浜って言うんですけどね、なかなかエエ海で以前から目つけておったんです。
今日、アタシここの海で遊ぶけんね♪絶対遊ぶけんね♪
海が近くなるにつれ、頬はゆるゆるのヘラヘラ。

で、着いた所は小高い丘。千畳敷。
おっさん、冗談はよしてくれ。
ここやんか
何かの間違いだろうと、取り合えずトイレに行き戻ると家族はだだっ広い丘の遠くで遊んでいるではないか。
大事な器材の入ったバックはロックされた車の中ではないか。

おっさーーーーーーーーーーーん!!こらーーーーー!
ワシの海はここじゃああないーーーーーー!!

朝から頑張って家事してさぁ、犬まで洗ってさぁ、たこ焼きまで我慢してさぁ、これはなんじゃ!って事で本気で頭きて車蹴りました。
なんで海の準備してるアタシを丘に連れて行くんですかね?

四月の海に入る女房は、旦那的には巨大な謎。
行く先と荷物を知っておいて、にこやかに 山に行く旦那は私的にはもっと謎。
お互い大きな謎と謎が人間の姿をし、夫婦やってるのが我が家です。

 

アメフラシのデートじゃ 03/04/14 (月)

春の海って卵だらけなんですね。当方若葉ダイバーなので、季節をまだ一周していないんでね、4月の海ってどんなのだろうって思っていたんですわ。
そんなアタシを待ちうけていたのは、
海底にひっくり返ったラーメン一人分
だれよ!こんな所にラーメンこぼして…と、真面目に思いましたね。だってそりゃラーメン以外の何者でも無い物体だもんね。アタシがデジカメ持って海に入れない(持ってないからね)のが残念。見せたいですよ、海底ラーメン。
アメフラシの卵なんですって、奥さん。海ソーメンっていうらしいですが、ソーメンじゃぁ無いですね、色 カタチ 量 全くラーメンですよ。
そのラーメン卵の上に更にウミウシの卵がトッピングされてて、ええんかい;;;人の子の上に自分の子産んでも;;;
しかも、そのW卵の真横で、アメフラシがえっちしてるではありませんか。
それも二匹じゃぁないですよ。数体でさぁ〜
アメフラシ合体ダンゴさぁ〜
これでええんか、海の中。大らか過ぎるぞ。おばちゃん赤面@嘘。

岩棚にまたまた産みつけられてるイカの卵、そしてナイトダイビングの時産卵されたイカの卵…卵だらけの春の海。これからどっとイノチが産まれ、又あの夏が来るんですね。
そして、冬眠から目覚めたダイバー達が、この海にわらわらと押し寄せるんですね。
嬉しいような、残念なような複雑な四月の海なのでありました。

 

4月の海へ 03/04/13 (日)

アイドル犬 ken

今日は雑多にてダイビング出来ない。潜るのは来週にしますってダイビング仲間にメールした昨夜、来週だと相島(萩沖)でボートダイビングよ♪と返事が来て、魚船超苦手のアタシは、今週の日曜日も来週の日曜日もダイブを見送る事になるんだと愕然。
げげ;;;無味乾燥の二週間、アタシは空見上げ散る桜の様に涙流すのね、そうなのね、いやだわいやだわ!

と、大変寝苦しい一夜を過ごしたのでありました。

そして朝。
昨夜眠れなかったのに、6時に目覚め外を見ると、どうも良い天気を匂わせる気配。
ショップに予約入れてないし、当日依頼なんて出来ないから もう!フテ寝しちゃおう!ぶーぶーぶーーーと布団に潜ったけど、頭は海に潜りたがってやみません。

ぐおぉぉーーーーーー!悶絶

えいやっと起きて、マッハで洗濯機を回し、犬の散歩をし、ダメモトでショップにTel。
当日ダイビング依頼の電話するお客なんて他にいるんだろうか。

ごめんなさい!お店の方。
そうして本日、四月の海に向かったのでありました。
お店の方々はいつも優しくて、今日もこんなアタクシを「歓迎しますよーっ。」て言ってくれました。ありがとうです m(_ _;)m
四月の海はやはり水温も上がり、カキーンと冷えた冬の海と違いますね。浅瀬に刺すお日様の光の網目模様が、
春ー春ーーハルー♪って 言っていた様な気がしました@続く‥