2003/11 Diving Log

スイミー 03/11/29 (土)

キンメモドキの群れは あまり動かずゆっくり観察できます あまりにも無防備な群れに唖然としてしまいます

海の中に咲いた、満開のキンメモドキを目の奥に焼きつけて早くも一週間。

あの群れは今日どうしてるだろうか とか、夜はどうなっているのだろうか、とか…誰も見ていなくても、あの場所にはあのままに時間が流れているんだと知るだけで、アタシは何故だかとてーも うれしい。

同じ時間を違う場所でアタクシは過しておるのさ。
そうなのさ。

そうなのさはエエんだけども、昨夜アタシの右手、見事に負傷也。
痛いよー痛いよー。
ボジョレーのコルクを抜く際、コルクと一緒に掌もズタズタにしてしまいましたやん。傷つく痛みより呑みたさが先だって怪我しているのに気づかない自分てサスガサスガ。
グラスに注いだワインが赤いのか、血で赤いのか解らんボジョレーは見事な味でした。
美味過ぎます。

今夜はその血のボジョレーを又飲みます。我が血のボジョレーよ、折角なのでワラワは誓いなぞたててみたいぞよ。

 

見渡す海は イノチの海 03/11/26 (水)

乱れ咲いた桜のような魚の群れを、実に実にお見せしたいものです。
キンメモドキは群れていながら余り動かないでじっとしている上、カラダが半透明なので骨はここよ、内臓はここなの…ってな具合に見てみて状態。ヌードの極みは芸術ですな。
それに比べてキビナゴは、カラダを動かすので針状結晶の如くにキラキラ輝く。
先日なぞ、海面を見上げた時にそのキビナゴの群れがいたもんだから、海の上がキラキラ光り、アタシのココロもキラキラに嬉しい。

群れは花、そうよ本当なの群れは一面の花なのよ。

そして何時もながらワタクシの大好きな砂地の景色も。
青海島で砂地に向う時、ワタクシは嬉しくてたまらない。青い砂漠は何時見ても何度見ても、ずっと眺めていたい静かなところ。

群れもいなくなる、只静かな青い砂漠に、海草の端切れみたいなイキモノひとつ。
タツノオトシゴにはイトコがいて、その名もそのままタツノイトコ。
砂地で波の風まかせにいる君、不思議な君に出会えた不思議。

11月の海の中にも、イノチ達がこうして溶け込んでいるのでありますね。

 

ネクター 03/11/24 (月)

連休と言えば海なのよ。本日の11月末のダイビングは、眩暈すら覚える高密度の魚の群れに圧倒。
アタシはクジラになって吸いこんでしまいそうになるよ。濃厚すぎる海の中。濃縮魚100%ジュース。

アタシはね、嘘つきじゃぁございませんホントデスホント。
食べて無いけどココロは満腹。詳しくは明日書きます。今夜はオヤスミナサイ。むにゃむにゃ…

 

 お酒の呑める カラダに戻りたい… 03/11/17 (月)

アタシはぼーっとしてる人間なのに、アタシの腸は持ち主より活発。いつも元気すぎ。
そんな動きすぎの腸に仕事を与えては、アタシの仕事が成り立たないってんで、今朝も絶食で出勤。昼はレトルトのおかゆちゃん。息子の進学で頭がズキズキ、財布はカラカラ言うのにさ、腸まで騒がれちゃぁアタシやってられませ〜〜〜ん。

そーよ、ハライタばっかりしていられないんです。
来月アタシはお誕生日を迎えます。それも39歳のですよ、奥さん!
スゴイですねー!
さんじゅぅう きゅぅさい!ですわよ。
何処から切っても金太郎飴。何処から切っても立派なおばちゃん熟女
兎も角全く うーーむ…な誕生日を迎えるワケですが、自分で自分を祝うバースデイダイビングの予約入れてるんです。
おほほほほ。
なんだかんだ理由つけて、結局 海行きたいだけですけどね、39歳の誕生を祝い海で旗振って自分を景気つけるんです。

見よ!これが制作途中色付け前の旗じゃっ。→→→→→→→→→

材料=古シーツ&油性ペン。実に安上がりの景気旗。
こりゃ、調子に乗って初潜り用大漁旗も作ろうかね。
で、誰かアタシのBirthday Dive一緒に海の底で祝ってくれなぃ?

まだ 制作途中

 

天然成分100% 03/11/09 (日)

さて、休日には汐。疲れたココロとカラダにお清めの汐。
ってな事で海へGO〜。今日はダイビングで無く、海面にぷっかぷっか浮いて遊んでみよかと思ったんですわ。
スキンダイビングだとここで言いたいトコですが、アタシは格好良く素潜り出来ませんからね、まぁ 浮いてちゃぽちゃぽ程度ですね。

で、何時もの青海島に行ったんだったんだけど、海は時化て白波ばかり也。
湾内の紫津浦は…と、覗きに行くと、某ショップの講習最中。紫津浦って狭いですしね、ダイビング講習受けてる人達の周りを、おばちゃんが ちゃっぽ♪ちゃっぽ♪浮いているのもどのようなものかと思い、軽器材持って海に行ったのですが、海にはとうとう入りませんでした。

船越側の波は高く、それならば崖向こうの静ヶ浦はどうかいな と、坂道歩いて行ってみるとね、おおおーー!国近のしそワカメも爆発しそうな大荒れの海がどうだどうだと広がって、ちょっと奥さんこんなスゴイのアタシだけで見ていてもナンだわよ、ちょっと見て頂戴よ、ってな感じ。

北長門海岸国定公園である青海島。
波に乱立する岩々は波に侵食されて海の背景と合わせて見ると、それだけで動く屏風絵。
波が白く立ち上がり砕け動く有様は、なんだか燃え盛る炎にも似て何時までも眺めてしまいそうです。

ココロ清められる景色を只眺め、立ち尽くす主婦38歳。
しかし、所詮主婦。
荒れ狂い、一面真っ白に泡立つ波々を見詰めていると、頭に
ザブ、うず潮という洗剤の名前が浮かんでは消え浮かんでは消え…
こんな大自然に立っているのに生活感溢れるオンナあぁ哀しや。

醤油は マル岡 03/11/02 (日)

ベタ凪 晴天 素晴らしーーー

本日は秋晴れのダイブ。
行く先は慣れ親しんだ青海島ナリ。
海に向う山道も、急に紅葉してウツクシーではないですか。
しかも、海は潜ってくれと言わんばかりのベタベタ凪。

海況の良さにヨロコビに震えるワタクシに、海の家のおじちゃんは
「もの足らんやろーがや@微笑」
…ぃぇぃぇ…アタシは波高い日の根性ダイブ、肝ダメしダイブは嫌でござる。

海の中は噂通り、魚の群れがごっちゃり。
砂地の帰り道はキビナゴのカーテン。
岩場、トンネルの出口は鯵、キンメモドキ、ネンブツダイの魚吹雪。
たまやーーー!かぎやーーーー!
日本一 ーーーーーーーーーー!
手を振っても、魚はヒレを振ってはくれないが、ワタシは手も足も振るよ。海の中がキラキラで、魚の群れの上に又魚の群れ。
幾重にも重なる群れの層を目の前にして、嬉しいぞーと暴れたい。

カジメの森のその森の、もっともっと奥にはこんな世界があるんですな。
茂り揺れる海草をしみじみと眺め、実に美味しそうで、醤油とワサビを探したくなりそうな真鯛やヒラマサ、チヌ達を見送る。
前回が南国高知柏島だっただけに、あぁこれは 誠、日本海の中なのだと感じたのであります。

二本目、水面移動でトンネルコースへ

青海島船越は キャンプもできる

見上げると 秋の雲

いたる所に ツワブキが咲き乱れていた

夏に比べ ぐっとダイバーの姿は減る それも嬉しや♪


そして、付け加え。ワタクシがこうして潜りに行けることについて。
と、言ってもたいそうな話しではないんだけど、毎日元気で働いている事、子供が大きくなり、おかぁさんは海に行ってオイデと言ってくれる事、自分が自分の時間を大切にするようになった事、一人で過す時間がたくさんある事…
ワタクシはそれは、むしろイイ事だよな…と、思っておるのでありまする。