2003/12 Diving Log

海には 魚の風が吹く 03/12/24 (水)

鶏、受難の聖夜。スーパーに並ぶ並ぶ並ぶぞ並ぶ。ナンマイダー。

   浜(世間)は祭りの
   ようだけど
   海(鶏小屋)のなかでは
   何万の
   鰯(鶏)のとむらい
   するだろう          <金子みすず・大漁@一部書き換え>

キリストの誕生日に屠られるチキン達よ、君等は天国に召されるだろう。ごちそうさま…

さて、昨日の潜り納めの続き。dive二本目ナリ。
12月の外海は白い波角がオイデオイデするのです。
お招きされたアタクシは、重たい器材と分銅(ウエイト)つけてよたよたと、海へ誘われるまま沈むのです。
目指すは砂地。そう、ワタクシの大好きな青い青い海の砂漠。

岩場辺りから砂地近くになると、ワタクシは海面ばかり気になって何度も何度も仰ぎ待ってしまいます。
そう、前回も確かこの辺りでどっと風が吹いたんだもんね。アタシは忘れられないんだもんね。
そう、ここでワタシが遭いたいと願うのは、針状結晶の如くキラキラと一方から吹きぬけるキビナゴの群れ。

来た!来たよ来た!吹いて来たよ、吹きぬけて行くよ、川のように風のように海に吹き渡る魚の風。
海の中で叫べないけどアタシは全開で叫ぶよ。

来年も、アタシはこうして嬉しいぞスバラシイぞと思う時間を、この頭の上に吹きぬけるキビナゴの数程持んだと。

 

12月の ごあいさつへ 03/12/23 (火)

今年もお世話になりました 海

汐に浸け、自分というモノが腐らないようと過ごした一年が、もう少しで終わります。
昨日ワタクシは、晴天の下感謝と一年のご挨拶を込めて潜り納め。
一本紫津浦、一本船越。潜り納めに丁度良く両ビーチでのDiving。
って、いや…ただ午前波があったんで、たまたまそうなっただけなんですけどね。

海の中に入る。
そうしてワタシが何よりも一番嬉しいなと思えるものは、普通なら行く事が出来ない場所に、自分の身をおけることそのものです。
見る事は出来ない筈の海の底は、近くて遠い所なのです。ワタシにはね。

湾内養殖場側の紫津浦ビーチは、何時もの如く濃厚に濁ってて、あぁお前は誠に紫津浦よのぅ…と、しみじみDiving散歩。そしてネンブツダイの群れにフクミ笑いでジワジワ突入。

このネンブツ一族はあまり逃げないので、こうして一同お揃いのトコにお邪魔できちゃったりする。
ネンブツ一族は一斉にナンダナンダ顔をするのも面白い。
魚って、水槽で見ると解りませんが、一緒に海にいると非常に表情豊かで、犬や猫のようなのですね。
そうして子供の頃、駅前で見掛けた浮浪者を思い出す様相の、フレリトゲアメフラシの背面排便を、何故か完了までジーーッと観察してエグジット。うーむ 誠に誠に ここは紫津浦よのぅ…と、一人納得。
どうやら便秘知らずのフレリトゲアメフラシ 又、逢おう@…明日に続く。

 

Happy birthday to me! 03/12/15 (月)

Happy birth day ワタシ♪

生まれておめでとう ワタシ。38周年おめでとう。39年目突入がんばれワタシ。

そーよ。
ワタシは自分が生きてて楽しいぞと思っていたい、自分の生き方を人のせいにしていたくないぞ、粘土のように重たく鬱陶しいあれやこれ。ぬぐい難いモノモノにうんざりじゃ。
知らない自分に逢いたいし、こりゃ空飛ぼうか 海沈もうかと結局海へ。

Happy birth day to me!Happy birth day to me!!
お誕生日おめでとうワタシ。
そう旗を広げられた昨日、ワタシのイノチおめでとう。

みなさま 本当にありがとうございました。
これからも宜しくね。