2004/02 Diving Log

今回も 水圧 内出血斑 04/02/17 (火)

初海中撮影 いざ出陣。でぇ〜、早速エントリー時沈めない。
海面に引っかかったまーんま。
ええ、沈めないんですよ。笑ってくれてOK。

50本潜っても未だ沈めないダイバー ここにあり。

きょうは、うみのなかで しゃしんをとるのだ。うみのなかで、かめらのそうさをするのだ。

たったそんな事で息吸いすぎ。
黙っていたけど、こんな些細な事で小心モノのワタクシ心臓はパクパクしてるんだもんね。

いいんだもんね。
アタシはずーっと 誰よりもヘタでいいんだもんね。
アタシは楽しみにここに来てるんだもんね。
沈めなくても そのうち沈むからいいのだ。
だからいいのだ。それでいいのだ。それでいいのだ@いいのか?バカボン。

それより咥えてるレギュレーターに、さっきから海水が入るのは何故?
ジュルジュルいうのは何故?
うーーん…ごっくん…汐からいよ。コワイよーコワイよー…
で、涙目でオクトパスに咥え換えて更に進む。

泣くのはいやだーわらっちゃおぉー すっすめぇーーー♪カラ元気。

紫津浦は外海より深い上、兎に角景色が淡々と無機質。
写真撮影の時は 心配していたよりも、被写体に集中するので意外にも冷静になれるのですが、透明度の悪い砂泥地は自分が一体どの場所にいるのか見当がつかず不安なものです。

海の中で撮影するには、自分に余裕が無いと出来ないなぁと思いましたね。
ココロに不安感があると、目の前のものを撮ろうという気持にはなれません。

鏡の様に静かな湾内で、実は小学生の様に緊張してましてね、アタシって何時までも経ってもダメダイバーだなぁと思いましたよ。
春も近づいたし、今後 精進しとうございます。はい。

キヌハダウミウシ 丸まってる?体長約2cmくらい

ハナアマモウミウシ 体長約5m程度 超チビ

 

 早春譜 04/02/15 (日)

春一番の日本海 どどーん!

外海は、春一番を大喜び。
空は青、雲は白。
海も負けじと青いカラダに波を白く広げてみせて、そりゃもう潜れたモンではありません。

てな事で、本日は湾内の紫津浦にGO〜。
快晴の紫津浦はただただ優しく、ワタクシはショップのご厚意にてカメラを借りまして、ちゃぽちゃぽと潜ったのでありました。
(インストラクターMちゃん、本当に有難うございました。)

さて、この紫津浦。
県内の方は 道路沿いにあるこの海を結構ご存知と思うんだけど、海上レストラン&養殖場の直ぐ側の海って、どーんなのかと思います?
奇岩怪岩の景観が見事な外海と、全く違うこの紫津浦。
ゴロタ石の浜からいきなり崖が海底に伸び、あっという間に深く深くなってます。
んで、底は砂泥域。カラーはグレー。無機質な海の印象。
暮す生物も、外海と随分違ってて、これが同じ青海島なのかと思うと不思議な感じ。

世間様ではダイバーはトロピカルなイメージ。でーも、ここではなんとなーく泥ダイバー気分…か〜もしれない。

兎に角、ヒレで海底を蹴ったらアウトです。
わーーーーーっと砂泥が巻きあがり、前も後も見えません。ステキです;;;た〜ま〜やぁ〜@声カスレ気味。

さて、本日お借りしたカメラで その紫津浦を撮って来ました。
明日、写真UPと伴にご紹介させて頂きます(予定)お楽しみにー。

 

ワタシが みたもの 04/02/12 (木)

無い知恵と フトコロを絞って、この度 おnewのデジカメ購入計画中。
勿論水中で撮影出来るよーに、ハウジングがあるヤツですよ。
これでですね、やっとワタクシも自分が目にしたモノモノを陸地に持ってあがれるというワケです。
ココロの芯を シビレさせたのはこれだと、人様にお披露目もできちゃうワケです。
ワタクシがヨボヨボになっても、胸深く刻んだ景色を形にして、枕もとに飾っておけるワケです。
ほんでー、
棺桶にも持って入れるワケです

(1)ソフトコーラルが左右から手を広げるトンネル半ば辺りより、出口を見る景色。
(2)左の瀬の青い砂漠。
(3)ボート潜行時、エアーと伴に次々と沈んで行くダイバー。
(4)海から見上げたボートの青い影。
(5)海面を叩く無数の雨粒の輪。

そーだよ、それと あの時岩を叩く波がもうもうと膨れ躍るのを、海の中から見上げた景色とか。

そんなこんなを、ずっと陸地に連れてあがりたいと思ってましたの♪
…これって、ワイドレンズってヤツもいるのかな?

 

100g ○○円ナリ 04/02/04 (水)

先月の初Diveの夜、お風呂に入って我が身が内出血の縞々になっているのに気がついたのよ。
縞々模様は肩から上腕にかけてなんだけど、左上腕には縞模様に加えて丸模様もあるやん。それってドライスーツの下に着ていたトレーナーの皺と、ドライスーツの排気口じゃん。

で、やっぱりというか 先日のDiveの後も、ちゃーーんと上腕に内出血縞模様が。

水圧によって出来たものなんだろうけど、海の中でドライスーツが貼り付くなぁとは思っても、痛いなぁとは思わないものなのね。
スーツの中にエアーを入れたらいいのだろうけど、かつてドライスーツでナイトDivingをした際、スーツに入れたエアーが首から漏れてフードに溜まり、深夜の海底頭サイダー状態体験をした経験は、そう簡単に忘られられないオソロシイ思い出。
あれ以来、本来怖がりのアタシはドライスーツの中にはあまりエアーを入れないで潜っておるんですわ。

スーパーで真空パックになって売られているハムやベーコン。
ぴっちりパックされ、肉にビニールが貼りついている。

アタシのカラダのお肉もさ、海底で、こんな風になっておるんだわ。
と、真空パック加工肉を、とても他人とは思えなくなっている此の頃です。

 

うみうし 04/02/03 (火)

ウミウシとは何か。はてさて何者か。
海に潜る前、ワタクシの頭にウミウシとアメフラシとナマコの区別がよく解らなかったです。
とにかく海の中にいる、得体の知れないぐにょぐにょ系生物で、食べられるのがナマコ…そんなイメージ。

今のワタシは、それらの どんなのとどんなのがどれかっての位は解ったけども、やっぱり詳しくはありません。
まぁ、無抵抗に海底に転がってて、口なのか肛門なのかよく解らない前後を持つ食用生物がナマコ。
でー、春にラーメン風卵をわんさか生み、ナマコと違って顔って位置がちゃんとあり、時々ぐぐっと立ちあがって見せるヤツがアメフラシ。
ほんでー、小さくてカラフルお洒落系、海の宝石とまで誉め千切られて、ダイバー達のアイドルの地位を獲得し、写真をバシバシ撮られているヤツがウミウシ。

スイートジェリーミドリガイ 撮影T.Tさん

…かなー@超適当。

先日のダイビング、あっちにも こっちにも、ほらここにもとウミウシが次々と登場。
確かに見てキレイで可愛いなものが多いので、見付けると なんだか好い事がありそうな気持になります。
それは丁度、海岸でキレイな貝殻を見付けた時の気持ちに似ているよーな気がします。
貝殻を拾うと誰かに見せたくなる様に、やっぱりウミウシを見付けた時も、誰かに教えて見せたくなるのまで一緒です。
ナマコの方が美味しくて高いモノなのに、どうして食べられないウミウシに惹かれるんでしょう。

ウミウシってのは貝殻の無い貝だそうで、殻がなくっても、ちゃーんと貝ってのは宝物みたいな魅力があるんだなぁ と、しみじみ感心してしまいます。

 

洞窟でかがやく魚群の はしら 04/02/02 (月)

狭くて暗い場所が嫌だとは、普段思う事ないのですが、ワタクシ青海島ダイビングポイントの中で洞窟コースはチョット苦手。
洞窟内は水深が結構浅く、波のある日は何かに掴まっていたい程カラダが波で揺れまくりなのと、やっぱりあの閉塞感はコワイのね。
ここで何かあっても、まっすぐ水面に上がれないんだわ…と、考えないよーにしよう 考えないよーにしよう…と念じるココロに反比例する不安感。ダメです。コワイです。心臓がパクパクするのを押さえられません。

そう深くも無い洞窟内、しかし水中ライトが無いとまっくらけの洞窟内。
アタシはね、あおい海が好きなの。アタシはね、お日様の刺しこむ海面が好きなの。
…と、ぶつぶつ呟きながら、毎度洞窟の玄関先で皆が出て来るのをウミウシ探すふりして待つ事にしてます。

が、ベタ凪ぎの昨日は洞窟内の揺れも無く、岩肌にウミウシ満載でアタシはチョット機嫌が良く、ちょ〜っとだけ ちょ〜っとだけねとジワジワ洞窟奥へ。
すると、その洞窟の奥でインストラクターMちゃんが、アタシに向って
チョィチョィ♪と手招きしてるではありませんか。

その手招きの先にあったのは、インストラクターSさん&Mちゃんがニ方向からライトアップした魚群の柱。

名前はハタンポ。

不思議なものがあるものです。こんな真っ暗な洞窟の奥で、魚が大きな円柱状に群れている
ワタシの好きなキビナゴの群れの様に海を吹き流れて行くのでもない。
帯を広げたように続くカマスの群れとも違う。
キレイカワイイ代表選手のソラスズメの群れとも、全く違う静かな美しさ。
波に削られた海の底の暗い洞窟奥で、キラキラとライトに照らされた魚群の大きな柱。

いろんな魚の群れがあるのですね。こんな神秘的な群れもあるなんて。

綺麗 綺麗 キレイだわ!と、アタシは又、ぶつぶつ呟きながら、すたこら洞窟玄関先へお先に戻り、他の皆がこっちに帰ってくるのを、じーっと待っていたのでありました。
だってさ、やっぱり洞窟奥は
コワ〜イんだもん@明日も続きをまた書くよ…(笑)。

 

 二月の海へ 04/02/01 (日)

波打つのを忘れたかの様な 2月の海

何はともあれ本日は、真冬の汐で頭を冷やしにGO〜。

かきんと冷えた二月の海は、波打つのを忘れたかの様に凪いで迎えてくれました。
まぁ、それはエエんです。

えーっと、真冬の海に錘を付けて身を沈めるってのは、一見 確かに難行苦行自虐行為風の様ですが、ドライスーツの中はちゃんと普通に服を着てるんで大丈夫なんですよ、何度も念を押すように書きますけどね。

二月の初日の麗らかな日曜日、山口県長門市青海島には、相変わらず観光客のおっちゃんおばちゃん御一行様がぞろりぞろりとやって来て、青海島の奇岩&絶景を楽しんで行くのですが、この時期奇岩と同じ位に真冬のダイバーをじろじろと上から下まで眺め尽くしてゆきます。んで、

なんぷんかんもぐっていられるんか?
どのくらいのふかさもぐるんか?
さむくないんか?さかながおるんか?
なにをとるんか?
おきなわにもいくんか?

と、子供電話相談室。オラはリカちゃんか?

ワタシ達凡人やけんね。海で遊びたいだけやけんね。
観光旅行の開放気分万歳、人懐っこさ200%なおじちゃん等は、真冬のダイバー(珍獣)が海に沈むのをワクワクして見守り、我々は重たいタンクを背負い、なんだか気分的にもよろよろと海に沈んで行ったのでありました@明日に続く…(いつものパターン)