2004/04 Diving Log

胸 押されるような 04/04/16 (金)

海の中からの帰り道は、あと少しでオワルんだ オワルんだ…と切なーくなります。
今度、ワタシがここに来られるのは恐らく1ヶ月後。
ぎゅーーっと凝縮した時間は豊かだけども、こんなに直ぐに終わってしまう。

目の前に浮遊する、エンドウマメみたいなクラゲを見送る。ブーメランみたいなヤツもいる。お前は一体ナニモノなのだと凝視する。
腰辺りのダイエットが必要なブタアメフラシを見付ける。
岩の間に並ぶ作り物様の卵を見付け、ハッチアウト後の、ヤリイカのボロ屑卵の残骸を見詰め、誰がこんな所にラーメン捨てた?風のアメフラシの卵を見付ける。
いつもこうして海は生きている。全てに表情があり、一つ一つに意思がある生命である。生き物ともなんとも解らないヤツも、それはそれで、なにやら 深ぁあーーく考えて生きているように見えたりもする。
仲間のフィンの動きを眺め、揺れるホンダワラを掻き分け、海面の光りを見上げる。

君等は一体ナニモノなのだ。

ナニモノなのだ ナニモノなのだ。

それはなんだろう なんだろうがワタシの前にエサの様に落ちている。
本来臆病な このワタクシが、つられる様に、拾って歩いてゆきそうなきがする。
知らない事が多すぎて、それはとっても嬉しくて、何時までも知らない なんだろうがワタシをワクワクさせていてくれますように。

それは、海に限らず何事でも。

 

16Mbの あえぎ 04/04/13 (火)

…と、書くと(昨日の日記)ワタクシがまるで海の中を自分の庭の如く振舞っているゲでしょう。
じぇーーーーーん じぇんチガイます。
なんの事はない。
暫く昼間に陸地での写真のみ撮影していたモンで、すっかり海の中の撮影の仕方を忘れておったわ。

大笑い。

強制発光どうするんだっけ??

オンナ39歳 海中ボケ。

学生時代は遥か100万光年の彼方に消え去ったのに、あぁ 何事も予習復習 反復練習がダイジなのね。
いやしかし…

くそー くそー 操作がわからんぞー!

困ったワタクシ。
只管 ウミウシを見つけ次第いじり倒しておったってワーケ。

んでー、二本目洞窟コースでなんとか数枚海中写真練習が出来まして、めでたしめでたし。

所で…。ワタシはデジカメを購入時についていた、カメラではフイルムのあたるピクチャーカードを16Mbのまま買い足しておりませんでした。それでは普通相当少ないものなんです。
だからですね、この度ワタクシが撮影した海中写真、皆様がHQで撮影する中で、SQにて撮影してみました。
むちゃくちゃ画素数低く、拡大したらドット絵です。
しかし、そのままでも一つのサイズが70kb程度におさまるので、PCに落とし作業すると、非常に軽くて簡単。印刷する目的でなく、HPに使う写真とすればかなり扱い易い。

ふむふむ…なかなかエエではないか。な〜んて、最後にほざいてみました。
にゃははのは。
注文してるピクチャーカード、入荷のお電話首を長くして待ってまーーーす!(ショップ様へ)

 

すっかり 子供化 4/04/12 (月)

エントリー後、そこは雪でも降る如く、プランクトンと海月ばかり。

ワタクシの大好きは左の瀬(砂地)コースへ進んでも、手を変え品を変えてのプランクトンと海月づくし。
濃厚なるイノチのスープ。
いや、、、シチュー。

いやいや、そんなことより岩場はウミウシ王国。よーし よーーし よーーーし♪
愛いヤツ等よ、ちょっと待ってな。

仲間のダイバーを呼び、無理やり見せて、無理やり喜ばせる。

見せ残したウミウシは許せないので、指でちょいちょいと岩から剥がして拉致。
両手に包んで仲間のダイバーの元につれて行き、またまた
無理やり見せる。

アタシと潜った人はですね、こうしてアタシのエモノを見て、感心しなくてはいけないの。

ココロ優しい仲間は、よしよし わかったわかった…と、デジカメで拉致ウミウシを撮影する。

すると、またワタクシは有頂天になり、更なる(レアでも なんでもない)ウミウシや、時にアメフラシまで探し当て、無理やり見せるのである。

こうしてですね、一本目、ワタクシは自分の持っていったデジカメで 写真を一枚も撮らず(作業せず)、ただただウミウシを愛で、遊びころげていたのでありました

…明日に続く… photo by かおり 

 

うみで笑う いちにち 04/04/11 (日)

晴天の日曜日、
日常雑多と労働心痛で
腐りそうなココロを汐に漬けて来ました。

少なくても、月に一度
腐り止めを施さないといけません。

手段は酒ではいけません。

てな 言い訳。

 

 

先日買ったデジカメを握り締め、
行くよ我 ココロ晴らしに青海島。

 

車は走るよ
たったらたったったー

 

 

春いっぱいの海は、
クラゲとプランクトンの
濃縮還元ジュースでした。

イノチの果肉入り100%。

(つまり透明度最悪)

 

しかし!

ココロの透明度は今日の青空みたいにすこーんと抜けました。

 

今日はいい夢みれそうです。

ウレシイナ。

 

…明日に続く…

 

photo by かおり

 

春の海の ナマコ立ち 04/04/08 (木)

春の夜の晴れたそら。星が零れんばかりに瞬いているのであります。

そう、先日 この空には ぼっこりと驚く程にまるい月。
みごとです 空の満月。みごとです、これを見ないと大変勿体無い。

そう、勿体無い。勿体無い事をしたんですよ、アタシ。

なんでもこの時期、夜空に満月が浮かび大潮になる時期、ワタクシが個人的に興味深いナマコらが、と立ち上げリ一斉に放精するのだとか。
あー!見たかった!大変見たかった。
顔とも肛門ともつかぬ姿で海の底に只転がって生きている、無抵抗軍団ナマコ。

野に一面の 春のひかり そして青空

足ヒレで蹴飛ばされても、摘ままれても、あぁ〜れぇ〜〜〜…とも言わず、されるが侭のヤツ等。
その晴れ姿を見逃したなんてっ。

テレビでは見た事があるんです。
なるべく自分のイノチを遠くに運ぶ為、大潮の時に立ちあがり、放精すると。
頑張っても20cmも立ちあがらない踏ん張りだろうに、努力と根性のナマコ立ち。
あぁ 海の中で君等を励ましたかったよ。

今日、ダイビングショップにお邪魔して、ナマコの晴れ姿話を聞かせてもらいました。
あっちでも、こっちでもナマコらが立ちあがって凄かったそうで、更に後日は何時にも増して、皆々ぐ〜ったりと転がっていたとか。あーっ 見たいっ 見たかったっ。

えーっと、ご連絡。
来年の4月大潮の頃、ワタクシビーチFDしますんでぇ、忘れないように今から予約入れときます。お願いします。
<ショップ様へ>

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