2004/05 Diving Log

今日も海ネタ 04/05/13 (木)

潜っていて、その柔らかくて華やかなミノが目立つサガミミノウミウシ。
被写体としても最高なので、ワタクシこの子を見つけると、ほっとするのです。
嬉しくて。

先日、そのサガミちゃんに良く似たウミウシを密かに発見♪
ふふふ…撮影せねば!
と、撮った二枚の写真が→のものです。

所が、後で これはサガミミノウミウシの
禿げた姿だと知って愕然。

へーーーーーーーーーーーー!

ウミウシって
禿げるんだぁあ!

 

禿げた他のウミウシもいるのかな?
ミノのとれたムカデミノウミウシとかさぁ…他にももっと…

ウミウシのミノが撮れたら剥き身じゃん。
元々貝殻の無い貝なのに、防衛手段の刺胞が取れた禿げミノウミウシなんて、全く丸腰丸裸。
この姿は一体どうしたんだ?君っ!
米軍に虐待されたんだったら、こりゃ皆々で 手に手を取って立ち上がらなくてはならないトコロよ。
(なーんつって…)

 

痛々しくて可愛そうな禿げミノウミウシ。
そのウミウシの辺りに、抜け毛…じゃなかった 抜けたミノは一つも落ちてはいませんでした。

初めて見るウミウシかと思った…のだけど

それは 痛々しくミノが剥げてしまった サガミミノウミウシだった…

 

海の貝 陸の貝 04/05/10 (月)

昨夜、雨が降りました。

嬉しそうにナメクジが庭を歩きまわっております。
迂闊に石なぞ持ち上げたら、カラダの芯までぞっとする、あの むに〜ょりとした感触を味わってしまう事になる。

あぁ おそろしや おそろしや。
陸地のウミウシなめくじ。

 

さて、先日撮ったウミウシの写真をですね、じっくり一枚一枚見ていると、本来むちゃくちゃ小さい生き物なので、海の中では確認出来ないカラダの詳細を、ほっほーー!と、知る事が出来ちゃったりする。

上のサガミミノウミウシなぞ、ミノが透けておるではありませんか。
あの、微妙なピンク色は、こんな具合になっているのね。
シースルーのカラダが色っぽい。

あ、そうそう。
ウミウシって小さい小さいって良くワタシは書いているけども、どのくらい小さいのかってゆーと、小さいヤツは胡麻程で、それなりにデカイ種類もあるけども、大抵は指で摘まむのも躊躇されるサイズ。

下の写真、黒いにゅーっとしてるのがダイバーの人差し指。
ほんで、その左隣にいる肌色のヤツがウミウシ。

こんなに小さいんですわ。

広い広い海の中で、こいつらを見つけると嬉しいのよね〜♪
庭でナメクジを見つけると、とっても哀し〜んだけどね〜。

コイツは あっちこっちにいるけど 何時見ても可愛い

目立たないチビウミウシは カメラの液晶画面を覗くと 何所にいるのかさっぱりわからん;;;;

 

もーっと 撮れば良かった 04/05/09 (日)

ムカデミノウミウシ 名前はイヤだが 美しいウミウシ

デジカメなのにその威力が発揮出来ず足をバタバタさせたい気分。
←のウミウシ達、撮影時 光りの少ない海底でやらねばならない強制発光撮影がきちんと出来ておらず悔しい限り。

まぁいいのだ。
デジカメだもんね ふっふっふ…
お家に帰って画像を加工とかして 美しくしちゃうんだもんね ふっふっふっ…

とかなんとか思っていたワーケ。

所がうちのPCは御老体。
画像編集ソフトを動かすと、目を回して凍りつく。
画像編集してるのか、強制終了遊びをしているのか全く解らん。
こんなに何度も強制終了していたら このPC、ドカーンと爆発するって言うオチが来るのではないだろうか、、、なんて古い漫画ネタのよーな心配までしてしまう。

結局、購入時からPCに入っていた画像編集ソフトは全く使えないのに容量だけ無駄に食うので捨てちゃいました。

瓦礫は不燃物、ビン・カンは資源ゴミ。
新聞雑誌は紙ヒモで十字に結ぶ。
ガスのカンには穴あけて。
使えないソフトはアイインストール。
正しい主婦は正しく捨てるのが鉄則。

兎に角これで あぁ、これで…

アタシは丸腰やんか。
いいソフトが欲しいよぉー。
新しいPCも欲しいよぉー。
撮影した画像を綺麗に加工とかしたいよぉおおーー!折角撮ったのにぃぃいー!

あれ…昨日はワイドレンズが欲しいとここに書いたばっかりやん。

こいつは 目立つ!比較的でかいから…

物欲の塊なのかしら、、、ふむ、、、欲も生きる活力よん♪(明日も潜りネタ 続くのかな?笑)

 

青い砂漠や カジメの風 04/05/08 (土)

昨日は仕事の渦で溺れてました。
生きるってタイヘンネー。
で、今日も昨日に引き続き、怒涛の労働。
よろよろと自宅に戻り、全身全霊の回復を願い 夕飯を1日分くらい食べました。

ふっかーつ!

さて、ワタクシがカメラを持つ前、なんで皆海を撮らないんだろうと不思議で不思議でなりませんでした。
カメラがあるなら、その体験し得た海の世界を陸に持ってあがれる筈なのに、ほら、アタシの大好きな大好きな、すっごく綺麗な小魚の群れや、光り揺れる水面や、ばっさばっさ躍るカジメ。岩に砕けた波が煙の如く吹き湧く姿や、広がる青い砂漠のよーな砂地の写真…が、一体なんでこんなに少ないのか。

(こっちの)海の写真はとっても少ない。

その変わり、海中の生き物の写真、特にウミウシと言う食えないヤツ
の写真は驚く程ある。
なんでなんだろう。

…って。

ほんでー、自分がカメラを持って少しだけ納得。

まず、広がる景色撮影には 別売りのレンズ(フィッシュアイ)を買わなくちゃならないらしい。おまけに高い。
撮影にしても、海の中でってのは思う以上に難しい。波やうねりでカラダがヨタヨタするんで浮遊したままでの撮影だとぶれまくり。着底しても安定しない事もあるし、着底出来る場所ばっかりじゃないから随分歯痒い。岩壁でいい被写体を見つけた時なんて、アタシは浮いたり沈んだりを繰り返して、一人アホの様になってるもんね。

こんにちはー 

あでやかー

泳ぐ魚や狙い難い群れよりも、動かなくて可愛いくて種類も多いウミウシは撮影しやすい。
ヤツ等を見つけた時もウレシイしね。

ワタシが言ってる様な、何も無い、ただ海(水)だけの写真なんてつまんないのかもしれない。
それに、ノンダイバーはテレビや雑誌でダイビングのイメージ図ってのが出来ているから、カジメゆっさゆっさ透視度10m程の青海島海底写真なぞは、なんじゃこりゃー!と松田優作の口調で立ち上がる人がいるかもしれない@古;

しかし、おばさんはオモウ。ワタシが陸地にもってあがりたいのは、ウミウシもいいけど海そのもの。
ワイドレンズが(いつかは)欲しいよぉおー!
将来憬れのワイドレンズを買う為に、これからも働こう(あれ、家計は大丈夫かぁあ?)…って事で今日のトコロは幕。

 

ダンゴより 海 04/05/06 (木)

目を惹く マツカサウオ

此の頃、ワタクシの潜る青海島で話題になっているダンゴウオ。
しかしと言いますか、ワタクシはその時期話題の生物に何故だかなかなか逢えないんですね。

ハナイカにしてもそうだし、イザリウオだって青海島では見てないし、紫津浦でポピュラーなクサオウだって見てないぞ。
ミジンベニハゼに至っては、呼ばれて喜び勇んだワタクシが、見事ミジンベニハゼの上に着底するというマヌケぶり。

あの時はスタッフSさんMちゃん二人の
ぉおぉああああああーーー!!!
ってな叫び声(合唱)を海底ではっきり聞いたもん。ミジンを見るよりも叫び声を聞いた事に随分感動してしまったYO。

で、今回。
すくすく育って連日登場していたダンゴウオはきちんと留守して逢えず仕舞い也。

…やっぱりね…

でも、ワタクシは全然へーき。

理由は簡単。
一番には、ワタシは(青海島にての)レア生物の価値をきちーんと解ってないから
@自慢にもナンにもならん。猫に小判の見本みたいに、海だからいるんだよねーって思ってしまう。ダメだね。

でー、ワタクシのダイビング価値が 普通なら行ける筈の無い海の中に行くことと、見る事など無い筈の辺り一面の世界や、それ全部がワタクシのカラダを包む感覚に今だ全く飽きる事無く満足してしまう事にあります。

これもやっぱり目を惹く ゴマフビロウドウミウシ

もー理屈じゃないのね こんなのは。岩場でごっぽんごっぽん揺れるカジメを見ると、風が吹いてるみたいだぁ と、見惚れるし、魚の群れは見ただけで幸せになれる。
来てよかったなぁと思う。
仲間のエアーが私の下から ころころぼこぼこ転がってきたら、キャー♪きゃー♪と思ってしまう。
エアーの消費が人一番早い事に青ざめる事と同じ位、全く無価値な当たり前の光景に浮かれ続けるんだろうな、ずっとそうだろうな と、思うですよ。はい。

そーだ、今回(も)やっぱりエアーが切れそうだった事で、サバイバルじゃんと不安で一杯になって結局途中浮上したんですけどね、ついでに足も攣って今でも相当痛いんですけどね、浮かんでもちゃんと泳いで戻れるってのが、とってもよーーく解りました。

ワタクシはこんなだから、一つでも よーく解るってのが大事なのね。きっと。

しつこく明日に続く…

 

きいろ うみこちょうが 撮れたっ! 04/05/05 (水)

日曜日を含めて4日間だったワタクシのGW。
雑多な日々に戻る前に、きちんと頭とココロを清めなくてはいけません。

勿論 汐で。

小さい声で言いますが、こんなワタクシも、今日で60本となりました。
早いものです60本。

でもね、思うんですよ。

これはアタシの性分でもあるので、きっとこれからも 波を見ては目を回し、水面移動しては汐を飲み、潜る以前に沈めない…そんなダイバーやるんだと。

本来海の底などに、お邪魔出来る様な勇敢な人間じゃありません。
物凄く臆病で、無駄な心配ばかりして生きているよーなヤツです。

全くアタシって そうなんだと、海の底でしみじみと再確認してるんですよ。
毎度毎度。

おじゃましまーす@揉み手

おじゃましまーーす@擦り手

そんな感じで チョックラお邪魔してる。

 

さて…

Myデジカメを持って三度目のDiving。
ワタクシはね、カメラが無い頃、若しも自分にカメラがあったら、こんなモノやあんなモノが撮りたいなと常々思っていたんですよ。
それは全く凡々で、ダイバー的には無価値なモノばかり。

例えば水面。そしてダイバーの泡。
ボートの底や浅場に注ぐ光りの波紋なんかね。

なかなか写真に撮らないで潜っているけど、海で揺れるたくさんなモノモノを、ワタシは すっごい綺麗だと思っている。

ほんでー…

全く無抵抗軍団ナマコやアメフラシだって、今でも ぬいぐるみみたいに可愛いと思ってるよ。

それがヨタヨタと潜っている、39歳永遠の初心者ダイバーのキモチです

さーて… 明日に続く。

トウシマコケギンポ こんにちはー

キイロウミコチョウ コマ粒ほどの おチビなウミウシ

鮮やかなウミウシ セトリュウグウウミウシ