2004/09 Diving Log

主婦ダイバーの つぶやき 04/09/23 (木)

海に向かって吠えそうになる休日。
秋雨も、太陽で暖められ 海から生まれたものならば、アタシはこの犬連れてずっとこの道歩いていたいぞ。
そーして、アタシは 朝夕 家に戻りたがる犬を引き摺りながら、長ーい時間散歩しました。

とぼとぼとぼとぼ…@in秋雨

今日の相島は秋の気配があったそうですね。
魚の吹雪は綺麗だったでしょうね。
お魚さんだけでなく、なんだかんだと盛りだくさんだったそうで。
いや、それにしても、アタシが言うのもナンですが潜るコトがその人の人生をですね、染めるかどうかは解らないもんです。
思い出しても このアタシ、あぁ これまでに、あんなことこんなことどんなことそんなこと…

あぁ あぁあぁあああああああああ…@in脳裏

今日、再来されたSさん。次回は是非ご一緒しましょう!楽しみにしてます。奥様もいらしてね♪
そして瀬戸内の海にも、そのうち潜ってみたいものです。
海の色が、海によって違うってのを自分の
の目で確認したいものです。はい。

 

アドバンス講習@海の中で海をみるの巻 04/09/21 (火)

洞窟って近いんですね。

いつも、まったりウオッチングしたり写真撮ったして移動してるから、なんだか距離感が掴めなかったですよ。
で、アタシは、よく洞窟やトンネルで残圧が少なくなって、一人で大騒ぎしてました。
「残圧70!!」「残圧60!!」と振り向く度に訴えて、最後には泣きそうに
「残圧50になったああああ!!」と、目を剥いて激しく訴えておりましたからね。
Sさん、MさんのOKサインの微笑みの意味を深く知りましたよ。
この日、洞窟を出る時残圧110。エグジット時95。
なんだ、たったの15できちんと陸地に戻れるんだわ。落ち着いてさえいるならば。

そう、落ち着いてさえいるならば、敵わない自然の力は無理としても、自身に起こるトラブルは対処出来るって事なんでしょうね。
それがなーかなか出来ないんだけどね。

ナビから戻り、もうすぐエグジット。
アタシはもう一度やっておかなくちゃいけない事が 只 一つ。
狭いお風呂で夜な夜な練習を繰り返し、とうとうお尻を擦り剥いた あの血と涙のマスク脱着。その復習。
前回海洋講習でも外したけども、やっぱり 海水の入っていないマスクの中に、自らの手で海水を入れ、ぱっくり外すのはオソロシイ。外した時より、外す瞬間、そして外してレンズの中に海水が入るのを見るその時、あぁもう駄目だわ駄目だわ、ぉおぉおぉ…ずぶずぶ海の中で無抵抗な気分になってゆくのです。
既に全身海の中にお邪魔してるというのに、アタシはマスクの中の小さい空気溜まりに陸地を引き摺ってて、マスクの中に海水を入れると 
あぁ ああああ…海だああ!と、ワケのわからん事を思ったりしている。

そしてマスクを外しても、呼吸は出来るのだという一番大切な事を忘れそうになる。

マスクを ぱっかり外し、ド近眼のアタシは靄の海を見る。
そして装着、クリア。

この日、スコールの様な雨が海を叩き、稲光が海の中で光っていたり。
それでも、こうしてアタシのアドバンス講習は終わりました。
39歳になっても、出来ない事をやってみるってのは、とても気持がいい事です。
永遠の初心者でいようという気持は、やっぱり変わりませんけども、講習をやったよ!という事に大変満足しております。お世話になりました。Sさん、Mさん有難うです。
次回のダイビング、未定ながら とても待ち遠しいな。

 

アドバンス講習@やっぱり海草は揺れているの巻 04/09/20 (月)

ナビゲーション。いざ洞窟へ。
目指すは<0°>北の方角。

<0°>に進み、瀬を見付けて切れ目で更に<0°>の方角。
そして新たに瀬を見付け瀬沿いに進んで三角岩から<90°>。そして岩の切れ目を左に曲がり次右へ。
そしたら洞窟到着よ。

って何度も聞いた事を、頭で反芻しつつコンパス<0°>に合わせてアタシは進む。
進んでみるが、お前ら一体 瀬なのか岩なのか なんなのか。
なんだか見れば見るほど、どいつもでかくて岩と瀬の区別が解らん。こいつらつまり 全部 岩じゃん。
オマケにやっぱり 目くらましのカジメがゆさゆさゆれとるし。

固く握ったコンパスと、固く頭に刻んだ方角<0°>。
おかしいぞ おかしいぞと思いつつ、岩も瀬も蹴飛ばし乗り越えて、ひょっこり見下ろすその場所に 見覚えある洞窟の入り口が こんにちは♪
おぉ!お前はこんな所にいたのか!?
岩の切れ目達はどうしたのだ。三角岩は何所に行ったのだ。水路はどこだ。

どうしたのだじゃないのだ。
岩も瀬も、海草も何もかも乗り越えて、アタシこそどうしたのだ。直行便で洞窟に来てるし。
でー、瀬に戻る事数回、三角岩に戻る事数回、岩の曲がり角間違えて迷い道くねくねぇ〜〜〜〜〜♪渡辺真知子
@古すぎ… 

岩にさ、生えてる海草がさ、右に揺れたり左に揺れたりしてさ、そしたら 髪型を変えたオンナと同じでさ、顔が変わるから瀬の顔がわかんなくなるのよ。
と、言う イイワケ 駄目?

…戯言はまだ続く

 

アドバンス講習@海酔いの巻 04/09/19 (日)

地面がぐらっと揺れるのは、低く茂った海草の為。
うねりは抵抗を感じるだけで目に見えないが、海草はまうねりを姿にしてしまうので、海底は拍動する眩暈になってしまう。

講習項目ナビゲーション@in海草。
コンパスを手に持ち120°ごと△に進んで元に戻り、90°ごと◇に進んで 又、元に戻るってのをやる。
濁りまくりの海の中、向こうが見えんし うねり付き。
見たくも無いけど見えるのは、手に持つコンパスの真下で
びっしりと、一斉に揺れる海草たち。

つわりって辛かったな。
寝ても覚めても吐き気がワタクシを包んでくれたわ。
まるで 今、ワタシがいるこの海の様だったわ
@おえおえおえおえおえおえおえ…
アタシはお前たち海草の様に、毎日流れに逆らわず、揺らされるままに、そして根っこは抜かれないよーに踏ん張っておるのよ。同士だね。
君等も海が好きだろう。
アタシも海が大好きだ。
しかし 今、真面目にナビやってるアタシは強く思うよ。今君と友達にはなれそうにないってさ。

お前達の揺らぐ罪は大変重い@おえおえおえおえおえおえおえぉぇぉぇぉぇ…∞

…戯言はまだ続く

 

75本で 祝@アドバンス 04/09/16 (木)

ずっとアタシはスクーバーダイバー(初心者)でいるつもりだったんです。

毎度海にお邪魔する度に、こりゃアタシは永遠の初心者だわ…って、ずーっとそう思ってましたからね。
でも、トラブル時の対処を知る必要があると、潜る度に感じる様になりましたね。知る必要と言うか、
出来る必要と言った方が正しいですね。

正直な話し、ダイバーのCカードの初心者ランク、NAUIではスクーバーダイバーですが、海洋講習3日間(6本Dive)で このワタシについて言えば緊急時の対処を会得したとはとても思えません。
講習中で、SさんもMさんも しっかりワタシに教えてくれましたが、なんせワタシ本人が軟弱モンですからね。

下半分辺り、どっさり群れている小魚達、見えるでしょうか?塵屑みたいなのが全部魚です

海の世界は素敵ですが、マスクが外れたら死んでしまうよーな人間(アタシのこと)が、果たして海の中にお邪魔しちゃってもエエんでしょうか…ってのが何時も頭に引っかかっておったワケです。
引っかかりながらも向上心が無く腰の重いアタシ。
トラブルが怖い癖に、講習受けるのもココロの準備の時間と、ダイビング本数が必要だったんですよ。

余談ですがね 随分前の事、アドバンス講習を受けた人から、何気いろいろこのクラゲ頭で聞いた事に、
「アドバンスはね、マスクは勿論外すんよ。で、BC脱着もあるんよ。兎に角海で外れるモノはみんな外すんよ。」
そう聞きまして、トンチンカンなアタシは、その夜の夢を見ました。
夢のタイトルは、名付けるならばアドバンス講習。
正しくワタシがアドバンス受講中で、海底で頑張って
スーツ脱着をしとるんですよ。
もう、外れるモノは兎に角全部外して、装着するのだ!と、とっても真面目にソレをやってました。
夢から覚めて、さすがにスーツは 海で外れたり脱げたりする事は無いだろうと驚きましたけどね、その位アドバンスを受講をココロの底で意識していたんですね。

いや、それでも終わってみてやっぱり強く思うのは、習う時は心構えがあってやっているのであって、実際トラブル時に対処出来るのかなーという事。
アドバンス講習終了の感想は”アドバンス講習をもう一度おさらいしたい”でした。

マスクをどりゃーーっと外して、三回くらい投げ飛ばし、拾って装着すかさずVサインで決め、乱立する岩々や揺れ惑わせるカジメにもワカメにもホンダワラにも負けず、どんな海からでも笑いながら戻って来れるよーな、ウルトラマンなダイバーになってみたいモンです@夢の夢

…戯言は明日に続く

 

夢の中でも 飛んでしまう 04/09/11 (土)

海の中のイキモノになる時間 (浮遊するSさん そして被写体を狙うTさん)

海の中を行く時は 飛べないアタシも飛んでいる。

透視度の良い時、見下ろすとずっと下の方にダイバーが見え、仲間の吐出したエアーにわっと包まれて 全く何も考えない、自分自身に起こっている”今”を体感するだけになる。

人の中で自分が磨耗しない様、綱を引いたり緩めたり、バカになったりカバになったり。
人間とはくだらなくて そして大変忙しい。
人を読んだり読まれたり、平気で笑って人間の皮膚が厚くなってゆくと、その内で吐出したいモノが熱をもち とてもとても苦しくなります。

青い中で、見る筈の無い波の奥に夢中になる事、何にも掴まらずに海を飛ぶ事、無駄な事は考えず 今がいっぱいになるのはとても素敵。

それに加えて昨年は、四国柏島ダイビング旅行の最終日、朝潜った竜の浜の 青く広がる海の砂漠を行く時、アタシは”今”もっのすごく幸せだ!と思いました。
大人になってそんな
”今”を感じる事は非常に珍しい。
思い返してもこんなに、静かに感動する思いは子供を産んだ時です。

この日、重なる魚の群れに更に魚の群れが押し寄せ、この今の事を どう陸地にもち帰り、新鮮な侭抱いてゆけるだろうと、ずっとずっと見続けてました@…書く事は 終わらない…

 

やっとネットに繋げました 04/09/10 (金)

波は、海と外との間でいつも揺れている。

その戸一枚くぐる時、アタシは何度潜っても真剣にビビッっている。
そして可笑しな事に、中に入った瞬時に忘れ去っている。
波の上とその下は、意識の世界が全く違う。

現実で非日常。

月や星にでも行った程、全身が異感覚に包まれるから、考え方をリセットするのには丁度いい。顔を洗って出直せとか、頭を冷やせとか言うけれど、腐った時カラダの一部に ぴちゃぴちゃと水を掛けてもきっとムダ。

こんな風に、全身海原に飛び込んでみるとエエんよ と、つくづく思う。
やってみそ♪

アタシは花吹雪の様な魚の乱舞が大好きだけど、おんなじ位に見上げる海面が好きで、この日も 頭の上に掛けられる波と光りの模様を見上げてみたり、船底の影絵を楽しんだり。
(嬉しい事にIさんがその時を撮影して送ってくれましたので、ご覧あれ。)

エグジット時、海面と海底の景色を惜しみつつ浮上して行く時は、全く空を飛んでいる様です。何にも掴まらずに浮いている不思議。

こんな体感を他で味わえるのは、夢の中か それかアタシからふぅと魂が抜けたときかな。
それならば、浮上してあの光りが編まれ揺れる海面を割った時、アタシはさて、どうなるんだろ@…続く。


報告***台風の影響で7日〜9日までインターネットが出来ませんでした。
なんともマックスな台風で、腰が抜けました。
皆様、大きな被害はありませんでしたか?
うちは暴風で近所にいろーーーーーーんなモノが舞ってました。
で、、、車に街路樹が倒れ、来週車の修理です…死ぬかと思った(x_x;)

青い中で 頭も心も綺麗になります

光り揺れる海面と、ボートのシルエットは大好き

+++画像+++海でご一緒になるBlue World Iさんに撮影して頂きました+++
+++(クリックにて拡大します@オマケつき 笑)+++

 

相島 BLUE 04/09/06 (月)

台風を迎える海原を進む漁船は、カラダ揺さぶって笑うから、ヤケクソ気分も更に高まる。

波が船を持ち上げては落とす度、ヤケクソと開き直りが交互にやってくる。
今のアタシにぴったりかも と、思ってみたりもする。

そうです。この日 萩市沖合いにある相島へGO。

船に乗りこむ前、「時化てるぞ」と、いつも絶妙トークが痺れるN船長がシブイ顔で迫ってきた。(常に)切迫感ある語り口なので、大波乱の海原を想像し青くなったが、島に到着しポイントに行ってみるとですね、きちんと海は荒れていましたね。

群れとBLUEの相島ダイビング(T.Tさん)

ちょっと ちょっと こりゃどーかね。海 えぐれてるやん。

って事で、別ポイントへGO。 そして沈。

見下ろすと海底が一望出来る相島を、アタシは初めてみましたね。
何時もアタシがここに来ると、濃紺に混濁した底知らぬよーな海がですね、漠々と広がっているもんで、すっかりアタシの頭の中にある相島ダイビングは、潜行時 空の底に落ちてゆくよーなダイビングだよ思っていましたもんね。
見下ろす海は、既に海底がこんにちは。
どうぞいらして さぁいらして。
はいはい 行きます。息 整ったら行きます 行きます。

何本潜っても沈めないダイバーのアタクシは、そうしてわっせわっせと身を沈めたのでありました。ああ、書きたい事が先日のダイビングから多すぎて、こりゃ なかなか書ききれないぞー…@って事で続く。

 

ワカメは ウマイ 04/09/03 (金)

青海島 洞窟 刺しこむ光りがとても綺麗@撮影Mさん(有難うです)

あの感覚は 脳味噌が戸惑っているんだろうか。

うねりのある海の底、海草が耐えず前後に揺れ動く。
それは、低姿勢で進むワタシに平行した地べたが拍動するイキモノとなり、眩暈がするのです。

見てはならぬ これは見てはならぬぞ。

目の前で、輪を描かれるよりも強力に アタシの目を回すうねりの海。
ほら、岸壁で船が出航し動き出した時、若しくは駅のホームに立っていて、電車が走り出したあの時に、船や電車ではなくて立っている自分が ぐらっと走り出したのかなと錯覚するあの感覚ですよ。覚えの無い自分の唐突な進行を、我が目で見てしまったのかと思う違和感。

ええんよ。これが今日のダイビングの序曲で。

アタシはね、アタシの中に潜っておる。眩暈もうねりうも今日は許す。
これはアタシの深みだわ(←思いこみも深い)。

兎に角ですね、こうしてヤケクソダイビングが始まったのであります@何時も通り 続くよ続く…

+++画像+++いつもお世話になってるsea again Mさんに撮影して頂きました+++
+++(クリックにて拡大します)+++

 

秋だねー 04/09/01 (水)

日曜日、萩市沖の相島でのアドバンスダイバー講習を控えているワタシ。
先月も末に潜ってるし、頭のお皿は本来まだまだ乾かない時期の筈です。
んが、今日 交替の休日だった事もありまして、発作的に海の中に沈んでおりました。
海に沈めば滝に打たれるように、洗う事が出来るかなとか思ったワケですよ。宗教ではないけども。

不愉快な事はココロに粘りついて糸をひくもんです。
ねばねばねば そして海底の海草はゆらゆらゆら。
うねりのある今日の海底、自分が揺れているのか地べたが動いているのか、眩暈すらしながらワタシは泳ぎましたね。

眩暈の海、聞いておくれ。固い陸地でもうねりがあるの。
そして眩暈がするの。
台風で、濁ってしまって視界の悪い海の様に、人間のココロの中も、海ほどにモノモノ事を浮遊させ、沈殿させているんだわ。


今日は沢山のお喋りと楽しい時間を有難うございました。
とっても誰かとお話がしたかった日なので、嬉しかったです。一緒にダイビング出来て、充実した一日でした。
又、是非是非 ご一緒させて下さい!秋の市美展楽しみにしてます。是非お伺いします。

ノコギリヨウジと お馴染み コケギンポ

Sさんのお母さんと 毎度お世話になっているMちゃん

青海島船越左の瀬コース 砂地には一面ネンブツダイ幼魚の群れが

キイロウミウシ&ミヤコウミウシ

コノハミドリガイ&コロダイの幼魚

ノコギリヨジ

Sさんのお母さんへ