ウミウシとは何か。 青く広く雄々しい海の中で、ぽちっと岩壁なぞにへばりついて生きてる生物。
なんというか、洒落たナメクジみたいなヤツ。
殻をもたない巻貝だそうで、やっぱり解りやすく言うとデンデンムシの殻を取ったナメクジ。
(素人主婦ダイバーの分別)
貝とは、ダイバーになる前はですね、綺麗な殻の方に価値があって、身は食べるものでしたね。
所がコイツ等ウミウシは、その殻が無い。 全て剥き身なのだ。
そして、その剥き身は殻以上に美しいが食えない。
なんだか 喜ばしいんだか残念なんだか解らないこのイキモノ、その種類の豊富さと見た目の美しさで、すっかりダイバーのアイドル化。
写真撮られまくり。 そしてウミウシをしこたま目に焼きつけ、しこたま写真を撮影し、大〜満足で陸地に戻ると、青海島の観光客等が、「サザエ獲ったんか?アワビ獲ったんか?」と聞いてくる。
目的や価値観の相違を絵に描いた様です。
がー、
アタシはとっても食いしん坊なので、ウミウシを撮影しつつ、横目でサザエもしっかり観ている。
捕獲はしないが、写真には撮りたい。 なのに いつも観てるだけー。。
海中写真にサザエやナマコを撮る事は、どうして躊躇ってしまうのだろう。
青海島でカメラを持って潜るダイバーは こんなにも多いのに、不思議な程にソフトコーラルを撮影しないし、旨そうなサザエもナマコも誰も撮らない。
透視度が南の海の様に無い事からとは言え、青海島の海中景観の写真も少ないのも やっぱりさみしい。
次回、アタシはダイビング本数80本。
そして二度目の成人式記念ダイビング。
でさ、思うのよね…生物に詳しくて潜っているのでは無い、アタシみたいな主婦ダイバーはさ、その海で自分が気に入ったモノを楽しめること、写真も撮りたければ撮って、それが何処にでもある珍しくもなんともない、スズメやハトみたいなもんであっても、それが総じてワタシが潜る海の絵図なんじゃないのかなぁと、思うのよ。 |