海洋生物に詳しくも無く、ダイビングも毎度よろよろと潜っては、ピントの甘い写真を撮るばかりですからね、個人的にナマコの放精を観て大変な充実感をもっておりますが、さて ワタクシの語りでその思いが伝わるかどーか…@前書き
少し前、ショップのSさんより、「ナマコの放精はナイトダイビング時に終わったよ。」と、そう聞いてましてね、確か昨年は昼間放精した癖に、気紛れなイキモノよなぁとがっかりしていたんですよ。
この度、潮も中潮になっているし、まさか遭遇するとは思いませんでしたね。
嬉しい”まさか”ですけどね。
ナマコなんて海底に、散々転がっているものだから、放精放卵なんて時期が来れば カラスが カー♪と鳴く位簡単に見られるんじゃないかと思うかもしれませんがね、これだけいても頑張って狙ってみても、なっかなか観れないもんなんですよ。
海のイキモノの行動や遭遇なんて 基本的にはそんなモンですし。
放精放卵のタイミングを、人間の我々は知り得ませんからね。
ただ、海で一人放精しても、辺りのナマコも同調して貰わないと、こればっかりは貴重な行動が無意味なものになってしまうだろうから、何かの条件や合図が彼等の社会で ばしっ!とある筈。
言葉を知らない彼等に伝わる合図、それは一体なんだろう?
昨年、うちのショップのガイドさんが観た時は、ナマコがひょっこり立っていて あれま?と、思いながら進んで行くと、至る所でナマコというナマコが 俺もワタシも 俺もワタシも 俺も俺も…と一わらわら立ち上がっていたと言う。
美しさとは程遠かったでしょうが そりゃ壮観だったろうなぁ。
今回 ワタクシが見たのは記憶するだけで4〜5固体だけ(中途半端に立っていたヤツも含める)。
トンネルを潜り抜けた所の真ん中で、いきなりその舞台を見たのだから、妙にドラマチックだったけど、この一角を離れると、やっぱりごろごろと転がるその他大勢のナマコは全て 野良犬の糞みたいに無表情に転がっているだけだった。
絶対に何かの合図(?)があるのだ!(ワタシの思い込み?)
それともアイツが立っているから こりゃ立たなくては と、つられて立ってしまうものなのか。
いや、他人の行動を横目で見てるとしたら その目は何処にあるのかしらん(ナマコてあるのか?目…??)。
ナマコの顔ってこれだ!と思う程、この度 ぐっと豊かな表情を見ることはできたのだけど。
…続くよ 明日にっ |