2005/07 Diving Log

来週も 海へ 05/07/11 (月)

ヒメマダラウミウシ ワタシは初めてみた

少し煙ったよーな海に見えたのは やはり濁りがあったんだろう。
色は少しばかり水色っぽくなってた。青海島の水は、緑が入ってる。で、時々こうして水色になる。
海の色が変わるって事を、自分の目で知ったのはとても嬉しいことだ。
だけど、それが どうしてなのかはわからない。

南の海の写真が、嘘モノみたいに水色なのも あれは恐らく本当に信じがたい水色の海なんだろうな。
どんな風に水色なんだろう。
この目で見るまで、アタシはずーっとこれを思い続けそうだわ。

海の色はどうして違うんだろう。
本当にどうして違うんだろう。
以前、高知の柏島で潜った時、あまりにも青海島の海の色と違うのでワタシは大変驚いて、その時調べてみた(つもり…)だけど解りませんでした。
誰か教えて下さい。

いつも綺麗な模様を描く砂地が今回は、不思議に砂紋が消え 煙った水色の中に溶け込むパステルな景色。
海岸にはあんなに波があったのに、砂地は夢の中のようだ。
漠々と底に広がる砂紋も、模様を描いたり消したりして生きているなーんて。

こうしてエグジット。
いきなり深くなっている青海島の岸は波のある日、その波を見計らって海から出ないと重たいタンクや機材を背負ったまんま転んでしまう。海の底に沈むダイバーなんだから、波打ち際で転んでも平気だろうと言われそうですが、これが全く平気じゃない。
一度転ぶと次々やって来る波に遊ばれ、重たい機材をつけた体は立ち上げれなくなる。

波はワタシに呼吸を合わせてはくれない。

そう 波だけど、コイツは正体があって無いものだ。
その姿は雄々しくて時に見入ってしまうけど、カタチがあるのでは無く結果又は状態なのだ。
ワタシは波のことも、そして海の色のことも、ほかも沢山の事を知らないけれど、ワタシの頭にある波はそう。
何処かで力を与えられ、その力が伝わってきたもの。
ワタシの知らない 物凄く遠くの何処かの力が、カラダに強く感じる。それが海水に宿り目に見える。
そして 常に揺れている。

 

イノチは 素敵でいて 05/07/10 (日)

コブダイの幼魚 正直 ホコリです…

ヒメイカ これも 正直ホコリサイズです が…大人だそうです

海に潜る前、アタシは今とは違うトコで勤務し 呪いたくなるよーなストレスの底−100m辺りにいましたの。
お陰さまでそんな頃、身内の介護と暴言で更に−100m追加。アリガトウよ圧力の世界。きーー

で、いろんな事がありまして 海に潜るというそんな事をワタシが関わる波があったんです。
とりあえず体験ダイビングってもんで、この些細な事で胆を潰すワタクシが すっぽり海の中に入った時、どんな遠くより遠くに来たよーな気がしたの。
臆病だから言うのだけど、それは嬉しくて ぞっとする体験でもあったの。

で、潜れるようにCカード取得。その最終日にインストラクターのMikiちゃんが岩壁のコケギンポを「三年前からの知り合いなんです。」と説明したのには そりゃもう腰が抜けました。
ワタシがこうして生きている同じ時間のその中で、全く違うそれぞれの時間が沢山流れている!と思いました。
がらがらと目からも脳味噌から鱗がバラバラと落ちて、そして今のワタクシがあります。

と、語るつもりではありませんがぁ〜…

撮影した写真、ピンボケです。なんだヘタクソと言わんで下さい。チョット見て下さい。
拝見の粒は砂粒ですの。その砂粒から写っているイノチの大きさを思って下さい。
魚の姿をしたヤツはコブダイの赤ん坊で これからでかく膨らむの。
向かって右のはイカで しかも大人なの。これが成長した姿なの。
生きるものの多様性。そう訓えられる海の中です。

…明日に 続くのかなぁ…

 

でじかめ む−びー(OLYMPUS笑) 05/07/09 (土)

前回のダイビングの様子を 動画で撮りました。
特別な映像にはなりませんでしたけど、海の中で充実した時間を過ごすダイバーの姿を 少しばかりご覧ください。

 

いつもガイドしてくれるSさん、Mikiちゃん、そして一緒に潜ったSさんご夫婦 楽しかったです。
夢の話しを また聞かせてくださいな。

ウミシダ(一部のアップ) こいつは歩く!

クロシタナシウミウシ むちむち…

 

オオカズナギがいたあの岩は 孔雀みたいだった 05/07/08 (金)

オオカズナギは まったりと風景に同化し とても平和

カメラを失くさないように付けた紐が、エントリーからエグジットまで絡まり続けた上、何度もカメラを落としたり、引き摺ったり、オクトパスとカメラがちょうちょ結びになったりとかで、ワタシは納豆ダイバーみたいでした。それでも潜った後は 潜る前より潜りたい。
反省込めて、今度こそはワタクシの狙うあれらを 今度こそは陸地にもってあがるのだと誓ってしまう。

でもさー、きっとこれから秋までダイビングのシーズンだもんね。
ぼさーっと写真を撮っていたら(それも普通のダイバーは撮りたくも無い、アタシだけに価値があるモノをよ)、皆に置いていかれそうで なんとなくコワイ。

誤解しないで下さい。愚痴ってるんじゃないんです。
オオカズナギの闘争シーンを動画で撮影出来なかったのは残念ですが、それもあるんですが、アタシは広く泳ぎまくらなくていいから ぼそーーっと 好きな所にいてねばねばと写真や動画を撮ってみたい。
ケヤリのふさふさや、海面や、バカみたいだけど 実は岩肌とかに広がるデザインとかも、ほんでーソフトコーラルの姿とか、アメフラシの起立とか、ガンガゼの真ん中の青いところとか、いや もっとある装いを撮ってみたい。

なんだそんなもの 撮ればいいだろうと言われそうだけど、実際 海の中でどーでもいいナマコの裏側とか普通ーの岩を撮影する勇気がありません。おまけに置いていかれたくなくて、そして思ったようにカメラを構えられなくて、そんで少し見栄を張っていたりもして。 

アタシは物凄くとろくさいから、ウエットスーツを着るのにも、写真一枚撮るのにも、動画を撮るのにも呼吸を整えるのにも、人様の何倍も時間がかかる。だから、もう いいやぁーーと被写体も見送ってしまう。

そんな自分にションボリ。

…続く

おまけに穴に入っていたり 尻尾をふってみたりとか…

砂地では ホタテウミヘビが目を開けたまま 寝ているし

 

 青い 七夕 05/07/07 (木)

海の底から戻ってきました。

が…

まず、結果からお話しすると、今回はあまりお見せする写真も そうありませんの。
海の色は水色になり 波が少々ありながらも、そこそこいい海だったのになんでだろう。
オオカズナギは肩を寄せ合って ほのぼのしてるし、コブダイの幼魚は胡麻サイズだし、ヒメイカはとてもイキモノとは思えない粒だし、ウミウシ生息地の洞窟&トンネル方向は、波とうねりで近寄れなかったし。
全般的にイキモノとの出逢いが希薄だったよーな
そんな印象。

そんなダイビングに空腹を感じるのは、アタシに欲が出てきたのだろーか。

本日波にて二本伴 左の瀬。
沖に広がる青い砂漠は砂紋が消えてただ広く、より一層青く 砂地と海とが溶け合うように広がっていましたけども。

…明日にぃ〜 続く〜…

戦う意欲ナシの オオカズナギ