2005/07 Diving Log 2

タツパパのこと 05/07/28 (木)

タツのお父さん 子供が飛び出てお腹がぺったんこ

これは先月のタツのお父さん パンパンのお腹

▲今回 産んだ後  ・ ▼生まれたチビ

▲先月 産む前

タツのあかちゃん 砂粒からその小ささを想像して下さい

先月、臨月妊婦の様なお腹だったタツのパパ、目出度くベビーを旅立たせた様でおめでたい。

先月 ガイドSさんは、パンパンのお腹がチロリと開き、新鮮な海水をお腹に入れているってのを見たとか。
豊満バストにも見えるタツパパのお腹、あの谷間って ぱふぱふ開く事が出来るんだ。
見たかったなぁ…ぱふぱふ図。

いや、それより 見たかったなぁ タツべビーの巣立ち。
きっとカマキリの卵からカマキリベビーがぞろぞろ出て来た時みたいなんだろうなぁ@想像。
あぁ見たい見たい見たい 見たいよお!(足バタバタ)。

タツのパパ、お腹はすっかりぺったんこ。
あれだけ膨らんでいたお腹なのに、妊娠線はありません@アタシも一応ないけどねっ。

今、青海島で白いハナタツ(7/27写真)が人気でね、見るとなるほど なかなかな姿。
でもさ、個人的にはペアや卵、赤ん坊モノが好みのワタクシとしては、一人で揺れているハナタツって なんだかつまんないの。なんとなく。

 

生きるものの 多様性 05/07/27 (水)

アオヤガラ ながーいぞー

どんなにワタシが感激しても、こうしてきしょくわるい写真を出したりなんかして、ナマコナマコ クモヒトデぇえーと騒いでると、完璧に頭のオカシイ女だと思われそうで哀しい。
ワタクシが好きなのは、つまりイノチの連鎖と 海というイキモノの里のような場所で体感する青い季節です。

(と、美しくまとめておこう…ワタクシの人格疑惑を避ける為。)

でも、あの その、、、ちょっと小耳に挟んだのですが、ナマコって夏眠するんですってね。
物凄く驚いたので、マッハで調べましたよ。熊やリスが冬眠するよーに、海ではナマコが夏眠??
知りませんでした。プチ衝撃でした。
調べてみたら、ちゃんと書いてありまして、水温の上昇(約16℃)を感じて深い所の海底に埋まり11月頃まで眠るんですってね。ただこれは種類により、更に地域にもよるんですって。
寒い所だとずっと元気に暮らしている種もあるし、話ではグアムのビーチはナマコまみれだそうだからナマコの世界もなかなか深い。
しかし なるほどねぇ、だから種の違うナマコの放精をワタクシは二度時期をずらして観察出来たんだわ。
そー言えば昔、萩市に暮らしていた頃、漁師さんにナマコ(キンコ@赤ナマコ)を売って貰ってたのも寒い季節だったわ。
あれこれなるほどと、強く納得。

ナマコについて調べようと探すと、人間勝手なものでナマコの調理方法と 気持ち悪い容姿についてのみ簡素に書かれているものが多く、生態について愛着を持って(←ここ重要)書いている事は少ないです。
あの怠惰な姿に見えるナマコも、ナマコなりの考えで子孫を残す頑張りを見せたり、夏の暑さを感じて移動したり秋まで眠ったりすると思えば、尚 ワタクシは次なるダイビングで、この山口の真夏の海にどんなナマコがどうして過ごしているのかと興味津々です。

次回の予定は萩市沖、相島のダイビング。
確か昨年 相島で、子犬サイズのナマコが岩の隙間でまったりとしていたなぁ…@思い出。

あ、念を押すわ。
ワタシはゲテモノ好きなんじゃないのよ。イノチの連鎖と 海の四季を生物を通して感動してるんですっ。
狭い世界を、さも常識事だと決め付けて暮らす人間の浅さを、見事に裏切る生きるもの等の世界を知るのが好きなんです。素人主婦ダイバーだけど。

今、青海島で人気の 白いハナタツ

ウミウシとは 貝殻を持たない巻貝の仲間ですの

 

 イキモノ 万歳 05/07/26 (火)

きしょいが これも海の仲間

満月大潮の青海島の午後、白く煙る中 目指すはトンネル方向。
岩の間のウニが靄に霞む。その瞬間はよく解らないけど、状態から想像するに放精中なんだろう(写真7/23)。

ヒトデは くわっつ!と腹を浮かせ足を爪先立ちにして放精すると聞き、是非この目に映してみたい!と常々思っておりました がー、、、この日ワタクシの前に登場した放精中のヒトデは、いきなり遭遇すると恐らく大半の人間がぬぉ!っと引き下がるキショイやつ。
その名もクモヒトデ。このクモヒトデには思い出があって、小さい頃海の岩を動かした時、こいつがにゅる〜っと出てきた(?)事がある。大声で叫びたい気分だったけど、人間 ショックを受けたとき案外黙っているものだ。
青い青い海が広がる真夏の空の下、幼いワタクシは背筋が凍りつき、海とはなんと凄いのだ…と
強く思った。
家に戻ってからも、海で見たそら怖ろしい何者か解らないイキモノの事は、とうとう親にも話せなかった。
怖かった…。

が、ワタシは大人になった。アタシをビビラせたあいつはクモヒトデだったと知った。
正体が解ると恐怖は消えるものだ。
それにしてもクモヒトデは活発によく動く。目立って動かないヒトデの仲間にしてはえらく忙しい(仲間よね?)。
いや、普段はそう動かないのかもしれない(ヒトデには詳しくない)。兎に角この日、クモヒトデは勝負する日だったようで、手足をぐりょぐりょ絡ませあい、逃げたり縺れたり 三途の川の小石のように重なったり。
こうしてあっちに こっちに クモヒトデ饅頭が出来上がり、こりゃちょっと凄い。

でー、頑張った饅頭の隙間から やっぱり放精が広がってゆく。
写真でお解かり頂けるでしょうか。重なった二匹の間から、白い煙のように靄が出ているのがそれです。

ウニは靄の中、向こうではナマコが立ち上がり、そしてこっちではクモヒトデ大集合。うねうね踊り夏祭り。

ワタシが特殊なのでは無いと思う(思いたい)。みんなに健やかさと目出度さを感じるぞ。
アタシは白濁りの海で、満月大潮ばんざーーーい♪とカメラを握り締め 命を繋ぐイキモノの晴れ姿に出遭えた事に大感激し、そりゃもう夢中だった。
珊瑚の産卵や海亀の産卵ばっかりが、海のイキモノのドラマでは無い筈だわ。
イノチの神秘はどのイキモノにもあるものだ。
濃厚な命のスープが、こうしてまた意味を持つんだぞと、きしょいヒトデをバシバシ激写し、手を滑らせてカメラを海草の森に落とす天才のワタクシは、絶対に絶対にこの大切な画像を陸に持って帰るんだ!と握り締めたのでした。

…明日に 続く(しつこいよ笑)

 

景色と そしてダイバー 05/07/24 (日)

現在作業中ではありますが…とりあえず出来たものから即効でUP。
長い映像はサイズ制限でUP出来ません。かなり残念ですが、ダイビングのひとこまです。お楽しみ下さい。
夏を迎えた大潮の景色は、そんなこんなで白濁してました。でも、それは大変面白い海の出来事。
ワタシが観たいと求めるダイビングが出来たぞっ!て そーんな海だったな。

(少し特殊だけど。)

一緒に潜った方Diving光景も動画でUPさせて頂きます@事後報告。
越後屋さん、動画が観れないそうですがUPしましたJ〜。さぁ、ネカフェにGO(^m^)

現在ワタシは98本。よくまぁ こんな腰抜けダイバーなのに たくさん潜ったもんです。
普通一日に二本潜るので、次回で目出度く100本を迎えます。
次回のダイビング、楽しみだなぁ…どきどきするなぁ…
お世話になってるTさん、あの日予約入れたそうですね♪楽しい一日にしましょうねっ。

 

 

コスジイシモチ

…明日は うひひ クモヒトデの巻 予定@笑…

 

イノチで濁る 海の意味  05/07/23 (土)

サザエの殻の中で らぶらぶなニジギンポ

岩壁では フジイロウミウシが出産中 丸く円を描いているものがウミウシの卵です

7月21日 満月満潮。
海のイキモノのワクワクするシーンに出遭えるのは、朔望や潮頼りばかりでは無いだろうけど、やはりなんだかイキモノ達が騒ぎ出しそうで 密かに期待して海に入る。
半月に潜っても、新月に潜っても、満月に潜っても、それはそれなりに イキモノ達は生き生きと暮らしていて、ワタシを飽きさせる事はないですけどね。

それにしても!夏の満月 夏の満潮万歳な白濁。やったーーーー!海洋生物の晴れ舞台だぁああ!

海洋生物について、ワタクシはきちんと正しい知識はありませんけども、暖かい季節だよ 潮は満ちるよ さぁ我が子、遠くまで広がるのだよ、たくさんたくさん生きてゆくのよ。
なんて、、そーんな気持ちが海にどっと広がっているの図を、この目で見える絵にして見た気分です。

今回、ワタシがデジカメで動画撮影した ナマコの放精と それを食べるニジギンポの行動を我が娘に観せました。で、娘曰く 「だから 海の生物は卵をあんなに沢山産むんだねえー!」って(きっと明太子やカズノコのイメージ)。
そうだよ、うんうん 確かにそう。
捕食に晒される海洋生物は、そのイノチが実を結ぶまでに 他の生物のイノチに変わる可能性が大変高い。

んでー、人間は、、、

他の生物に捕食される可能性が大変低い上、知恵を使ってどえらく長くイノチの灯りを消さないものだ。
生物として、誠に凄いことに手を届かせた生物だ。
一人の人間が産む数は物凄く少ない。生まれた人間は稀少なのだ。

から!アタシが産んだ たった二つのイノチの意味も深い(筈)。
生まれた君ら自分を大切に生きてください@母より。 

…明日に続くよ続く。

 ウニも放精していました

クモヒトデも それはそれは大勢集まりダンゴ状態になって放精していました

 

ニジギンポが 笑ってる 05/07/22 (金)

急いで作業してみました。出来立てほやほやです。
普段、海底でただ寝そべっているだけのナマコの晴れ姿…の筈が、その傍からオノレの卵を食べられてゆく姿。
無抵抗で哀れで なんともマヌケで愛らしい。

ナマコの頭を散々つつく、要領のいいニジギンポの はちきれんばかりの笑顔とお腹をどうぞご覧下さい。

 

 

空は満月 ワタシは満足 05/07/21 (木)

美味い!と きっと言った…ニジギンポ

美味そうだ!とニジギンポが狙うナマコの卵

この画像を観て、うちの娘は言いました。だから海のイキモノはたくさんたくさん卵を産むんだねって…

イノチ溢れる海を ワタクシがこよなく愛しているのは本当ですが、何時に無く水色の青海島 これまたパステルカラーに白濁する本日Diving二本目。いやね、凄かったですよぉお。ぬはははははは♪海 最高!
それも何もかも?これは一種のみでなく 隣のあの人この人も、ほら そこのどなたでも?と、雲丹(ウニ)にヒトデにナマコまで放精放卵。みなさん 夏祭りよーー なぁ〜んて勢い。
海は本当に水色で、夏を迎えた海の色。
でも、白濁して遠くまで見えない 生きるものものの吐き出すイノチの祭りの鎖(DNA)でよぉ。

素晴らしかったです。

個人的に大変感激した 大変充実の一日でした♪握りコブシ!

ワタシはしつこいよ。
明日から、きっとネバネバと語るよ@今夜は寝るけど。

所で、上の写真は何だと思います?
今日撮ったものですが、雲丹(ウニ)やヒトデ達が放精放卵してるのにつられ、お、、オレも??と一人で立ちあがったナマコが一人。他の仲間はまったりしてるのに ナマコの世界も天然個体がおるのだね。
いや、その行動から 君はけなげで素直で、そしてなんだか胸がぎゅっとなる素朴なヤツだ。
辺り一斉 海洋生物の晴れ舞台の気配に、お、、、オレも???と立ち上がる朴訥(ぼくとつ)ナマコ。
その朴訥なナマコの吐き出すイノチを、なんて美味しいのだ♪と我が肉にする要領のいいニジギンポ。

ニ、ニジギンポが笑っている!!!

なんてなんて 生命の連鎖はドラマよりドラマ。その辺り、明日から暫くアタシはこの夏よりも熱く語りたい。

…明日に続く♪