2005/10 Diving Log

たまご ダイビング@須佐 3 05/10/15 (土)

スケルトン@ミジン 性別♀。生息地は萩市須佐ベエイの底。
網の奥の空き殻で、一緒に暮らすのは勿論♂ なんとも微笑ましい。
そんで、イキモノが生まれながらに背負う生殖の姿をカタチとして見るよーな、、

彼女の膨らんだお腹は”妊娠”しているのではありません。
自分のカラダに仕組まれたイキモノの仕組みを抱え、卵でいっぱいになっているのです。
人間で言うならば”腹部の皮膚”があんなに薄く薄くなっているのね。

ダイバーに人気のある このミジン。
なんでか知らんが須佐ミジンは、人を恐れずひょいひょいと目の前を行ったり来たりするのでさ、アンタ そんなでエエん??と聞きたくなる。

しっかし、、、寒い!!!
寒さに強いダイバーだあ!って、結構 公言しとったです@アタシ。
それが 真面目に歯を打ち鳴らし 足の先もガクガク ガク。
カメラを構える両手 両腕 ガクガクガクガク、、、、さーむーいーーーーー!

でも 撮る♪

い 寒いと訴えると、ひらひらとやって来ては すかさずボードに書くガイドさん。
「だって 40分ここにいますもん。」

ほぉーーーと思いつつ 撮影し やっぱり寒い!するとまたもやガイドさん、ばしばしっとボードに書く。
「だって 50分ここにいますもん。」

他のダイバーさんを辺りでウオッチングさせつつ アタシもミジンの前に転がしてくれて ホントに有難かったです。何度も戻ってきて、カメラを構える腕にヤドカリなぞ積み木して遊ばれたりもしましたがぁ、、、

撮りたいでしょ?見たいでしょ?との気遣いと、マスク越しに感じる気持ち 有難く受け取りました。
こんなヨヨヨ 我侭ダイバーの気持ちを汲んでくれて 身に余る幸せです。

ッ…て まだ 続くの。

 

 たまご ダイビング@須佐 2 05/10/14 (金)

ミジンベニハゼは産卵、放精まで一緒に暮らす…てのが面白い

ベエイの底で79分ダイビングの内、ミジンベニハゼと睨み合ったのは50分。
理想は四畳半若しくは向こう三軒両隣ダイビング、、なーどと言っておりますが、この50分は更に一畳ダイビング。

動かないまま海底にじぃーっと50分。

寒さで足はガクガク 歯も震えカメラを構える手も揺れる。
冗談では無く、本当にこれは寒い!!!
…と思いつつ、カラダに卵を持つミジンの前から動けませんでしたの。

動きませんよ。
そりゃ だって、お腹に卵搭載のミジンベニハゼ。それもペアですよ。
もっと、ワタシに撮影の腕があったなら、ミジンのカラダから透けて見える あの卵の粒が撮影できだだろーなぁと思うと無念ですが、いやいや それにしてもミジンベニハゼ独り占め。

思い出せば、ハナイカの動画を撮影したあの時も寒かった。
寒くて寒くて本当に海底で足がガタガタ震えたし、それでも、目の前にいるハナイカの動きが絶妙でその場から移動する気にもなれない。
でも でも でも、、、これは寒い!なーんて、、、あぁ 思い出。

5ミリウエット。
インナー無し フード無し 海底に沈んで泳がず動かず ひたすら50分。

寒いです…!!

ワタシがもっと撮影の腕があったなら、カラダから透けて見える卵のひとつひとつが写せただろーなー なんて思ったりする

寒いですけど、野生ミジンベニハゼが手乗り文鳥の如くやって来ては、
「おばちゃん こんにちは♪」ってするの。
それも夫婦でやりますの。
信じがたいけど本当です。ワタシ、生き証人です。いや、これ ホント。

…明日に続くよ ミジン〜 ミジン〜♪

 

たまご ダイビング@須佐 05/10/13 (木)

ミジンベニハゼの お腹は卵でいっぱい!凄いスゴイ!

朝から道に散々迷い、遅刻しての到着。
で、夕方暗くなっての帰り道でまた迷子。

すみませーん!

本日、二本の潜水ですが 83分+79分で気分は3ビーチDiving。
日本海にこれでもかと漬けて頂いたお陰で、どうやら気分すっきり。物凄くすっきり。

今夜はとてもよく眠れそうです。
ベエイの夢でも見て眠ります。
今回のDiving Logは明日から(いつものよーに)しつこく数日かけて書かせて頂きます@ひひひ…