水深が浅い為か、秋の陽射しのせいなのか、それともやはり この辺りの岩や砂の色のせいなのか、海の中はとても明るくて、とてものーんびりのーんびり。
明るいビーチってのは不安を感じませんね。 ありがたいことです。
それと、二年前に来た時もそうだけど たまたま?なんでしょーか 波やうねりが妙に無いんですけど…。
その代わり、水面移動道中 森林の如く生い茂る海草が こりゃ〜〜立派。
前もこれって印象的だったのよね… しっかし、空飛んで森を見下ろしたらこんなだろうな…なーんて 鳥の気分。
海草の海と珊瑚の海。
ワタシは、まだまだ他所の海を知らないけれど、南の海に行くと こんな風に茂る海草の姿が珊瑚に入れ替わってるよーに思う。
高知で潜った時、そして鹿児島で潜った時、海草が激減する水色の海は”揺れない海”だった。イソギンチャクがいくら揺れても、一面の海草が揺れ回る海にとても敵わない。
ワタシにとって、南の海底は動かないものなのだ!…っての とても印象深いです。
珊瑚の様に人の話題に上らない海草。
でも、この茂り揺れる海草も、珊瑚のようにひとつひとつ名前を持ち、生きているのだわ。
ワタシの潜る日本海は海草の海。
柔らかく海底を覆う海草は、海の呼吸に合わせて絶えず揺れている。
うねりや波のある海は、その海草の動きに惑わされ錯覚を起こす。
海草が揺れているのだけども、どっちが動いているのか海では解らなくなる。
まるで岩や地面の方がずるっつと動いでいる様に見え、海の中で酔ってしまう。
海草の森が終わると、白い砂地。
さてさて と、エントリー。
砂紋に落ちた 秋の光の波模様は大変美しく、静かな海底で影絵遊びができました。
大人になって、こんなところで影と遊べる。
其処から先は どういうことか海草の姿が薄くなる。秋の光に満ちた静かな海底。
いやはや やはり贅沢な時間ですことよ。
☆のついたガイドさん、気を使って頂いたよーで どうもです。
どのダイバーも個性を抱えていることでしょう。ワタクシ、計らずもどうやら我侭な潜水好みに転がっております。陸を歩かせても 海に潜らせてもオバサンってのは難儀よのぉ〜…と思われそうでナンですが、譲れないものを一つ一つ積み重ね、オバサンは怪獣化し道を歩むのです。
これはそんなアタシの呟きですが、旬の生物と同時に 岩壁のアオマメスナギンチャクを指差してくれたこと。そんな普通に見られる 美しいイキモノをココロに留め指してくれる そーんな気持ち、地味ダイバーとしては とてもとても嬉しいです。
あ、それと補足。
中国産ウナギ、あれだけどー アンギラスに似た名前でアンギラ種だった。ホントよ〜。 |