2005/10 Diving Log 2

秋の光 影絵ダイビング@須佐 3 05/10/19 (水)

須佐に潜って一週間が経とうとしています。
一週間も経つのに、こうして毎夜毎夜 しつこく感想を書き続けるワタシってどうよ。
いえ、一週間しか経ってないのに 海の中のことばかり頭に浮かぶのよ。
ハラ減りの子供みたいに。

何が気になってるのかって そりゃ見てしまったアレです。
もう、ダメです。
何って そりゃ 勿論…

たまご です。

気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になってたまらん。
たすけてください。

あのミジンベニハゼのお腹の卵、いつ生まれるのでしょうか。生まれるとき、オスも頑張るのですよね。あぁあああ見たい!生まれた卵が育ってゆくと、卵の一つ一つにミジンベビーが動くのよね。きっとお目々も並んで見えるのよね。そーよね。そーなのよね。きっとそうだわ。そして出てくるのよね ああああ…∞
見たいよおー!

タコもそうよ。タコタコタコ。
タコも卵がもっと育つと、タコ卵の一つ一つにタコベビーが透けて見える筈だわ。タコベビーも そう遠くない日 あの膜を裂いて海に出て来るのだわ ああああ…∞

セレベスゴチ 触られ放題 無抵抗

ホタテウミヘビ ぼこぼこいました

その時、絶食して卵を守り抜いたママタコは、無事にベビーが生まれ出るのを、はぁはぁはぁと肩で息をし、虚ろなタコ目で微笑みながら眺めるのだわ(感情移入)。

もう、ダメ。

気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になってたまらん。
たすけてください。
見たいよおー!見たいの ホント。

 

秋の光 影絵ダイビング@須佐 2 05/10/17 (月)

UPしてる写真、深まてかたビーチの写真をメインにUPしてますが、
一部ベエイのものも混じってます。

マダコの抱卵 絶食し卵を守るメスは、子タコが生まれると餓死してしまうらしい

水深が浅い為か、秋の陽射しのせいなのか、それともやはり この辺りの岩や砂の色のせいなのか、海の中はとても明るくて、とてものーんびりのーんびり。
明るいビーチってのは不安を感じませんね。
ありがたいことです。

それと、二年前に来た時もそうだけど たまたま?なんでしょーか 波やうねりが妙に無いんですけど…。

その代わり、水面移動道中 森林の如く生い茂る海草が こりゃ〜〜立派。
前もこれって印象的だったのよね…
しっかし、空飛んで森を見下ろしたらこんなだろうな…なーんて 鳥の気分。

海草の海と珊瑚の海。
ワタシは、まだまだ他所の海を知らないけれど、南の海に行くと こんな風に茂る海草の姿が珊瑚に入れ替わってるよーに思う。
高知で潜った時、そして鹿児島で潜った時、海草が激減する水色の海は
”揺れない海”だった。イソギンチャクがいくら揺れても、一面の海草が揺れ回る海にとても敵わない。
ワタシにとって、南の海底は動かないものなのだ!…っての とても印象深いです。

珊瑚の様に人の話題に上らない海草。
でも、この茂り揺れる海草も、珊瑚のようにひとつひとつ名前を持ち、生きているのだわ。

ワタシの潜る日本海は海草の海。
柔らかく海底を覆う海草は、海の呼吸に合わせて絶えず揺れている。
うねりや波のある海は、その海草の動きに惑わされ錯覚を起こす。
海草が揺れているのだけども、どっちが動いているのか海では解らなくなる。
まるで岩や地面の方がずるっつと動いでいる様に見え、海の中で酔ってしまう。

海草の森が終わると、白い砂地。
さてさて と、エントリー。

砂紋に落ちた 秋の光の波模様は大変美しく、静かな海底で影絵遊びができました。
大人になって、こんなところで影と遊べる。

其処から先は どういうことか海草の姿が薄くなる。秋の光に満ちた静かな海底。
いやはや やはり贅沢な時間ですことよ。

☆のついたガイドさん、気を使って頂いたよーで どうもです。
どのダイバーも個性を抱えていることでしょう。ワタクシ、計らずもどうやら我侭な潜水好みに転がっております。陸を歩かせても 海に潜らせてもオバサンってのは難儀よのぉ〜…と思われそうでナンですが、譲れないものを一つ一つ積み重ね、オバサンは怪獣化し道を歩むのです。

これはそんなアタシの呟きですが、旬の生物と同時に 岩壁のアオマメスナギンチャクを指差してくれたこと。そんな普通に見られる 美しいイキモノをココロに留め指してくれる そーんな気持ち、地味ダイバーとしては とてもとても嬉しいです。

あ、それと補足。
中国産ウナギ、あれだけどー アンギラスに似た名前でアンギラ種だった。ホントよ〜。

ケヤリ

ヤドカリ 芸術的な顔

キイロウミウシ 普通種ですが見つけると嬉しい

…戯言は くどくどと続く…

ニジギンポ 空殻から覗く姿は ふさけているよーにも見える…

アオマメスナギンチャク 岩陰に生息する生物のデザインは絶妙

シロウミウシ こいつも普通種

シマウシノシタ 食べたらどんな味なのだろうか…

 

秋の光 影絵ダイビング@須佐 1 05/10/16 (日)

シマウシノシタ インパクトある姿

でました 日本海 秋の風物詩 エチゼンクラゲ

ワタシはね、趣味で潜っているのだから 海洋にや生物について詳しいことなど知らないの。
ただ、どうしてだかイキモノの生き様を覗き見たくて、そして その姿に強く惹かれておりますの。

頭の作りが粗雑なので、ものを覚える力も無いですし 既に世間では中年とよばれる40歳。
よたよたと潜り、どっこいしょ と、陸に持ってあがる海洋の姿。
そこで感じた印象と、カメラで撮った画像をねばねばと味わうのが趣味なのです。

ムラサキスナギンチャク 妖艶に思うのも人間の勝手

おお!コイボウミウシ お前の顔を初めて確認したぞ

さて、今回。
ウマウシノシタの動画、漁師が大嫌いなエチセンクラゲの動画、人を恐れぬ須佐ミジンベニハゼの動画と撮影しました。近日中に作業を果たし、UP予定にしとります。
誰も期待しないでしょうが、それでも観て下さる少数の方、お待ち下さい必ず須佐動画をUPします。

それにしても、、、

秋の日本海は美しく、深まてかたエントリー地点の砂地では さんさんと降り注ぐ光で影絵遊びが出来る程。
波の無い砂地では こんな遊びが出来るのね。

そしてワタシを取り囲む その海の色はエメラルド。
そう、エメラルドです。
黒潮の海では無い 南の海でも無い。海水を握り潰して固めたら きっと翠の石になる そーんな日本海。
翠色の砂地で思ったの。ここは正しくワタシが惹かれて止まない日本海だわ…って。

宝石のよーに 光るのです

…しつこい?しつこくても 続くの続くよ 明日も。