2005/10 Diving Log 3

俺は アナハゼ 3 05/10/30 (日)

いつも通過するダイバーが、今日はどうして俺に付き纏うのだろう…てな表情で 逃げまくるアナハゼ

人間基準の目で見るのが、そもそもの間違いと知りながら、これはあっぱれと感心するしかない。

人間は行き詰まると神の名前を何時も呼ぶ。ここでワタシも言いたくなる。
神さま、貴方の創意工夫を知るたびに ワタシは驚き、何時までも幼い子供のココロになれますと。

何を思ってか、これから始まる凍てつく海で恋したり卵を産んだり、こいつ等はなかなか忙しい。大人しくして春を待てば良さそうなのに本当に可笑しなヤツだ。
ワタシとしては、カキンと冷える冬の海で、こんな奇天烈な魚を楽しめるのだから、やっぱりダイビングはやめられない。

まだまだ アナハゼの季節は始まったばかり。
早くアナハゼに逢いたいなぁ。
今度は、是非ともメスも探し、お腹の様子の違いを比較したい所です。
んで、欲深いワタシ、いつかメスの鉤状になっているという産卵管も見てみたい。
勿論、、、壮絶ならしい交接現場もですね いつの日かお目にかかりたいと願います はい@握り拳!

…アナハゼのハナシは一旦終わり。Diving Logは まだまだ続く…

 

俺は アナハゼ 2 05/10/28 (金)

生まれる 育つ 食らう 求愛する 闘う 産む 死ぬ。
率直なイキモノの一生が、なんと手段多様なことなのか。

ある日、突然ダイバーになったワタクシは、海のイキモノについて まだまだよく知りません。
知らないから余計にいちいち驚いて、手を叩いて喜んでいるのです。

魚はメスで生まれたものがオスになる。
又、その逆もある。
そう知って、驚かない人がいるでしょうか。

卵を産みっぱなしにする魚もいれば、生まれるまで守り育てる魚もいる。鳥の様に巣を作り、更には魚の形にして出産するものまでいる。

魚だけで無く、口も利けず、目も手も耳もない沢山のイキモノが、一斉に放精放卵し生殖のタイミングを合わせる不思議。

どう考えても合点がいかない。

なんだかよく解らないけど、なんだかとても凄い。
なんだかよく解らないけど、こうしてまさかまさかの まさかのアナハゼまでいる。魚とは思えないぞ やっぱり凄い。

結構かわいい

どうやらアナハゼ、交接時期まではちゃんと隠して暮らしているそうで、普段からアダムじゃないらしい。
魚らは、恋の季節になると体の色を随分変えてみせるイキモノだから”婚姻色になったね”なんて言われるが、アナハゼはカラダの色を変え着飾るよりも、素直に勝負。解りやすくもある。

しかし、しかし、、、
海のイキモノに詳しい方が、若しもこのページを読んで下さったら是非教えて下さい。
交接期に入ったアナハゼのオス、その おちんちんの 先のあの
白い半円形のものは何ですか?

拡大図

あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何?あれは何…???

「カラダにあるものは、どれも大事で要らないものは何一つないのよ。」と、ワタシが小さい頃 うちのオカンは言いました。
アナハゼの先のモノも、きっと何処かで使う為、わざわざカラダに付いているモノの筈。

あれは、何かアクションを起こすものですか?
交接時、洗濯バサミみたいに挟むんですか??それともあれが、ぴよーんと伸びるんですか?本当になんなんだろう???
どうやって調べたら解るんだろう????

…続くの まだまだ。

 

俺は アナハゼ 05/10/27 (木)

初めて見る方、まさか…と、思うでしょう。まさかです まさかまさかのまさかです。

イノチを繋ぐもの…に惹かれ続けて潜っているワタクシとしては、やはりこの時期外す事は出来ない。
先日 晴れ舞台を目撃したとの情報に、含み笑いで潜行。
揉み手摺り手で海を行く。

でも、誤解の無いよーに、前置きを書いておきます。

シモネタLogではありません。
アヤシイ女でもありません。

誰が創ったのか、我を知って生きているのか、何に習って生きているのか、イキモノとは全くなんなのでしょう。
想像を絶する海のイキモノの世界の扉は余りにも多く、人間の常識なんて なんて当てにならんのだろうと、知れば知るほど可笑しくなる。

さて、アナハゼ。
ご存知のカも多いかと思いますが、人のよーにオチンチンがついている魚です。それも無駄にデカイ。
パンツも履かず 余りにも堂々と泳ぐアナハゼ♂。
楽園を追われたアダムは ここにいた!
海のアダムのカラダは地味。一部派手。

カラフルなダイビングをお好みの方、この秋 ぐっと地味且つ衝撃のひとコマを ご覧になってみませんか。

…あぁ アナハゼDiving Logは 明日に続くのです。