でもね、子供の頃のワタクシは描いていたよ。
聞いた事を、自分の胸で何度も振り回し 反芻した想像だから妙だけど、きっと転んだ傷の瘡蓋が出来ない山だと思ったね。カラダの血が流れるように地球の血が今にも出そうで怖いのだ!って。そーんな煙を吐く山の麓に毎日暮らすなんて、おー…怖ろしい なんてことだ!と思っていたね。
ホントに 思っていたよ。
余談だけど、別府(大分)も怖かったなぁ…。 修学旅行に行きたくなかったよ。
だって、町中 煮えてるもん。
昨年の秋、鹿児島市内から枕崎に向う時、子供の頃 机に配られた日本地図を思いました。薩摩半島の影を眺め、これは地図を両手の上に乗せ 目の高さで見るようだと思いました。
そして桜島。 わーっ!これがあの桜島なんだぁ!
世間知らずは 何を見ても楽しいものです。
桜島。君が桜島なんだね。
なんて うれしいことだ 君にあえて。
その立ち上がった足元の海に、私はそれ以来どうしても入りたくなりました。
だから来ました 君が立ち上がる海の中へ。 そーしてそこは、塩ヶ浦と又違う海の深い森でした。
…あー 続くさ これが今回メインだし。 |