2006/07 Diving Log

あぁ ネンブツダイ ネンブツダイ 06/07/14 (金)

明日、仕事が終わり次第 新幹線に乗り込みます。
何時に診療が終わるか全く解らないもんで不安ですが、兎に角 荷物を纏めております。

それにしても、こうして荷物を纏めている間も、思いがけず あの明るい岩場で群れていたネンブツダイを思い出してしまい、なんだか気持ちが落ち着きません。
出来る事ならあの岩場で、べったり海綿化しネンブツダイを見てみたいものだ。
あああああああああ まさかまさか まさかこんな時に見るなんて、、、あぁあぁあ 胸苦しい。
あんないい場所に あんなに無防備にヤツ等は群れて 口の中に子供を溜めてはぐはぐしていたのだ!

べったりじっくり 君達をどれ程見たいと思っていたか!

ネンブツダイの♂が口の中で卵を守り育て、その間ご飯も食べず過ごしているってのを、この目で それがどんな風なのかとても見てみたかった。で、悶々としつつ図書館で調べたりもしていたの。すると、孵化するまで卵を口で大事に守るネンブツダイの♂は、実は実は!食べちゃったりもする!とあるではありませんか
ひょぇーーーー!子供を食べちゃうのん?それも一旦ヨシヨシしていおきながら食べちゃうの??。
絶食して卵を守る!という美しいネンブツダイの姿が、ここでとても厳しいイキモノの姿として、つよーくワタシのココロに残ってしまったワケです。

どんな風に食べちゃうのか。
これは一切ウケウリなので、それも自分で見た訳でもありませんので、そのヘン違うんやない?と思われた方、どうぞご連絡下さい(お待ちしております)。
ワタシが図書館で読んだ(確かそうだった)本では、若いネンブツダイのオスは卵を食べちゃう。
食べて自分がちゃんと口の中で卵を守れる大きさになると、立派なお父さんにとなって卵を守る。
しかし!それも又 もっと良さそうゲな卵を産む♀を見つけ、そっちのがベストや!と思ったら、これまたこのネンブツ親父は口の子供達を食べちゃう。食べちゃってよさゲな卵の方を保育し直す……のだそうだ。

きゃーーすげえ。

あー ネンブツダイネンブツダイ ネンブツダイで頭はいっぱい!
この続きは絶対に鹿児島から戻ってネンブツダイブを果たし、謎のネンブツ親父の前で鎮座観察し、そーしてその感想を書き殴りたいとおもいまふ。

では、明日から鹿児島です。
二度目の錦江湾Logもお楽しみにぃ〜。

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 ネンブツダイの♂が卵を食べちゃうって書いていた本はどれだったか
図書館で読んだヤツだと思うので……(記憶では) 後日、どの本だったか見てきます。
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逢いたかった イキモノ 06/07/13 (木)

鹿児島へ器材を送らなくちゃ と、ブツを置いている須佐にGO〜。
で、本日いきなり勝負してきた太陽に背中を押され、ついでに深まてかたの底までGO〜。
予定外だったからさ、今回 写真はありません。
持ってきてなかったんだもん、、、カメラ@とか…いろいろ。

そんな事で、様子を陸に持ってこれませんでした。残念です。手ぶらで潜った晴天の海、オハグロベラが婚姻色になり、アオリイカの卵の房に子供たちの姿が見える。
また、夏が来たんだね。

そして、一面のネンブツダイ。
群れの中に顎が発達している個体が混じる。おおぉっ!ネンブツダイの口内保育だ。
これを、ワタシはずーーーーーーーーーーっつと前から見たかった。
普通種であるネンブツダイ。
それそものもは何度も見てきたけれど、口内保育中のそれを きっちし見るのは初めてだもん。
へーーーっ 君はこんなにも光を透けさせる体だったんだね。

顎辺りが四角くなっているヤツがいる。それが卵を口の中で育てている♂。それが あちこちにいる。
ちょっとまってよ えらいいるやん。気前いいなぁ こんなに沢山 こんなにも こんなにも 見てエエですか。
バンザーーーィ!

……てな事で 続く。