どれも上に積もっていたものを掬った筈だから、採った条件は同じです。
しかし、掬った手が捉えたものは 名前が砂でもその質は一目で違うし生い立ちも違う。
ながいそとベエイの砂は海のイキモノの亡骸が砕けたもの。
向って右側のものはアラブ首長国連邦の砂で陸砂(砂漠)。この赤い色はナニモノなのか ワタシにはわかんないけど、アラブの地べたを覆う肌が 風に撫でられたり叩かれたりして出来たもんなんだう(…想像)。
瓶に入れると砂はとても比べやすいね。ほら、色がこんなにも違うし。
思えば陸の砂って、それ自体あまりお目に掛かった事がないよーな気がする。そう、あっても泥。
日本って湿気の国だからさ、山に細かい堆積物があっても それは大抵泥なんじゃないかなぁ。
で、その上に草とか苔とかなんか生えている。 砂(粉)が完璧に乾いた状態で漠々と広がって 風に煽られているっての、日本であるっけ?
と、思ったんで ちょっとこのドバイの砂を水で練ってみようかと思った。
でも今ね、ワタクシ これを宝物として相当愛でてるもんで、とてもとても勿体無くて出来ませんでした。
その代わり、この赤い色が鉄分で出来ているんじゃなかろうか〜って、磁石を当ててみたです。
でも、磁石と仲良くなる砂粒はちっとも見当たらなかった。ふむ 酸化鉄とかじゃないんだわ。
余談だけど、砂漠って白いのやら黒いのやらあるんですって。
更にこの砂よりも、もっと赤いのも。それぞれ白砂漠、黒砂漠、赤砂漠、ピンク砂漠……写真で見ると映画のセットにしか見えないそりゃ出来過ぎの景色。赤砂漠の上に青!の空が息苦しい程広がっている。
ワタシは一生砂漠なんぞに行くことはなかろう(多分)が、こんな景色の中に入ったら気絶しそうじゃ。
貰った砂が赤い粉ってのを、こーしてとっても珍しく喜んでるんだけど、インターネットや図書館で砂漠の写真を見ると、今までなんとも思わず見てただけで、砂漠ってのはとっても赤い!ね。そうだったんだーって感じ。
イキモノの殻や骨が混じらない(混じることが、多分海より少ないって言ったほーがいいのかな?)陸の砂って カラーなんだねぇ。で、じぃーーーっと赤い砂の瓶を見て 確かにレンガもこんな色してるって思ったのよ。
……続く〜(続くんだけど これって…Diving
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