2007/03 Diving Log

更に ずるずると Logは続く 07/03/21 (水)

モエビの仲間 エビなのよ エビ 草じゃないのよ

このログが終わらないまま、本日ながいそへ潜ってきました。
だから、このログ 終わりにししなければなりません。

と、いうか 頭の中ではそのままずるずると繋がっているし、哀しいことに今日はカメラの機嫌がすこぶる悪くボケボケの写真が10枚程度あるのみ。でもね、なんかスゴイ春の海でしたよ。
どうスゴイかってーと、春濁りがスゴかった。
何だろうなぁ〜って目を凝らすと、視界を一面曇らす小さいイキモノ!が動いているのよ。ワタクシ、小さすぎるやつ等が何者なのか解りませんで、これは小さい魚と思ってました。でも エビなんだって。
海いっぱい
エビ濁り!エビーーエビーーエビーーー!エビが一面湧いていて 数えられん。
そして、濁りに見える微粒子なエビ等は それぞれ微妙に動いている。濁りが微細な運動をしている。
潜るときさぁ、首に磁石下げてても全く役に立たんけど、若しかして虫眼鏡だとイケルかもしれん。
それにしてもエビだったんだ 虫眼鏡欲しかったなぁ……あぁ今日の海は本当に…

マリンスノー エビ版(運動付き)。

って事で、3月15日の写真が残ってて、今日の写真は殆ど無いのでですね、15日の写真をだらだらと使いつつ、だらだらだらだらと書き続けてゆきます←趣味ですから。

ではでは明日、新しいページで続きます。今日は寝ます。
潜ったり映画観たり犬の散歩朝晩で、カラダがもうとっても眠たいっていってるから。
年ねやっぱり…おやすみなさーい。

 

食べる海牛 食べられる海牛 そして 海を泳ぎゆく海牛 07/03/18 (日)

自分と同じ大きさのウミウシって 食べれるもんなん?

思えば生まれてこの方、肉というものをたくさん食べてきてますが、生きた姿で喰らう←ということってないなぁ。<肉>は動物の柔かーいところをカットした姿のモノの事だと思ってるし、調理もするから生きていた本体を感じながら食べるなんてない。しろうおの踊り食いなんて、とっても特殊な食べ方だと思う。
人間って新鮮なものはとっても好きだけど、活動しているまま齧りつくってないのよねぇ。

うーむ 目の前のウミウシ 只今 お食事中。

そうか……自然界ってこんな風に食べるもんなんだ……。そりゃそうだよなぁ(再認識)。

どうすることも出来ない そうなるよーに なっている 理屈じゃないのよ 食べるのよ そういう風に出来ている イキモノであるからにはイノチを喰らい続けることになっている。
あぁ、ホントだよホントだよ そしてアオウミウシは食べられている。

生きたまま食べられるって どんなことだろう。
生きたままイキモノのカラダになるとは どんなことだろう。
アオウミウシはそのままキヌハダウミウシのカラダに繋がっている。

海に落ちる雨を見上げる


捕食シーンを動画撮影しようとしたら、うおーうおーーとガイドさんが叫んでる。
?へ?と思って振り返ると、捕食しているその直ぐ上を、同じウミウシ仲間のキイロウミウシが飛んでいた。

わーうわー念願のキイロウミコチョウの飛ところだ。やっと見れた うわー元気だなぁ……。キイロウミウシは飛ぶカラダに出来ている。へー こんな風に飛ぶんだねぇ。ちょっと虫っぽい。
と、いうかなんかこれって どっかでみたことあるぞ?? と、思ったら あーーー クリオネ!
島根の水族館アクアスで見たクリオネに似てる。そっか、クリオネって妖精扱いだけど あれもウミウシと一緒で剥き身の貝だった(ハダカカメガイ)。始終泳いでいる殻の無い貝だね。

見れますか?島根の水族館アクアスで撮った携帯ムービー クリオネです。
3GPPファイルなんだけど、ワタシのPCでは喰いQuick Timeや
 Real Playerで開けますが どうでしょう?

ウミウシが泳ぐことについては、個人的にいろーんな思い出がありますが……キイロウミコチョウの遊泳についても、かつてとっても見たかったものの一つです。
だって貝である筈のウミウシが泳ぐって面白いですよね?
それから時間が経ち、海での時間を繰り返してゆくと、ウミウシの泳いでいる姿を結構見掛けるよーになりました。
目が慣れたのかな?

それでもやっぱりイメージとして面白いです。
貝は海底にいるもんだ そういう先入観があるからなんでしょーね。

小さな声で言いますが………ウミウシって放っても大抵はただ落下するだけで泳ぎゃしません(昔やったことある@謝)

これはウミシダもそうで、やらせようとしても普通泳がないんですよ。イキモノとして、そうなるように出来ている その摂理の侭に生きている…な イキモノ等ですけど、個々の意志はきっちりあるようで、自分のことはワタシが決めるわってとこもあるみたいです。

……続くさ。

 

イカたちのこと 07/03/17 (土)

産んでないんですかねぇ?卵を生み付ける動作と違うんですかねぇ?わっかんないなぁ……。

ワタシの持っている撮影器材はオリンパスC-755。それをハウジング入れて、んで オワリ。
ライトはガイドさんが頑張って照らしてくれます。ありがとう。
だから何ってんじゃないんだけど、小さなイキモノの動画を撮る時、カメラが目を細めて汗かいてるよーに思える。自分の腕も至らないんだけどヒメイカの動作までデジカメに写れ!ってのはカメラが困ってる様に見える。
で、きっときっと無理だろうけど、お願い写ってぇええ!って、レギュレーター咥えたまま胸の中で叫んでるの。

 

ヒメイカは何かをしていました。

それは間違いじゃないんです。
動画を見直しても、現場を見た自分ですらアマモにくっついて揺れているだけなんじゃな〜ぃ?風に見えて哀しい。確かにあの時のヒメイカは、しきりにこちょこちょこちょと 目的ありそうな動作を繰り返していたんです。

でも、結局は解らないまま。

ダイバーがぬぅ!と近寄ってじろじろ見てるし、ごぼごぼ泡吐いてるし、ライトで照らしてるし、いや 別の理由かもしれないんだけどヒメイカは暫くして その気がすっかり失せたわって顔で 意味有り気な動作を止めてしまいました。そして、何かしていたアマモの葉を反転させて眺めても、なーーんも付いておりませんでした。
下の写真のヒメイカの卵塊は別のところにあったものです。
結構あるみたいだから、目撃出来ないだけで せっせと産んでるんだろーなーぁ。

ゴミじゃないのよ〜 イノチなのよ〜 萩市須佐ベエイにて撮影

イカ いい仕事します 萩市須佐ベエイにて撮影

 ▲ ヒメイカの卵塊(07/03/15) 

 ▲ コウイカの卵(06/06/15) 

ところでイカの卵たちなんだけど、イカの卵です!って物凄く解りやすいのはヤリイカとかアオリイカ。もう、その産み付けぶりは本当に堂々としてる。卵って大抵美味で高栄養なんで、隠すよーに産んだり、タコなんかだと、もう食事も摂らず産みつけた卵から子供が旅立つまで守りに守り抜いた挙句、その新しいイノチらの前でオノレはボロボロになって死んでしまう。なのに、イカの奴らはどーも産みっぱなしの無防備姿勢。
で、アオリイカなぞは、産んだ後より産む前がもの凄い。自分の遺伝子を残す為、そりゃ感情むき出しのバトルを繰り広げる。タコは卵を守りボロボロ化するのに対し、アオリイカは交接にその身がボロボロ化する。
どこで踏ん張るか が、こんなにも違う。強くイノチを繋いでゆくという目的が同じでも、行動がこんなにも違うのが面白い。それぞれ そういいう風にできているって事なんだろうけど、生きるということの発想の違いを姿にして見ているよーです。

交接を見たことは無いけど、作品として地味なのはコウイカの卵。
白くてつるつるして、半透明の卵から子供の成長ぶりが伺えるアオリイカ等に比べ、コウイカの卵は砂まみれ。コウイカは産みながら一つ一つ卵を砂でコーティングして隠してしまう。(と、いうか却って目立つけど コウイカ的にはこれがベストらしい)。

アオリイカの大産卵 萩市相島にて撮影

青海島 左の瀬にて撮影

 ▲アオリイカの産卵(05/08/14) 

 ▲アオリイカの卵塊(05/06/09) 

で、問題のヒメイカなんだけど、こいつも小さいくせに隠蔽工作するみたい。
だからアマモでこちょこちょしてたからさ、その動作をしてるヒメイカも 通常サイズより胴回りが大きめだったし これは産むぞ!細工をするぞ!なーんてどきどきしたのよね。
なのに、こんな風に結局謎のままでオワリ。あー スッキリしないーー。

須佐ベエイにはね、アマモ場にヒメイカの卵らしきものが たくさんあります。
アマモについてるゴミっぽいんだけど、これってきっと卵(ヒメイカのイノチたち)。素人なりに調べた所、
卵はゼリー状物質に囲まれる。一回の産卵で20〜60個の卵を産む。一シーズンに5〜6回繰り返す
……そうでーす。

……続く。

 

雨の落ちる ベエイの中で 07/03/15 (木)

アマモ場の住人 ヒメイカ

充実のベエイ。静かに雨落ちる三月の海、イキモノ達は賑やかにくらしておりました。

動画、ワナワナと震えつつ撮りました。寒さで ではなく、興奮で です。
いえ、別に特殊なイキモノを撮ったんじゃないんですけどね、震えました。
なんでかって言うとね、ヒメイカが卵を産むかなぁ……??なんて思ったんですよ。

結局産まなかったみたいなんだけど、撮った動画を確認するのが惜しくって まだ見てません。
ほら、買った宝くじが当たってるかどうか 見るのが惜しい…なんか そんな気持ちかな。

とりあえず今夜は寝ます。
ヒメイカの夢、見れるかなー。

……さぁー 続くわよっ!