2007/04 Diving Log 2

それは やっぱり 春の海 07/04/20 (金)

海藻の海のこと、もっさりもっさり書こうとしてたら 風邪ひいてしまい、ワタシの頭の中がもっさりでした。
なんだったっけ?あー、そう ヒョウモンダコ。

振り上げた脚 切れてます

春霞の海(普通は赤潮で濁ってるという)と、元気に成長してる海藻を楽しみに潜ったダイビング、ヤリイカの卵の成長も一目見納めておこうとタケノコ岩まで行きますとね、おぉ 青い豹柄 ヒョウモンダコがおるやん。
噛むなよ!噛むなよ!と思いつつ結構ムキになって撮影。

フグ毒と同じ毒があるこのタコ、ガイドさんが後になって「脚が切れてた」と言うから、家に戻ってジロジロ写真を見てみた。すると ぉお ホントだホントだ 脚が切れてる。

蛸はヤバイ時、トカゲみたいに脚を切って逃げる……とか、ストレスあると きーーーっとなってオノレの脚を食べる……とか、実際の所は知らないけど そんな話しあるみたい。
無敵(そう)なこのヒョウモンダコも、脚を失くさねばならぬ程の事があったのね。

かつて須佐ベエイで蛸の抱卵&ハッチアウトを見た時、蛸のママは我が子をじっと抱き、卵から子供が飛び出ると海水を強く吹きつけて海原へと背中を押していた。ワタシは見たくてたまらなかったタコのハッチアウトだったので、寒さも忘れ(時々震え)蛸壺にしがみついた。タコのママは卵というものが産み出された日からずっと、食事も摂らずイノチ尽きるまで卵から子供が飛び出るまで じぃーーーっと守って過ごすのだとういう。

らんらんらん

ふむ……。
抱卵の時には、タコは卵を守らねばならないから、ヤバイと思っても卵を抱く脚を切り落としたり、育児のストレスできーーーーっとなったり……は… しないんだろうなぁ。

この日のヒョウモンダコ、ダイバーに無かって なんだなんだと拳を振り上げてみたものの、おぉ (拳)脚が無かったんだわ!と焦ったかもしれない。でも、脚 切断!は無かったし、見たとこ きーーっともならず、タコらしいタコ泳ぎでスバヤくプランクトン濃厚な海へと消えていった。

 

ふぅ。

病み上がりのせいにしるんじゃないけど、海藻の海の凄さを なんかこう ばしっと書けたらいいんだけど、もっさもっさ頭で纏まりません。ごめんなさい。
んで、EX前のこと、アラメやアオサの茂る中 もっさもっさと輪になったアメフラシ発見。
んまぁ 綺麗に輪になってらっしゃる。

子供の頃、レゴブロック好きだったなぁ。

そんな風に綺麗に順番にくっついてらっしゃる。背中に次々顎乗せてアメフラシなんだけど犬にも見える。アメフラシって上半身が♂下半身が♀ で、皆で合体できるみたい。人間だとつまりパンツが一人二枚いるのだ。
何匹で合体してるのか確認しようと思ったけど、エアー切れの時間切れ。無念の浮上。

今回、海藻の長さを計ったから(手尺で)、次は犬顔アメフラシのブロックは幾つかを、数えに行こうと思います。

 

海藻の海 2 07/04/15 (日)

海を眺めたとき、その青の所々に黒くてもっさりしてる場所がありますよね。

ながいそ 向って左側はこんなです

山口の山陰側(日本海側)って、国定公園が続いてて、潜ってる須佐も北長門国定公園の一つなんだけど、この とっても綺麗な海原を絵にしたとして、ただ青い絵の具だけで塗りきれないってのが、陸から眺めてわかると思う。

海の色、その青の所は多分砂地。
その下地に強い色を持たないから、青が青のままでいられるんだろーな。
そして黒い所はきっと岩場。更にもっさりと黒い所は、海藻の森と なんだろう。

下に何がひそんでいるかわからない黒い茂みより、青い部分の方がビジュアル的に安心ゲだけど、実際この海藻の森に行ってみると、健やかなイキモノ達で大変賑やか。で砂地には無い魅力がある。陸で言うなら これは草原なのだ。
青々とした草原と違うのは色かなぁ。
暗色の藻が踊る時、狂ったオンナが呻いている←というか、取り乱した髪というか、じーーっと見てるとそのものが大きな眩暈であり、頭上に広がる空の青が更に背中を押して、終わらない鬱の図←をみたよーな イヤンな気持ちになる(…こともある)。

が、そんな奇妙な印象は、思えるのは思う側の思い込みそのもので、藻場は健やかでものすごく生き生きとイキモノ達を育む場所みたい。なんでもだけど、遠巻きの想像では解らないのだ。

ながいそ 向って右側はこんな

で、動画編集したので見たって下さい。
海が春を迎えると、海面は赤潮になり海中は春霞になります。でも、これって汚いんじゃないんだよー。

そして藻の森も高く高く背伸びして、こーーんなです。元気でーす。

これらが海面まで手を届かせた場所が、陸地から眺めて海がもっさり黒くなってる所なんだろう。
藻を引き寄せ、手尺で計ってみた。人が両手を広げた一つの長さを一尋(ひとひろ)というらしい。引けども引けども藻の最後が手元に来ない。実際どれも何尋もあり、10mも20mも十分ある。水深よりも藻の長さの方が随分長い。藻はずーっと伸びて伸びて…そして海面に達したら更に横に這い伸びて、で もっさりもっさり揺れているのだわ。

ウミシダの グー

……もっさり もっさりと続く。

 

海藻の海 1 07/04/13 (金)

ネクター ネクター 桃ネクター

ジャイアントケルプ と、いうものは長さ30m そして50m 更に100m…?そのケルプの森に多くのイキモノを抱え、海面にはラッコも絡まり暮らしているのだとという。
お味噌汁のワカメを海藻だと思って暢気に暮らしていたモノにとって、それは一体どんなものなんだろう?と、想像を膨らませるものでありました。
あぁ そんな海をみてみたいものだ…。

しかし、須佐にもそんな風に えええーーーっ と思う程長く長く伸び立つ海藻が立派に暮らしてて、初めて見たとき、
うっわっ!これって
すっごい!と思ったです。

でも、その すっごいヤツの上をみんなフツーに泳いで行くので、っわっ これ すっごい けど、ふつう なんだ!!と更に腰が抜けました。

その海藻、ながいそに感心するほどどっさり生え伸びているけど、ベエイも場所によっては同じくらい成長したのがびよーーんと暮らしてる。うーん だからこれらって やっぱり普通?普通なんかなぁ……(^_^;ゞ
普通でもなんでも、やっぱり気になってたまらないのでー…… この日、海底に座って引っ張ってみました。

人の両手の長さを個人差大きい長さの単位で一尋(ひとひろ)と言うらしいですが、引いても引いてもいくらでも続いている。10mなぞ軽い軽い 20m?……あるよぉ。
海藻の海ってすっごい!←と、思う。

藻の上にいた

エビさん 色といい サイズといい 砂地にあるムラサキウニの棘の破片と一緒じゃんっ

撮った動画、見てみたけど 腕がヘボというか 思う絵が撮れないもどかしいです。
で、なんか違うじゃん もっと ほら もーーーっと 藻って凄いじゃん!って動画に悪態ついてみたりしてます。編集、まだ出来てませんけど、動画の撮影って どんな具合に撮ったら見た印象が取り込めるんでしょうね?
動画に限らずよくある事なんだけど、海から戻ると 撮って帰ったものを観て こんなんじゃぁあ なぁーーーい!これは練習!練習でー 次が本番!なーんて思ってしまって困るんですぉ。

あ、とりあえず今夜は寝ます だからまた明日に続きます。おやすみー。 (藻の夢みたいなー)

 

春景色へ 07/04/12 (木)

プランクトン どっさり 海草 どっさり

透視度って数が多いほど ダイバーさんは喜びます。
がー、、、今回 ワタクシは春にたくさん生まれ浮遊するプランクトンを求め潜りました。

一面のプランクトンは 海の春景色。でも、これって汚いんじゃないんだよー。
健やかな春の海だよー。で、いつもいつも須佐の海に入るたび、すっごぉおーーい!と思ってた海草を堪能。

絵本でジャイアントケルプっての見たことあるけど、これもかなりジャイアント。
ずーーっと海面に向って伸びていて、海面に到達したら横に伸びているみたい。
手繰り寄せたら10mよりもっともっと 20mは十分にある。
海草だから揺れる程度で勿論動かないんだけど、ホントにこれはいつも驚いていたものの一つなので、今回 プランクトンと伴に動画におさめてきました。

伸び立つ海草の様子、編集出来たらUPしますねぇ 長いですからねぇ←アタシの戯言じゃなくって海草がよ。

……続くさ。