2007/05 Diving Log

そして たからもの 07/05/25 (金)

アコヤガイだそうです。
EX前に見つけた、岩に刺さった姿でぱふぱふしてた貝、これが真珠のおかぁさん アコヤガイだったんですね。真珠を抱いているかどうかはわかんないけど、真珠をつくるものが、こんな所でふつーに岩に刺さってらっしゃると、いいんですか?こんなところで いいんですか?金庫じゃなくてもいいんですか?デパートの陳列棚じゃなくっても?←なぞ思ってしまうよ 貧乏人は。

と、同時に そっか、あんな風にぱふぱふと 結構口を開けて暮らしてるから、そのカラダの中に異物が入るんだぁあ!←と納得もしたぞ。アコヤガイ、これじゃ そりゃあんた ゴミ入りまくりやろ?
ぱふー ぱふー って暢気な昼寝中にも見えたし。

アコヤガイ 初めてみました 生きてました!…当たり前だけど

夏の海で幾年も 暗闇の中ではぐくんだ夢は ひとしずくの月の色の真珠…と歌ったのは井上陽水。
ベエイのアコヤガイは夢をぐくんでるかどうか わかんないけど、岩場に黒々と突き刺さり、花のよーに揺れるチャガラやソラスズメと一緒に 明るく光りが降る中で暮らしてる。
ふむ…この貝が異物を抱いたら、真珠なんだね。
でも、ここでこうしてアコヤガイが暢気に ぱふぱふ生きてるってのに出逢えた事の方が随分宝物。
アコヤガイって、名前だけはよく聞くけど 本当の姿は初めて見たよ!しかも 生きてたよ!真珠のことばっかり表立っているから、それを作る貝が、こーしてふつーに生きている貝だってこと、意外だった。
なんでかな なんかそれも可笑しいことだ。貝は貝殻や真珠の元の事じゃなくって、イノチを持って生きているものが貝なのにねぇ。

 

こうして地味ぃ〜で健やかなふつーのイキモノに、今回もたくさん出逢って満足し、山盛りヘボ写真を撮りました。いいんです だってこうして潜って帰り、何度も何度も記憶を反芻し楽しんで、ねばねば胸に転がし温め撫でまくり、ワタクシは海でみたものたちのことが、ぜぇーんぶオノレの中で真珠化するんだもんねぇぇ。

 

海中写真の こと 07/05/24 (木)

一週間後は、また潜水の予定にしています。

アマモの花たちや、茂り立つ藻に産み付けられたアオリイカのバナナ風の卵はどうなっているのかな。
地元潜水を繰り返す醍醐味って、正にこーゆーことにありますね。身近なイキモノじろじろ観察 うれしいな。
なによりも、それを楽しめる海があること ←これは本当ににうれしい。

アオリイカのカプセルだーーーっ 子供たちが中にいるーーっつ♪

藻の林 薄暗くてどきどきする♪

海に暮らすイキモノらの姿は、生きてゆくことを繋いで行くという大前提にあり、それは全くそのまんま ワタクシらの日常と寸分変りません。それ それぞれのイキモノのふつーの毎日。
しかしその手段はあまりにも多様で、晴れたり曇ったりしながら右往左往暮らしているワタクシに、それそのままが生きていることなんだよ、生きかたに決まりは無いんだよと、教えられるよーです。

↑と、いう 同じことをですね、思い出せばずっと海に潜って感じてて、ここに同じことばっかり書いているから読んでくれる人は、すっかり飽きたぞ その台詞と思ってるだろーなぁ。でも、同じ人間なんだから、そう度々違う事なぞ考えないからさ、同じ事を言い続けるんよねぇ。でも、やっぱり飽きたやろ?笑

イノチのお花だよー


飽きたといえばですね、小声で白状します。海中写真 ← ちょっと 飽きてます。

海中写真の何に飽きたのか とますと、カメラも写真も何もかも知らない素人が、失礼な口を利いてすみません と、前置きしつつ申しますと、ダイビング雑誌のみんな同じ様な で、だから何?な写真、ダイバー好みの被写体…に、少々……。

しかし そんな中、ひゃぁああっ!と思う撮影をされる方と海で出会いますと、その写真ホントですか?なんでこんなん撮れるんですか?あ、それそれ、ぬおーーっつ!と背中から頭に向って驚き虫が100匹ざざざっと這い登り、ひっくり返ってしまいそーになるんで、やっぱりワタシも写真って好きなんだろうなぁとも思うのですが。

基本的にカメラ好きですけど、何度教えて貰っても、頭悪くて全くワカリマセン。
撮っても撮っても、殆どボケズレ写真なんで、もうエエんよ どうせHPのカットだしぃって感じでやってます。
デジカメ撮影の画像加工、勿論やってますよ フリーソフトの
Picasa使ってます。あ、でも萩博物館に出展したヤツは、素でイケたんで加工しとらんですけどね。あーゆー場合の写真は加工しちゃいけないと思ったし。
撮影枚数は一本潜って少なくても60枚 多くて100枚。下手な鉄砲数打ちゃってヤツですね。

ライト ありません。特殊レンズ 持ってません。持ってんのは、カメラとソフトと気合です。

あぁ、こんなんで ダイバー雑誌の海中写真 飽きたーって言っちゃったよ ごめんなさーい。
……一週間後 又 カメラ持って潜りまーす。あははのは 
←笑って誤魔化せっっっ…

……続くかどうかは 明日の気分 笑

 

海に 咲く花 4 07/05/23 (水)

気が付いたら 既に前回の潜水から一週間経とうとしてるんですね。
アマモの花と一年ぶりに逢い、そしてセルフの潜水だったってことでキモチの上ではどっさり思うことはあるんですが、なんかこの頃異様に 夜になると眠たいので(あ、これは普通なのだわ)思いが文字にならないまま、日にちばかりが過ぎてしまってるのです。

ミジンちゃん 現在三匹

一年前、ナビゲーションを習ったのも、このアマモ場でしたね。
節目に、思わず花の姿を見せてくれたりなんかするものがあると、胸にに沁みますね。
胸に沁みたものは 海に咲いた花だけじゃないけどね。
 

今度行ったら どのくらい咲いてるかなー

今更ながらアマモは藻じゃなくって草の仲間。
確かにアマモ場は海の草原で、海底の景色に このよーな姿のものがあるということを どれだけの人が知っているのと問いたくなる不思議な景色です。光り降り注ぐ海面が空に見え、方向を見失いそうな草原の向こうは草原のまま海に溶けている。あぁここは海かと見上げると、海だよって水クラゲが漂っている…… ←ってな具合。
これは、前も書いたことだけど 海の中の景色を掻いてごらん と、子供にクレヨンを持たせても この姿を描ける子供が 果たしてどれだけいるんだろーかと思ったりもする。
身近な海の こーんな姿を知らないのは勿体無いぞ(ワタクシも知らなかったし)。

更にウミヒルモもよ。これも ここ 海??な海底を作ってくれる草で、草って事なら アマモよりも一層草らしい。海には本当の草原があって、ちょうちょはいないけど ちゃんとお花が咲くんだよって誰かに教えたくなる。
でも、海中光景について固定観念のある人には、ホラ吹きだって思われそうですね。
多分、そのくらい知らない人は知らないだろーなぁー 物凄く身近な海の景色なのに。

所でさ、アマモって種出来るじゃん。きっと海に零れて落ちているんだよね。
ウミヒルモも花が咲くからには種凝れ落ちているんだよね。それって魚みたいだよねー ほら受精卵…。

いえ、だって場所が海だけにさぁ。
そうなると魚も植物も同じイキモノだねー なんて頷いてしまっちゃうのよね。

ウミヒルモの景色を どうやったら 綺麗に撮れるかなぁ

……多分続く(明日の夜 起きていたら)

 

海に 咲く花 3 07/05/20 (日)

分別するならその他のビン

まだ見たことないんで知らないんですけど、海に咲く花はまだある筈なんです。
ベエイに潜ると、ふつーにたくさん生えているウミヒルモ等も、アマモと同じく草なんで花が咲く……らしいんですよねぇ。アマモの群生ってのも海にいきなり草原が広がって、海が空?みたいな不思議な景色なんだけど、ウミヒルモも揃って小さな両手を広げて、幼い子供みたいでランドセルを買ってやりたくなる。

一年中ふた葉で、ほん葉は無い。ずっと可愛いまんまで海の野原をつくっている。
準絶滅危惧種ってらしいけど、ベエイには そんなんホントですかってなくらい暮らしてるから、今年は絶対に この可愛い子たちが咲かせた花を探し、出来れば囲まれてみたいものだよ ぬふふのふ。
ウミヒルモ、一面生えているんだけど 花は一斉に咲くものなんかなぁ?

久しくエムラで服を買ってない……早くボーナス欲しい@独り言

さるぼぼー さるぼぼー

咲くなら昨年も咲いただろうに、気が付かなかった……ってことは きっと小さな花なんだろう。
想像するに きっと可憐だ←願望。

知り合いの子供さんと同じ保育園に通っている女の子がいて、その名前は<かれんちゃん>。
可憐←きっと美しい少女だ。保育園に通う我が子から、
<かれんちゃん>の名前を聞くたびに、その家のお父さんは想像していたらしい。そして、ある日わくわくしつつ奥さんに聞いたそうだ。

「なぁ、<かれんちゃん>ってどの子だ?」

奥さんは即答した。
<かれんちゃん>って ジャイ子 よ。」

なんとまぁ、どこが可憐なのかと思う勇ましい子だったそうだ。この頃はひょえーってな名前が多いから、そんな例はたくさんあるんだろうけど、でもやっぱり 可憐って そんな いや ごにょごにょ……。
でも、ウミヒルモちゃんは既にとっても可愛いから、きっと花も可愛いに違いないのだ。

と、思っているぞぉ。

……続く。

 

海に 咲く花 2 07/05/18 (金)

海に咲く花は そうですね、、やっと一分咲きってとこですかね。でも、しっかり咲いているものもあるので、アマモの花が無いーっ 見られないーって事は無いですね。アマモ、いっぱいありますから。
本当に蕾がいっぱい。これ、ぜーんぶ咲くんだよねぇ。 黄緑色の葉の中で、蕾らがたくさん握り締められている。そしてちょっと気の早い子が、チラリチラリと白い顔を覗かせてて、その小さな顔は可愛くてとても素朴。

素朴でかわいらしい花 

蕾が 起き上がるように咲く

へっ?!アマモ場があったら、そりゃアマモの花が見られるでしょ…って思わんといてください。
ワタクシは、こーして今あるものが、ちゃんと次もあることが一番好きです。
ずっと思ってて、しつこくて くどくて もう聞き飽きたでしょーが、こんなにいい海があるところ(山口)に暮らして、嬉しく思うのです。いいもの比べっこみたいに、もっと綺麗な海があって、珍しくてインパクトあるイキモノがいるのに、こんな海ごときってな顔する人もおりますがぁ…ワタシが言ってるのは そういう系統の話しじゃないんでね、そうこられると ただ脱力するのみでございます。

ウミウシの卵塊

それに、アマモの花にしみじみと思い出が沁みてますからね。
引き腰で砂を投げて即座に飛び逃げ、2〜3度振り返りつつアカンベーをかまし、ぺっつぺっぺっ!と悪態つきたい事(イメージとしてだよ)も思い出すしね。アマモの花は又咲きましたね うれしいな。昨年、このアマモ場で咲いた花を見て、ワタクシはマスク越しに大喜びしつつ、辛い涙を拭ったですけーね。
願うのは、こうして ま〜ったり楽しく過ごせる須佐の海が、ずーっと花の咲く海でありますこと。
そして その花を眺めていられるワタクシでありますこと。ホントにそーでありますように。

それと、この度ですね バディ潜水やったです。と言っても、結局よろよろとついて行っただけですが。お付き合い下さった方と、すさりさんに感謝致します。初めてのことに花が咲いていると 更に嬉しいものですね。
ありがとうございました。

……続くさぁ。

 

海に 咲く花 1 07/05/17 (木)

ペアたつ

潜ってきました 一ヶ月ぶりです!(いろいろ予定が多かったもんだから、やっと潜れたぁっ!って感じ)
陸の上は、朝から息も止まるかと思うよーなバカ風が突きつけ、運転してる車も これは大丈夫か?な風の受け方をしてましたがー……無事に須佐に到着し、二本分しっかり頭のお皿に汐を満たして参りました。

本日の潜水地はベエイです。ヤブレ風でも今日のベエイは全然問題ナシ。
さて、そのベエイの海の底にどっさりと揺れるアマモ、今年もたーくさんの蕾が膨らみ、花が咲き始めてます。
しみじみと<思い出深い>白い花を探し、蕾の膨らみを眺めながら、一年経ったなぁって思いました。

……(とりあえず今夜は寝ますー)で、明日に続くっ