2007/05 Diving Log 2

風や 汐にのせて 07/06/11 (月)

雄株のみなんて、そんなこと考えられない。
ありえないじゃん。
<日本の野生植物 草本 T 単子葉類>にあったウミヒルモの説明を、図書館で書き写してきたんだけど、写しながら頭の中は??でいっぱい。
家に戻って読み直しても尚?がとまんない。
一体どういうことなんだろう。

わっかんないなぁ。
物凄く賢い人が書いたものって、大抵よくわかんない。きちんと表現してれば(多分)してる程、その正体が世俗から離れてゆくよーだ。

でも、まぁ兎に角ウミヒルモちゃんの花は、ちゃんと可愛い双葉の間に咲くらしい。
なんとなく安堵。

さすわよー 

とても正しい双葉の子だから、ここは正しそうな位置に、姿勢良く花を咲かせて欲しかったんだもんね。
早くみたいなぁ〜。

あっちこっちあります コウイカのお子ちゃま

で、なんだか<日本の野生植物 草本 T 単子葉類>の意味がわかんないんだけど、普通は男の子がいたら間違いなく女の子もいるもんだ。だからウミヒルモちゃんの花は、須佐ベエイでも 雄花と雌花を探すことにしよう。楽しみが二つもあってうれしいぞ。

 

雄花、雌花って植物の世界には結構あるよね。個人的に直ぐ思いつくのは銀杏。銀杏は実が出来るのは女の子の樹からだけだからね。茶碗蒸しの具を拾いたいなら、ちゃんと女の子の樹のところに行かないとダメなのよ。
あんなに突っ立って動けないイキモノに、男の子と女の子がいるって 人間の立場で思うと物凄く不思議だわー。
相手と関わらないなら、喧嘩もしなくて結構いいのかなぁ。

ぽつんと生まれて、近くに相手を持てなかった雌雄異体の樹や草たちは、つまんないって思わないんだろうか。
海の中で同種の雄と雌が出逢う不思議にもひっくりかえるけど、動けない草木は同種の相手をどう思ってるんだろう。
風や汐に向って、何か伝えたりしているのだろうか。

そーだったら すっごくいいなー。

 

出ていた花の写真は 雄花 だった <日本の野生植物 草本 T 単子葉類> 07/06/07 (木)

ばでぃ潜水 ← のこと これからの序曲としてさらっと書こう記念だしーって ね、そう思ってたんですけど、辛いものが詰まった蓋ががたがた音をたてるんで これはそのうちにってことにします。
ずっと前、鹿児島で潜った時に泊まった部屋の子が、暫く潜るのを止めていたと言ってました。
潜る事自体がまだまだ新鮮で楽しかったワタシは、「なんで??」と聞くと、彼女は「ダイビングは人間関係が難しいから。」と答えたのを記憶してます。
理解し合える仲間と出会い、自分はとっても楽しく潜って幸せだと思っていたワタシは、彼女の言葉を十分理解出来ませんでした。が、今は人との繋がりが必要な世界は 総じて関わりの難しさと手を繋いでいると思います。
出来る事なら といいますか、出来る限り海で出逢う人と辛い関係にはなりたくない。
それが、昨年アマモの花を見た時のワタクシの気持ちで、今もすっごくそう思っています。

あまもぉ〜

いたるところに 立っていた

で、ウミヒルモ。
今日は午後から仕事が無いんで、職場から直接市立図書館へ行きました。
参考図書
<日本の野生植物 草本 T 単子葉類 平凡社>結構厚〜ぃ専門書でした。
人間の生活に直接関わりの無い(だろう)ウミヒルモについて書かれる文章は厚い本でも大変短かったです。しかし、短いけれど専門書って ウミヒルモぉ〜よりもまず漢字の意味が わ・か・ら・ん・ぞー……。
鱗片葉ってなに?苞鞘ってなに?雄蕊って??<蕊>って漢字生まれてはじめて知ったどー!
草って言えば、はい 草ねーって それでオワリのイキモノ。でも、あなたたちって深いのね。
生態の深みは宇宙だし、それを現す(……筈の)日本の漢字、それがまず読めんっっっ!

カラスキセワタガイさんたち

読めないが、どうやらウミヒルモぉ〜は可愛い顔して 男の子ちゃんと女の子ちゃんがいるらしい。
男の子ちゃんの花と、女の子ちゃんの花は違うらしい。にょ〜〜〜〜〜♪そうなんだぁぁぁ♪しかも、花はちゃんと葉っぱと葉っぱの間から出るらしいてのも、
<日本の海藻 平凡社>の本にあった。じゃ、今回撮った写真の芽は、葉芽で間違いないね。

ふ〜ん そっかぁ〜。ウミヒルモは男の子の株と女の子の株が野原に暮らしてるんだ〜可愛いなぁ〜♪と、図書館の椅子に座ったままワタクシ小躍り……したのだけれど やっぱりあんまり賢くないんで、どうも書いている文章が理解出来ませんでした。
以下 読んだまま途中略しながら写します。

ウミヒルモ
海底の砂または泥にはえる多年草。根茎は横にはい、径約1mm 節間の長さ1-5cm ……(中略)……雌雄異株 またはまれに同株……(更に略)……本州中部〜琉球、東南アジア、オーストラリアの沿岸に分布する。本州では雄株のみで雌株はみられない。

は?

文章はそこで終ってる。なんじゃそりゃ?そこで終わるなよ!
本州では雄株のみって何?何よぉぉ?意味がわからん そんなんアリ?これって目の錯覚?誰か教えて!

……終われないではないか これじゃっっっ@I am 素人。

 

ベェイに倒れて 花の名を〜♪ 呼び続けたいっっ……と思ってる 07/06/05 (火)

枯れる ←に、こだわるつもりではありませんが、あれからネチネチと<枯れる>とか、<散る>とか、まぁ落葉ものを、夜な夜なネットサーフィンしてたです。で、生きてゆくという大前提を歩むイキモノとして、植物等の枯れるという姿も単なる犬死の図じゃなかったのだ とー 今度はみたね。

ワタクシは素人なんで、その辺りをきっちし知りたいと思われたら、<落葉>とか、<仕組み>とか、なんかそのヘンを巧く検索して下さい。なかなか面白い(……こともあります 多分)よ。

植物は、落葉する事で得るものがあるからこそ我が身の一部を落す。それは次なる季節を自身が迎える為であり、それを身につけた植物ってエラーイ。オノレの節目を判断する決め手っても へー よくできてるー。

アマモ場 大好き〜♪

仕組みは可也複雑っぽい。

アマモの花 野の花にもこんなん あるよねー

アマモは枯れる。種も落とす。
でも、アナタ方の場合 ベエィに一年中それなりに生きているように思うんだけどどうなんだろう。元気だったり萎えていたり そんな繰り返しでゆらゆらとベエィに揺れてるって印象なんだけどなー。あれは米や麦みたいに一斉に枯れたりしないのだろうか?(今後一年ねばねば見てやろうっと)。

海の双葉ウミヒルモ畑に這い蹲り、頭を転がすワタシの横で、カラスキセワタガイが二人 手を繋いでけけけと笑っていた。
アタシ等貝一族だって、海にも生きてるし陸地にも生きてるんよ。汐のあるとこ無いところ、そして人間の庭でさえ。
と、言われたよーな 言われてないよーな……。いやね、カラスキセワタガイ、けけけと笑いつつ 過激にけけけでした。

……いや、今度こそバディ潜水談@まだまだヒヨコ でーす。

 

道に倒れて人の名を〜♪ 呼び続けてやろうかっっっ……とも思ったが  07/06/04 (月)

仕事を終え、そして家事を終え、今 PCの前に座っております。んで、昨日書いたものを読み直し……バカじゃん…穴があったら埋めてくれ…ってそんな感じ。
ウミヒルモが薄くなって砂地に刺さってるんで、なんでこいつ枯れない(散らない)んだろう?と思ったんですよねぇ。自分の中で、<枯れる>と<散る>が大間違いの同義語だったということにもびっくりしたし。

でも、元々あんまり賢くないんで 間違えても晒しても、失うものも そうないや。

そうないんだけど、先週の土曜日はえらいもの失いかけて驚きましたねー。
失いかけたのは<気>ですからねー。

ウミヒルモ野原

阿知須で逸早く花火大会があるって事で、大の花火狂オヤジに連れられて、着いたのは阿知須漁港。
梟もたじろぐ寒い野良、歯の根を鳴らして手も叩き、頭上の花火を仰ぐうち体温すっかり失って ワタクシは夜空の奥深く意識が霞み落ちてゆきました(仕事で激しく疲れた直後 連れ出されたって事もある)。これはホントです。ホントなのに連れ出した張本人のオヤジのヤツは、ワタクシが楽しそうにしてない(そーゆーレベルの問題じゃないってば!)と
ブチ切れて、切れた弾みにこれでもかと、夜道の深みへ身を隠しやがった。
ワタクシは莫大混んでる花火開場で半病人の行き倒れ。ホントに具合が悪いんだってばっっっ!

人の道を外れておるだろーが!死ぬじゃんっっっっっ!きーーーーーっ!まけるもんか。
だってワシ、 こないだ ベエイで ばでぃ潜水したんだもんね!

と、何故かふらつきながら頑張った。なんでかそう思った。ここで笑うな だってそうだったんだもんっっ。
息が出来る陸地の迷子なんか河童の屁。クソおやじ この歯の根が鳴る数だけ呪ってやろうぞ。かちかちかち!そうです この腰抜けのワタクシが、やっとガイドさんいなくっても海の中で遊べるよーになりました。
まだまだヒヨコだけど、ヒヨコだってミミズを探して歩けるんだぞ。これは何本潜った とか、そーゆー数の記念より、もっと大きな記念なのだ。だから弱ったカラダで夜道で迷子になっても、クソおやじ ワシ、ちゃんと家に戻れるけんね。なめんなよ!かちかちかち 夜道彷徨い かちかちかち!と まぁ、そんなこんなで暫くは
こないだ ベエイで ばでぃ潜水したんだもんね!
↑って、辛い時も握りこぶしで思い出し、つよい子で陸地も生きてゆくって方向にはしりそうでーす。
そのくらい嬉しいよ〜ん♪

……続くはバディ潜水談@まだまだヒヨコ でーす。

 

海に咲く花の 蕾 2 07/06/03 (日)

ウミヒルモは枯れない 枯れずに痛んで磨耗して薄くなる ← とー みたね。
しかし、日曜日の昼下がり、ワタクシは庭の雑草をちびちびと抜きつつ考え直した。
庭の雑草、夏に向ってハツラツだけど 中には痛んで萎えてるものがある。そっかー 萎えてるのは枯れてるんだ。生きてられない状態になった植物の状態を<枯れてる>って言うんだー。
…って、どーでもいい様な事ですが(^_^;ゞ…ウミヒルモの写真を広げ直して ワタクシすっかりじろじろ目。
6月を迎えるウミヒルモ野原、全体的に威勢が無くって、あちこち葉が薄くなって食われたりもして、すっかり魂が抜け切った葉もあるけど散って無い。そうか、草って枯れても結構散らない……。

生き生き という状態とはほど遠い 6月のウミヒルモたち

垣根の曲がり角でやる焚き火の具は、樹の葉っぱが枯れ落ちたもんだわ。ワタシ、なんでウミヒルモも枯れたら海底から散って、海のどこかの隅に吹き溜まるって思ってたんだろう。
<枯れた葉っぱ>は散る 熊手で集めて焼き芋を焼く ← とーいう思い込み(イメージ) ンまぁ……い・や・ねーぇ。

余談だけど焚き火で芋を焼くときはね、ちゃんとアルミホイールで包まないとダメよ。ワタシは子供時代を住宅縺れ合う下関市で暮らしてて、焚き火なぞやった事なかったからさ みょーに憧れていたんよ。 で、大人になって萩に暮らして 借家の庭が夏蜜柑畑に面していたんで、やっほー と、大喜び。
早速 我が子に指令を出し、焚き火ってもんをやってみたね。
あ、一応前置き。 萩だったら、庭で焚き火をやってもいいかってーと、そんな事はありませぬ。野焼きも焚き火も立派に通報対象。自治会長から電話は掛かるし、回覧板は至急でまわるの違反行為。しかーし、お陰様で辺りの畑も 当時はこぞって野焼きしてたんで、叱られた事は一度もありませんでした。

いや、芋です。
芋はアルミホイールに包んで火の中に入れないと、普通に燃え尽きます。焚き火を知らなかったんで、焼き芋は素のまま投入し、そして木の枝に刺してほくほくと食べるんだと思ってました。イメージはそうなんですが、それじゃ芋は普通に燃えるだけ燃やされて 行き着く先は灰や炭。
お前、芋かっつ!?食えないのかっつ!?って感じ。

初めてやった時は焚き火を掻き回し、炭と化した芋を見つけて愕然としましたねー。
いえ、思い込みもメルヘンですが、じゃ 実際にはどうかってハナシです。

うちの52オヤジの頭は運命に従い薄くなり、そしてさめざめと散っている。これが本体まで枯れた時、坊さんが家にやって来るのだろう。その時アタシも とぼとぼと続くのだ。
ウミヒルモの葉も薄くなり、しかし散らずに透けてゆく。透けた向こうに砂地が見るが、きっとこれはオヤジの毛と一緒。葉というウミヒルモのカラダの一部のみがが枯れているんだ。
そして生きている本体からは、なにやら にょろりとしたものが更なる季節に手を伸ばしている。
一部が変化を起しても、その本体は別にある。ウミヒルモの生きる精神、にょろり ← お前 頑張れ!

しかーし!芽が伸びてます

葉が開くのでしょうか 花でしょうか

いや、ハナシは花。
これが、ワタクシが待っている花芽なのか それとも葉芽なのか ここが知りたい。
葉芽もあるし、花芽もあるのかなぁ??

見る限り、どっちにも見えたり見えなかったりしつつ 葉芽に軍配が上がりそうな印象。じゃ花はぁ〜??
庭の草抜きを済ませた後、散々ネット検索してウミヒルモの花を調べてみた……んだけど、ウミヒルモの花芽どころか、花そのものについての記述も写真も殆ど探し当てられませんでした。がっかり。
アマモについては、結構みつかるんだけどね。ここんとこも あ、やっぱりねって感じ。

ウミヒルモの方は、アマモと比べて漁場云々に無関係っぽいもんなー。人間の生活利益に遠いイキモノについては、ホントみなさん無関心なのねぇぇぇ……。

……あぁ、続くさ

 

海に咲く花の 蕾 1 07/06/01 (金)

フタバが ぴょんぴょん生えている

お願いがあります。
誰に?と、返されると そうですね…ウミヒルモの成長についてご存知の方へ です。
海に野原をつくる可愛い双葉ウミヒルモ、年中双葉で 一年ベエイに潜って思うのは、この双葉って散って無いってこと。そして枯れる←という状態とも違う廃れ方をするよーに見える。
枯れるより薄くなってる ← ですよね?
でも、本当にウミヒルモは枯れないもんですか?枯れて散らないんですか?

ベエイのウミヒルモ野原に這い蹲り、な・ん・で と、頭に?がウミヒルモの数ほど浮かびました。
6月のウミヒルモ達は こんにちは♪こんにちは♪と、痛み薄くなった顔をしているけど、散った葉っぱってよくわからない。木や草の葉はいつか枯れ、そして散り吹き溜まりに集まって、焼き芋の歌になるもんじゃないのかね?ほら、垣根の垣根の曲がり角〜焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き〜♪…ぁれ?芋 出てこないなぁ…。

蔓の先 気になるぅ〜〜〜

ともあれ、蔓の先にあるこれは 何?

ウミヒルモにはアマモみたいに花が咲くらしいけど、ワタクシは今年この花が咲いたところを是非見てみたい。
で、その花っちゅーもんは どこ辺りに姿を現すものなんですか?
この蔓の先にぷっちーー とある、この丸いものが その蕾なんですか?

でも、やっぱりウミヒルモ野原に這い蹲って丸を見た限り、蕾じゃなくって更なる若葉に見えたよ。印象から想像すると、蔓の先に葉を付けたら、おおーっ!よしよし新しい双葉完成 と、蔓はヨロコビ安堵して そして又次なる双葉誕生に向うべく にょにょにょーーっと又伸びる それを繰り返す……?
で、そこで蕾 蕾は どこ?

それとも、この丸は陸地の草の仲間らしく 素直に蕾なんでしょうか?
若しそうなら、ウミヒルモの蔓の先々に これから向かえる季節お花が咲くのですかね?
あれだけ広がるウミヒルモ野原。花が咲いたら昨年だって おやお花だぁ〜って気が付いた筈なのに、ウミヒルモの花の姿は、まだまだ空想の世界にしかありません。

いや、兎に角ですね 花はこのイキモノのカラダのどこに いつ咲くんですか?

おっと 続く……