春、しろうおが群れ流れたベエイ。
初夏を迎えて、アマモにまた花が咲き そしてワタクシはここでウミヒルモの花を待っている。
ウミヒルモは益々<枯れた>ように見え、その先に次なる葉芽が伸びている。その若い葉が開いた時、葉の間に花を抱いているのかな。葉の間を覗き、君は花芽か そうなのか と、ウミヒルモ野原で遊ぶ。
そして、ウミヒルモ野原で遊んでいると、ウミヒルモの双葉とおんなじくらい可愛い姿を見る。なんだか解らないけどこれも可愛いなぁ、きっと藻か草だろうなぁと、チラ目で密かに愛でていたんだけど、ウミヒルモを調べてるうち その可愛い子のお名前を知りました。
ホソエガサです。
ベエイのあちらこちらに ホソエガサは揺れ暮らしているんで、これらがウミヒルモ同様<絶滅を心配されるものだ>と書かれているものを見つけて、えーホントですか?この子らがですか?えらいよぉけおりますぞ??と目が丸くなりましたね。そんなに大変な子らにしては、えらい並んでニコニコ機嫌よくベエイに暮らしていますからね。とてもとても、今にも死に絶えそう類……には見えないんですよ。
いや、アマモやウミヒルモ、しおうおやホソエガサが極普通に暮らしているこの海が素晴しいってことなんでしょうね。 |