でも、説明したいから下手なりに言いますと、漠然と群れてんじゃなく、まず♀、およそ10日周期で うりゃうりゃうりゃとカラダからは卵が生まれてしまう。そして口内保育を課せられた♂はというと、およそ7日の保育の後、次なる保育の為の体力回復期間を必要とし、これが最短6日。よって口内保育周期(入れ替わり可能の意味)は早くとも13日。♂と♀のサイクルは合ってないらしい。このよーにお互いカラダの波長が異なりながら<群れ>という社会を持つ事で効率良くイノチを次に繋ぐという事を可能にしている(←ここは想像)。
10日サイクルで卵を捻り出す♀は、♂の口にそろそろ生まれる熟れ頃卵がある時期から目星を付けるらしい。そうしないと う、、、産まれるっ、、、という時に困るのだろう。で、♀に確保された♂が卵を口に咥えると、♀は既に更なる10日後の為に備えなければならず、卵を咥えた事を見とどけると♀は♂とさよならしてしまう。そこで口に卵を含んだ♂は忙しい♀から離れ……るのか捨てられるのかわかんないけど、産みたて新鮮たまごくらぶ♂の会員となる。それが<♂ばかりの群れ>みたいですー。
卵が熟れ始めると、またまたせっかちなカラダの♀に掴まり、♂ばかりの群れから離れ お口の中に前妻の子供を保育しつつ、新しい♀の次なる産卵まで伴に♂は暮らすのだ……ってので解釈宜しいでしょうか?(どきどき…)。保育中の♂と♀がペアでいた場合、♂の口の中の卵は傍にいる♀のものじゃないんだねぇ。
ワタシが動画で撮った♂とペアでいた♀も、かなり性分攻撃的で、近寄る邪魔者を片っ端から威嚇してたので えらい威勢のいい女の子やなぁって気になりましたが、テンジクダイ科の魚社会は♂不足っぽいようですね。だから♀は10日度に う、、、産まれるぅっ、、、を繰り返しつつ育てる♂確保に翻弄されてしまうんですねー。
7日も口の中で卵を守らねばならない♂って可哀相 な〜んて思ってたですが、アタシの方が大変なのよっっつ!きーーーーっ!ってな♀の声が聞こえそうです。それと、テンジクダイ科の♂は時に高栄養の卵を食べちゃうってのも、昨年何かの本で(いい加減ですみません)読んだんで、生真面目に絶食して♂が苦労ばかりしているのじゃないみたいってのも、何気に記憶しております。アヤシイ記憶によると、ワタシが読んだものには、若い未熟♂は しっかり口内保育が出来る様になるに備えて卵を食べちゃうって書いてあった……筈。山口の図書館にある本のどれかなので探しときます(確か易しい本だった)。ともあれ、時に食べちゃっても、口内保育って、一日に三回 時にはオヤツまで食べる、お食事大好きな人間的には大変そうに見えますよねぇ。<食>という官能を持たないと見受けられるイキモノ等の、生きている日々の楽しみというものは、生活の何処にあるのでしょうか。
楽しみを求めながら生きてる人間の方が特殊なんですかねぇ。
さて、兎に角これら一連をですね 次の潜水ではオノレの目で確認したいなぁ〜って思うので、へへへ♪すさりさん どーぞヨロシクね〜。でさぁ、須佐の場合はクロホシイシモチじゃなくって、ネンブツダイになるんだけど、♂ばっかりで群れているヤツ等の口の中って、ちゃんと覗き見れるものなのかなぁ??ワタシもネンブツダイの群れの一匹化して、お口のチェックをするには どうしたらいいんだろう? |