夏の夜遊びの、真っ黒に塗られた海の賑やかさのこと、それって　すんごく面白いんだよ！なんて書こうと思う日がきたんだなぁという辺りを、ワタシは少し驚いております。
なんでだろう　須佐のナイトダイビングは全く怖いと思わないぞ。なんでだろう？？？

とても自然に海をみることができる。
背中を押されるような焦りがない。
見上げると　ゆらゆらと夜の海面が感じられる砂地。ああ　ここなら確かに月が出たら、きっと海の中で寝転がってお月見ができる。
なんて楽しみなんだろう。

明日は海に行こうと思う。
ただ、陸地からみるだけじゃない。海のその青い中に入るのだ。明日は昼間の潜水だけど、夜から目覚めたイキモノの顔を眺めるの。そして又、次は夜に沈むイキモノに逢う為に、カメラを握って沈んじゃおう。

夜の海のその上に、月が膨らんでいたらいいなあ。
雲の衣を纏ってないといいなあ。
フグたちと一緒に砂地に寝転んで、夏を閉じる月を仰げたら　そうだったら　とってもいい。

…と　思ってます。（お盆明けの　残暑厳しい夜にて）

ネンブツダイが産卵し、受精した卵を♂が口に含むその姿ってモンを、出来る事ならこのワタクシの目の奥に焼き付けてみたい　と、、、胸を躍らせ潜ったサンセットダイビング。そして更に須佐初ナイトダイビング。
結局、手が届きそうな気配だけで終わり　ほんじゃまったきってねぇ〜〜の幕。
しかも、ナイトで見たネンブツダイ達は　いきなり脱力したかのよーに　群れの間隔に隙間が出来、求愛行動も店じまい？？？なんだかわからないけど　ちょっとそれ若しかして寝てる？？？←って思ったの。

わかんないんだけどね。

闇に揺れるネンブツダイ達は、それなりに泳ぐし反応もするから寝てるのか起きているのか解らん。
更に、何より人として＜寝てる＞＜起きてる＞の判別の鍵を握る、目ぇ〜ってもんが魚の奴らは　ぱっかーーっと開いているので益々解らん。と、思っていたトコロ……諭すよーに語るガイドさま。

「ほたてうみへびってのはぁ　よるおきているときのめぇ〜と　ひるまのめぇ〜がちがいます〜……。」

無知なオバサンはそこで強烈に反応。夜の海に突入と同時に砂地にうじゃうじゃ刺さっているホタテウミヘビ軍団の目ぇ〜を　じろじろじろ。ほぉ　成る程！ほんとだほんとだ！ホタテウミヘビの場合、瞼はやっぱりないんだけど、瞳孔（？）が違うねーーー。夜は　お人形さんみたいに瞳孔がぱっくり開いてる。
昼間の姿を撮ったホタテウミヘビの写真と、今回撮った夜の写真、見比べると更によくわかる。
ガイドさんが言う通り、目が違いますよぉぉぉ。

で、可愛いと言えば　フグ！
深いまてかたの砂地には、夜中　フグがモグラ叩き出来るほど砂に埋まってるって聞いてはおりましたが　おおおおおおお！！！フグだらけで無茶苦茶かわいいぃいぃぃぃぃっつ！
次々頭を擦ってやりたくなるっっっ。
フグ達　砂を布団に寝てるんだよねー。昼間でも、砂に埋まるフグを見掛ける事って結構あるけど、そこら一面が埋まりフグってのは　こりゃもぉかわいくってたまんない。

で、やっぱり気になる目……。埋まりフグら、これって瞳孔は開いてる。
フグの場合、瞳孔開けて寝てるのかな？魚の目ってそれぞれなんだねぇ。
それにしても、魚たちって人間みたいな眠りの時間を持ってるのかな？
ネンブツダイの夜間の振る舞いを思うと、寝るってことについてのとらえ方そのものが間違ってるのかなぁと思ったりもする。活動を休めている←は寝てる事だ←と考えるけど、人とは違う眠りの感覚をカラダに含み、それぞれの夜を過ごしているのかなー……？なーんてね　さてどうなんだろう？

人と違って欲しいって　期待してしまうのはなんでだろう？
イキモノの多様性が　空の星屑に勝る程あればうれしい　それぞれだってのが嬉しい。ワタシ、なんでだろう？

つづく。

ミミイカを、一緒に潜った方達がじろじろしている間、ワタシは一人で大騒ぎしてたです。
そりゃもぉ暗闇で　無言の絶叫……　ほんとですって。

意外なイキモノの遊泳←というものが結構好きなんで、暗闇でひらひらと泳いでいた　恐らくヒラムシ…に絶叫してたのですが、その絶叫は　もぉこれはもらったねっつ！！って握り拳の歓喜の絶叫。
……だった筈なんだけどー　夜の海って底なしの暗闇なのでね、持ってるライトで遊泳するヒラムシにスポットをあてつつ動画撮影（デジカメはライトなし）という状態は、ちょっと賢い方なら解るでしょうが、闇に対して全く光りが足らない撮影←これは無理です！
撮るってのは、目で見えてるから撮れる←大間違い　なんですねー。ワタシはその辺りが全く解ってなかった。

更に、それはそれは綺麗にひらひらとその衣を揺らして泳ぐヒラムシが、デジカメ（液晶画面の小さいオリンパスC-７５５）の中にうまく入らないっっっ！！とかー、泳ぎつつ上昇してるからこっちも浮かびつつヒラムシ化しなくちゃいけない　とかー、わなわなして宙で停まれんぞっ、左手のライトも震えるぞっ。右手のカメラもぶるぶるよ！って、、ヒラムシッこら　どこいったんかぁあーー！←とね　まぁ問題は闇の中に数々あるある。
観てるのに撮れないというのはなんてもどかしい。
目の前にぶら下がるアンパンが咥えられない運動会競技の苛立ち。

無茶苦茶どうでもいいかもしれないヒラムシだけど、ヒラムシもウミウシみたいに泳ぐんだぁ。こんなに目の前で綺麗ぃ〜〜に泳いでるよぉ！すごいすごい　すごいのに撮れないぃぃ！！
ぎぃぃぃぃーーーーーーーーー！！！

ヒラムシ（多分）は　その後　泳ぐのを止め、宙で、じゃんけんのぐーになり　ゆるゆると落下。で、海底に着底。
しめしめ君がナニモノかきっちりその姿を撮ってやろう。ワタシはそう思い、カメラを構えたのですが、ヒラムシの奴は薄い身を石の間に沈ませてしまって結局撮れず、最後の最後まで見せるだけ見せておいて　そりゃないじゃんって感じ。

そうですね……触覚はありました。で、身は薄くひっぱっても石から離れたりもせず　ぴたーーーっって張り付いてたですね。ヒラムシ……でいいですよね？きっとヒラムシ　多分ヒラムシ　なんだかわからないけど　なんかそんなん類。まぁ、客観的にはどうでもいい図でしょうが、ワタシにはとっても面白かったのです　はい。

光りの足らない夜中の海の動画撮影って難しいんですね。一つ一つがいい経験になります。
動画、一応ＵＰしますが　ひらひらひらひらと泳ぐ姿を一人見付け、うっつわぁあああーーー！！って喜んだり、撮れない！撮れないっっ！！と涙目で焦るワタシの姿も想像しつつご覧ください。

……つづくぅ。

みちゃったみたいで　ぐへへへへ♪

というか、、、
目が誠に悪いんだという事を海中で再確認した←ともいえる。
ミミイカが砂に潜る動作をビデオで拝見して以来、その可愛さに胸を焦がし　みたいーみたーみたいーとってもみたいいいーーと思ってたんだけど、昨夜のナイトダイビングで　ぬぉっ♪
ミミイカ発見ーー！！

でも　動かないーーー……いるだけかぁ……
でもまぁいいや　動かなくても君かわいいね　って思ってたの。

でも　家に戻って動画みたら　おぉ動いてるじゃん。

なんだ……もっと愛情もって綺麗に撮ればよかったなぁ。
しかし、やはり君は可愛いぞぉ。この嬉しさ！見た見た見たっって　ねばく伝えたいもんだ。だけど、昨夜の寝不足に加え今夜も居酒屋に行きました。で、明日は物凄く楽しみなオヨバレ（で、更に呑みます♪）←が控えているので寝ます。
ホントに眠い！オヤスミなさい。

嬉しくってたまらんから、一応動画ＵＰしときます（あまり綺麗に撮れてません）。
ミミイカって耳のとこでぱこぱこ泳ぐんだけど、砂に潜って身を隠す時ね　手でひょいひょいってカラダに砂をかけるのよぉ。あの動いてるものがイカのおててなのー。かわいいわぁ　もぉ　このこのこのぉ〜的にかわいい。
ワタシもミミイカ気分で（でかいけど）布団をひょいひょいしながら潜って寝よーっかなー。

……兎に角つづくさ。