2007/10/12〜/15 座間味Diving Log

ハナシが前後しますが えー 前書き …みたいなもん 07/10/19 (金)

ファイルサイズが心配なんで、ちと分けます。たった二日の間のことですが、オバサンの戯言は長いので。

座間味に到着したワタクシは、荷物を整理して直ぐホテルの裏手に伸びる坂道をよたよたと歩き、古座間味ビーチへ下りました。どこを見ても何をしても珍しい初沖縄で、まず見た浜辺はやわらかに弧を描いてとっても 白。
んで、そこに 珊瑚の骨格が無造作にごろり。更に、波打ち際まで行くまでも無く、砂と砕けたものの上に まごう事無き砕けた骨たちが 行けども行けども広がって、踏んでもいいのでしょうか な 音がする。ええ、骨を踏んで歩いてみた事は今まで一度もないけれど、ちゃりちゃり歩く音が、皆ここで 生きていたものたちなんだぞ と囁いてくるのです。

言わずと知れた 古座間味ビーチ だったのですが

飛行機が那覇空港に近付いた時、なーんの文句もありません 貴方は大変美しい←な海が広がり、そして高速船で一旦阿嘉島に着いた時も、なんで海の色は地域でこの様に違うんだろうと 不思議に不思議に思ったですが、白い沖縄の海肌に満ちる汐は 水の汚れさえなければ ここまでの青い色をしているんだわ。

一面の珊瑚の骨。砕けた砕けた骨の音 ちゃりちゃりちゃり ちゃりちゃりちゃり…。
ワタシの知る海は貝の海だなあ そして岩砂の海だ。須佐の海の中で、これだけの貝殻が砂になり、砂紋を描くのを見る度に、一体どれだけのイキモノが ここでイノチを繰り返してきたのだろうと、毎度毎度感心しておりはしましたが、この浜は何ごとですか 中はどーなってるんですか…?

嘘でしょ? と思った

だって 骨だらけなんだよーって 誰も教えてくれなかったよ?

…って歩くうち、古座間味ビーチーは暗くなりました。
誰ぇええーーもいないビーチの空。
烏が カアーって笑ったので、急に心細くなり、又ちゃりちゃりと骨殻を踏んでホテルに向ったのであります。

これが前置きというか、座間味の海でいっちばーん始めに思ったこと。

飛行機で空と雲をずっと眺め、高速船で海と空、そして浜で渚と骨。この日のワタシは、カラダの隅々脳味噌の奥の奥まで、青と白い色が詰まり、夜が深まると更に膨らんで深夜になっても寝付けませんでした。

だのにですね、夜明け前より目を覚まし、寝ぼけたままで古座間味ビーチに行き、まだ夜を引き摺る浜を歩きいたり、暫く座って朝陽を眺めました。兎に角珍しかったのです。

夜明けも 古座間味ビーチへ

おはよう おはよう 珊瑚の骨

ヤドカリの足跡にも 朝陽がおちる

浜がこんなことになるなんて、どれだけの どんなものがこの中におるのかね。

こーして様子の違う浜辺が珍しくて珍しくて、これだけで目の奥が満腹になるぞと思ったですが、お腹の方は誠に空っぽで、早いとこご飯を食べて潜る準備をしなければならぬならぬと、ちゃりちゃり浜を出ました。


余談ですが、沖縄とか南のビーチは真っ白できれいきれいと伺ってはいましたが、本州の浜辺と質が違ってただならぬぞ、生きている者らにあらず、生きていた者らも侮れん とかなんとかその辺りを、座間味ってどぉだったぁ〜とか聞かれたりでもしたら、ぬうと身を乗り出し唾飛ばし、思い込みに満ち満ちた胸の内を熱く語りたい気持ちです。それが例え、一旦ブダイが食べて出したウンコ由来でも。

が、大人ですからね。
それは他人さまとの溝が深まりそうに思えるんで、滅多口に出さないでいよよぉっと。

そんな感じで始まったよーな まぁ そんなとこです。はい。

潜って 海の中身 みるどー

 

白いぞ しろい ちゃりちゃり 白い 07/10/17 (水)

まず、ワタシの戯言は後にして 案内して頂いた座間味の海はこんなでした。
もっと ねったいぎょおぉーなものたちは 数限りなく踊っておいでなので、被写体を選びきれません。
つまり、田吾作が東京の街中で迷子になったよーな そんな心情(?)
ワイドレンズとかいうものをお持ちの方は、腕が鳴る鳴る鳴り響くーのところだろうなと思います。

あ ドリーがいるー ドリーは たっくさんいるー

おやびっちゃぁー お前達が山口にまで うじゃうじゃ流れてくるんだねー

石灰の元

顔が黒くない クマノミさん

君たち ほんとにいるんですね と 思った ← 田吾作ダイバーとしては…

ぎゃぁぁぁあああああ かわいいぃぃぃぃぃいいいい!!

うわー なんか 持て余す景色…

これは 食えるのだろうか

沢山の方達が沖縄を目指す気持ち、とても解るなぁ ← でした。
今回、座間味でお世話になったのは<ダイブサービス小野にぃにぃ>さんですが、海に潜られている方、殊に写真を撮られている方、ウミウシに興味がある方は、これでもかという程お名前を存知だろうと思います。
米俵でも背負わなければ沈めないよーなマヌケのワタシが、二日間 座間味のうつくしい海をガイドして頂いた事、大変あり難くて嬉しかったです。(お客さんワタシだけだったし♪)

こうして贅沢なしつらえで二日間 5Dive堪能しました。
本当に座間味は綺麗でしたよ 素晴しいです。と、ここまでが前置き。
んで、ここから先は あくまでもワタシ個人の趣味、思い込みと間違い満載であろう しかし素直にそう思ったぞーな辺りをくどくど並べます。

今日 夜になって、座間味からダイビング器材が届きました。
バックには、古座間味ビーチで拾った幾つかの珊瑚の骨を詰めていて、器材と伴に含み笑いで珊瑚の骨を取り出し、「ようこそようこそ いらっしゃいまし ここがワタシのお家です」と呟きつつ、珊瑚の骨ちゃんと一緒にお風呂に入りました。で、お風呂場でちゃりちゃりと洗い、そのかわゆぃ珊瑚の骨たちをワイドハイターを入れたお水に浸けてます。
うへへ 明日これを山口に降り注ぐお日様に向って干してやるのだ。

そう、座間味初日から何よりも驚いたこの珊瑚の骨、そしてそれ由来と思われる(多分)白〜い浜辺と海の中。
一面あなた達が広がっている想像を越えるその量に、ワタクシは古座間味の浜で一人小躍りし、そして今もココロは止まりません。
ワタシの目の前にあなた達が広がっていた事、夢のよーなホントで大変嬉しいです。

……てな感じで つづくさぁ〜←このいい方面白い…

 

おきなわがー 頭から離れなくて眠れない…… 07/10/16 (火)

たまやー かぎやー♪

はじめての沖縄 座間味。おぉ成る程 これが沖縄なんだー と、思う事が多すぎて纏まらないですね。
散り踊る魚たちもそうだし 珊瑚もそうだけど、海が包む 生きているものも生きていたものも、ワタクシの知っている海と具が違うっていうか…なんというか。

まずはね、座間味に到着した夕方、一人で古座間味ビーチに行ってみたんですけど 一面珊瑚のカケラでね、砂の部分とそして 確かに箸置きサイズの骨がそりゃあもお ざくざくとざくざくざくと広がっているの。あの浜に慣れると それは普通なんでしょうが、<貝殻>や<石>由来の砂に慣れているワタシには可也衝撃。踏むと誠に骨を踏む音がして(踏んだことは一度もありませんがね)、このひとたちは全部イノチを持っていたもの等だと妙に思いましたよ。そして延々と歩きましたね。

ちゃりちゃりと骨を踏んでいると 古座間味ビーチを撫でる汐が赤くなり お日様が姿を消したので、ここの海の中はどうなっていることだろうよと思いつつ、又 ちゃりちゃりと骨を踏んで浜を出たのです。
どこからどんな具合に海は変ってゆくんですかね。とりあえず、到着日のワタクシの気持ちはこんなでした。
ブログの内容と同じじゃんっって言わんといてください。ホントにそうだったんで そうなのですぞ。

……当然ながら つづくさぁ〜@沖縄風