2007/10/12〜/15 座間味Diving Log

しろい浜辺と あおい海のそこ 3 07/10/22 (月)

沖縄などを目指し青い海と珊瑚を堪能していた方達は、それらの浜辺が珊瑚の欠片(骨だよ骨)で出来ていても、綺麗だからそのまま素直に楽しんでいたのかも。
だって、骨殻がねぇ……なんて聞かなかったもん。

聞いていたのかな?聞いても見るまでワタシにピンとこなくて、覚えてなかったのかもしれない。この度買った<るるぶ>にも、あの浜は白砂で綺麗だとか、ここに行くと絶景だとか、なんかそんな紹介が山盛りです。

須佐の深まてかたや ながいそでもそうなんだけど、貝等のかつて生きていたものの欠片が、胸を押されるほど積もっていて 海面を習うように砂紋を描いている。
正直どきっとする。 それが、珊瑚の骨殻になると その姿かたちと色合いが奇妙にリアル …

……過ぎでもある…

海の中に入っても、生きている珊瑚の辺りはその表面に色のついた魚が踊ってて、おお誰もが頭に浮かべる沖縄だー的うつくしい海中景観。んで、珊瑚がいなく 肌の出ているところは白い砂殻とやはりやはり 珊瑚の割れた骨が漠々とある。記憶では古座間味びーちでみたもんより ちょっと大きめ?一面広がる中を進むのは、ウワぁ〜でした。

キンメモドキ 同じ顔がいっぱいおる

青すぎる様ですが こんなんです あおいあおい

おぉ みたかった みたかった

浜に打ち上げる 海のおなかの中身
そこにはもっと骨殻が広がってて きゃー

石灰の元じゃぁ
 

想像するに、こんなんが累々と積もり、時間と伴に地面ごとずりずり這ってワタクシの暮らす山口に顔を出しているんだ。他所の人は秋吉台を知らないかもしれないけど、大昔 珊瑚礁だったもんが現在こーなったの図が山口県にありまして(見事な景観です)、小さな頃から遠足は秋吉台、青年の家も秋吉台、大人になってもドライブは秋吉台、春夏秋冬 秋吉台。だから、秋吉台の景観は お陰様で美しくもふつーなんだけど、珊瑚が広がる辺りを知らなかったので、それが出来た元の土地の絵っちゅ〜もんが どうも頭に浮かばなかったです。

で、それを今回みちゃった。

確か マルガザニと言われたのがこれだったよーな……

アカヒゲカクレエビ 赤いものを見ると めでたい気持ちになるぞ

沖縄も、そして沖縄に限らずこんな地面が、もぉっと何処か珊瑚ってもんが暮らしてる辺りに わーっと広がっているんだー ←想像…

この白砂は珊瑚が砕けただけじゃなくって、ブダイが珊瑚を齧って捻り出したウンコウンコと、ガイドさんは嬉しそーに諭してくれました。どっちにしてもイキモノ由来なんだから、ウンコ経過でもそれはそれで素晴しい(笑)。
ちなみに、ぶつぶつさんごの辺りは、ラムサール条約になんとかかんとか…って説明されたけど、秋吉台の地下水辺りも らむさーる条約がどうかしただったぞ ほんとほんと。確か秋吉台にある古い建物(秋吉台科学博物館 白くて目の無い魚を飼ってるとこ)に書いてあった筈(外の看板だよ 確か)。らむさぁ〜るはよく解らんが、つくづく人は珊瑚が好きなんだなぁと、そっちに素人的感心をしてしまう。兎に角、賢い人達がこれはスゴイ!と思ったのだろう。そしてワタシはあまり賢くない頭で 目の前のものをスゴイ!と思ったのだ。(←ウンコ…)

イソギンチャクエビ 本来隠したいようなカラダ部分が透明

ヒレジャコガイ これ 個人的に感動したんよ なんとなく

すごいすごい すごいなぁ 生きていたものたちの地面だよー。ウンコにしては量が凄いけど いいわー。
そーですよね?と 何度も地面を摘まんでワタクシは眺めておりました。おほほのほ。

 

しろい浜辺と あおい海のそこ 2 07/10/21 (日)

くっさはっぜ さーん

はっちまっき だってはぜぇ さーん

ハゼたち、ものすごくたくさんおいでました。
目の悪いワタシは、青い同化し俊敏なハゼを見分けるのが難しいので なかなかハゼと仲良くなれず残念です。海底にはハゼ 見上げると数限りない熱帯魚。
広がる珊瑚もそうだし、漠々とした海底もそうだし、ワタシのカメラは座間味を食べ切れません。
こういうものに惹かれて、たくさんのダイバーが沖縄にやって来るんだ そりゃそうだろーなぁ……。

アンタは裏側が粋 ヒメオニオコゼ

サンゴガニさんと一緒に 珊瑚の隙間暮らしをしておいでました ダルマハゼさん

なるほど、沖縄かぁ……。ワタクシのよーに地元の海をきれいだきれいだと、まめまめしく通っては、妙なものと遊んでいたのを なんじゃそら?と思ってたかもしれん。
ただ、この場合は多分、どっちがどうかを比べるよーなことではないのだ。

これが ジョーさん なるほどー アゴアマダイさんと違うねぇ

ヤシャハゼ エビさんとお暮らしでした

行けるものなら叶うなら 知らないところに行く事や、見たことの無いものに出逢うことは、物事の考え方が変る大事なことだよ と、大きく納得したのでございますー。

 

しろい浜辺と あおい海のそこ 1 07/10/20 (日)

砂漠ってところです なーーんにもないの って言われたけど ワタシにはあり過ぎ

ああ 呑んでますとも呑んでます うい♪イヤな事があったとか まさかそんなことないんよ 当たり前じゃん最高の秋。だけど呑んでますよ ええやんねぇ。 呑んでも痺れてもワタシはワタシ 同じ人。

たまんないです かわいい!!!

あのね、南の海が綺麗だ綺麗だって 海に潜るようになってから幾何人もの口から この耳は聞いたのよ。
それを聞く度ワタクシは、なんで自分のそのカラダ その血肉を作り舌を転がした足元の海を「うつくしい」と言わなんだか。山口の海は大変に美しい そして豊かだ。なのにどうしてさ。山口に限らず、皆 それぞれが喰らってきたものを擁く海を思わなんだ そこ ゆるせん!

と 牙剥いてました。それはー 今も同じだけど、うつくしいという事を感じる辺りが 恐らく違うのだと思います。
ワタシは健気に 健やかに そこに息つくものたちが大変好きだ。そして、それが我が身に繋がっていることが うつくしい@持論持論

そして座間味。

ワタシの目の前に広がる珊瑚の骨殻。
アンタ達が青く広がる空と 海に身を晒し汐に砕けて広がる白砂が 海のあおを映しうつくしいうつくしいと呼ばれていたのですね。

アナタ達はほんとうに綺麗。
そして、ここで地味に とても地味に生きていたものたちだね。わぁ たくさんなんだ 恐ろしい程たくさんのイノチが数えられない時間ここで生まれそして砕けてるー。浜でワタシの足が進むたび、なんて音で踏まれているのだ。ちゃりちゃり痛そうだ。そして海の中、目の前のガレ場…わああー いっぱいだあ!
誰も、沖縄の浜辺や海の底は生きていたものが砕けてて凄いんだよ 骨がいっぱいで青い汐を映しているんだよ って教えてくれなかった。

とー 胸 打たれました。
あの白を見て これがふつーなのだ 沖縄だから綺麗なんだよって言う人 前に出なさい!
でも これ書いてるワタシは、今 ホントに酔ってるから、前に出て直ぐ下がって下さいね。

珊瑚が一面にあったりする ワタシの海はこれが全部海藻に変るのだ

……つづくさぁああああ