2007/12 Diving Log

不思議も 青ざめる 冬 07/12/31 (月)

海の色が地域で違うことは、高知に行ったときからの不思議だったのですが、今頃になってそれがどうしてか が、なんとなく解ったよーな まだ解らないよーな…。
というのは、色をワタシなりに調べていくと しまったっっっ!と思う程むつかしい仕組みであることで、そんな大変なものを解る味噌がワタシにはない!じゃ 幕っ ← これしか無さそうなのです。

だからさ、いつもいつも思うんだけど、若しも来世があるならば どうぞ神様かしこい頭をください。かしこいひとは本当に羨ましい。きっと同じものを見ていても、同じことを一緒に経験していても、違うものを感じているのだ それはなんて凄いんだろう。学校のお勉強云々のハナシじゃなく、そのつくりのよい頭でたくさんのものに気が付き、そして知ることができることが羨ましいのだよう。

本当はお正月休みに入ったら、色のことを纏めようって思っていたんです(趣味の駄文だけど)。
でも、主婦のお正月は寧ろ忙しく 思う様になりません。
しかし、このまま年を越すのも収まりが悪いので、あらまし書いておくことにします。ええ、何時もながらの戯言ですが、まず空の青。この青のつくりは海を眺めた青と全く違うものであるということ。空気中にある光を散乱するものにより、波長の短い青が散乱し人の目に青い光を感じて空は青い。そうして青空を眺めたその目を広がる海に落すと、海はその空の色を映していることと、加えて海中に入った光が海底に反射し海面に出てきた色が合わせて見えている。

沖縄に着いた飛行機から見下ろした海の色が、作り物のよーな青い色であり、時に翠が入って日本海ダイバーとしてはとても非日常的な色に思えるのは間違いないことで、その原因である海底に白々と珊瑚の骨が覆い尽くしている事それそのものが、ワカメ 昆布 揺ら揺らの海に生きるものに非日常な事です。色に違和感を感じるのは正しいことになります。海の中に入った光が海底の珊瑚の白い骨に反射し、又 海にある浮遊物や砂以外のものに反射して空を映した海面と混じってあの色を作っているのです。

更に常々不思議だった何時も潜る海域の冬の海の色ですが、空を映した灰色の海面を割ると 意外な程に青い冬の海中が広がります。どうやら水の分子に吸収されない青い色だけが残っている姿で、プランクトンが少ない冬の海は浮遊物の散乱が少なく、青く澄んだ海中となるってことみたいです。もっと詳しく突っ込まれるとですね、説明なんて出来やしませんから自分で調べて下さいね。

だから、いやなに 以上の事が巧い事纏まらないってのは、空 海面 海中の青の理屈が全部違うみたいだー すごいなー と思いながら、その理屈があまりにも科学で、感じることはロマンっぽいんだけど、理屈はそんなレベルじゃないんですよねえ。
で、叶わないネタと解っていながら続けると、その青い世界に生きるものがどうして色があるのかって辺り、イキモノ等はそれぞれ目の仕組みも違うみたいだし、なんかもう かしこい方 どうか諭してください。お願いします。ワタシの不思議を溶かして下さい はぁはぁ……ってな感じの大晦日なのです。

みなさま どうぞ良いお年を!はぁはぁ……

 

青い 冬 4 (色のハナシばっかりで おもしろないやろ?) 07/12/26 (水)

岩に似せた顔…… 顔が岩模様よ そんな顔 イヤじゃ

この人は ゲロっぽいけど ウミウシさんです

犬は色盲っていいませんか?あれってホントなんですかね?ワタクシ 子供時代に犬は色がわかんないのに、盲導犬はちゃーんと信号が解ってエライんだぞお!って聞いたよーな気がするんですけど。
で、子供のワタクシは 信号が解る犬はエライ!ってのより、えええええっ?目ってもんみんな同じよーに見えるんじゃないんだあ!←に驚きました。見た目は同じ目ぇ〜なのに、芸風が違うってのは興味深々ですよ。

このひとは タワシっぽいけど ウニさんです

このひとは 車に轢かれたおっさんじゃありません キビレミシマさん

思えば青い世界のひとたちは、人間と同じ感覚の目だってワケないですよねえ?
色を判別し コミュニケーションの手段や威嚇やなんやらかんやらに使っているとしか考えられない強烈な色彩に、そーんな想像を膨らませます。人間の目には青に沈んでしまって敢て光を照らさなくちゃ彼等の色彩には出逢えないのだから、海のイキモノ達の感覚器はどんな具合にものを映しているんだろう。
と、ここで注意事項→これらはワタシの思い込みに満ち満ちた妄想的戯言ですからね。実はこうだ!というハナシじゃ(決して)ありませんからねえ。そこんとこお忘れなく。

さて、眠たいです。

目を閉じると冬の空に広がる海が いの一番に浮かびます。
海っていいなぁ 潜りたいなぁ お正月は潜りたいのに潜れない。もぐりたいもぐりたい病に罹りそうだなぁ…だってごにょごにょ……ってな思いが波間に浮かんでは消え。ええ そんな風に寝付くまで。
そして、ワタシは閉じた目の奥に夢を見ます。起きた後 説明も辻褄もつかない沢山の夢はいつも気前良くきちんと色がついています。目を閉じているのに着色されてるのは脳味噌の遊び心なんですかね?光の無い世界の色を見る感覚器は、ちょっとだけワタシにもある?←だったらイイなーっ……ってのは 視力の悪いワタシのちょっとした願望でっす。

……つづくだろうけど 読む?こんなん読んでくれてる人 おるんやろーか?笑っ

 

青い 冬 3 07/12/25 (火)

青い光だけが水に吸収されないので 海の中は漠々と青く広がっている…なるほどホントだ あおいあおい。

雨の降る 海面を見上げるのは とてもすき

と、それはいいのですが、頭のわるいワタシの不思議を聞いて貰っていいですか。

警戒色 と いうからには……

海中で吸収されちゃう 赤い色さんですぞ

イキモノとは必要の無いカラダの一部を<退化>ってな引き出しにお仕舞いになるじゃないですかぁ。ホントは昔 あったのよ♪って感じで時々思い出したよーに名残りを持つ個体が生まれたりして、おおーっなんてさ。

でー

恥ずかしながら 気になって眠れないので聞いて下さい。
青い光だけが届く海……のイキモノにライトやフラッシュを当てると、鮮やかなのはなんで?
海の中って、水に色を奪われる世界じゃない。でも 色ってこんなにも要るんだ。どう見えてるのかなぁ。
ウミウシなんて派手選手だけど、このひとたち人の色がわかるの?違う捕らえ方をしているってこと?触覚からヒミツの光線が出るんかなあ(嘘ですよ)。色が無駄な青い暮らしの中で、退化どころか これだけの色を纏って彼等は生きている。どなた様も すっごいデザインと色使い。ハナイカなんて色をぐにょぐにょ化して脅かすんだよ。何かのカタチで青い世界のひとたちは色を判別してるんだ?いやいや深海魚は地味よって それは知ってる。でもそれでも 色がそれなりにあるじゃ〜ん。
フラッシュをたいて色を呼び覚まし、せっせと写真を撮ってる沢山のダイバーさん、そこ辺りもどう思う〜?

……だから 軽〜く聞いてるんだって@つづく

 

青い 冬 2 07/12/24 (月)

ホンダワラをヒレに絡めてゆくのが 日本海ダイバーの掟

年賀状を作っていたら、プリンターが青ざめて そしてワタシも青ざめて、新しいプリンターを買うのに財布まで蒼白。まぁ青い連鎖。
青い冬は あぁ 陸地にも。
ってーなことで冬は兎に角あおいのです。

さて

ダイバーさん達って、どうしちゃったんですかっ?なほど成長させてしまったカメラをお持ちな事がありますが、それで撮った写真はどうしてるんですか。プリントして眺め愛でてるのですか。ワタクシはね、これだけ撮っているものの、実はログブックに残すほんの数枚を薄っぺらなページに印刷するのみで、つまりHPの挿絵として撮っているよーなもんなんです。
だから、こーして年賀状として出力し 手にとって眺めるとなんとも新鮮です。

ほおー……こんなんなんだあ。←今更

座間味の写真と須佐の写真、この二つの色の違うこと違うこと。手にとって再確認。

んでさぁ、ダイバーさん達ってその高額そーなカメラを抱えて遠くまで遊びにいったりしちゃうワケじゃんかぁ、そうして切り取って来た地域の色を並べ眺めて、貴方はどう思ったりしてるもんなんですか。皆の目は何を見て感じているものなんだろう。

いえいえ、軽くね あくまでも軽ぅ〜く聞いているんですよ。だって地域差が一目瞭然なんだもの。

……軽くつづくさぁ

マトウダイの口は オッサン 口が開いたときが面白いんだよー

 

青い 冬 07/12/22 (土)

潜り納めになるのでしょうか。
自分としては潜り足りないんですけどね。頭のお皿は汐をくれ 汐をくれとうるさいんですよ。
潜れば潜るほど 潜りたくなるっての、ワタシは何を求めているんでしょうかね。

オキナワベニハゼは 沖縄紅櫨 と書くのだろうか 夜露四苦みたいだのぉ

今日のお空は雨模様。そして曇天。つまり空は青くなかったワケです。
車を転がし須佐大橋を渡る時、ワタシはいつも須佐の海をチラ見します。本気で見てたらあの高い高い橋から車が落ちてしまうんで、チラっ…なんですが、今日のチラ海は灰色でした。ヨシヨシきちんと海は雨色の空を映しているね、いい子だね と、ワタクシは一人うししと思ったですよ。海は空を映している←ええハナシやないですか。
んで、エントリーした深まてかた。
空を映す海面を割ると、貝砂広がる深いまてかたの砂地は きっちり青い海を抱いてました。

しかも、きっちり 須佐ブルーで。

くどいですが、なんで色が違うのか 白々とした珊瑚の骨砂が無い為なのか、漂う無数の微粒子なイキモノの具が違うのかなんなのか、そこ辺りホントの事 詳しい事は存じませんが、目に映るのは青くても南色じゃない須佐の青。これはきっときっと もっと北に行けば色合いは変るのだ。そうであって欲しい。
…と 透明度高い青の先を眺めてました。ええ、個人的に地域の違いに ろまん←ってのを持っていたくって。

……つづく。