2008/01 Diving Log 3

多分人の場合 見るを補うものは 経験の箱から……(想像だから小声だぞぉ) 08/02/10 (日)

これは1月9日 ベエイで撮った子だけどね

話しの的が外れても、どうぞどうぞ大目にみたってください。戯言をつらつらと 思う侭書いた翌日、読み直し なんで自分のピントは惚けているんだろう。こんなオノレをあちこっちで晒し暮らしておるのだわ、きっと人々はワタシを<あほんだらぁ>だと思っていることだろうよ。と思ってね、ションボリしたりしてるんです。

経験や訓練によって見えないでも解るってのは、視覚のハナシとは逸れますかね?どうなんでしょう。
全く逸れはしないですよね?でも、元々の視覚はどうなのか、その目や感覚器はどんな芸風なのかという方向からは逸れてますね。ワタシが素朴に不思議がっている元のハナシは、他の生物らの感覚器(目ぇ〜)はどんな具合に脳味噌に味をつけているのか?でした。自分で疑問に思ってるのになんで焦点が外れるんやろ?

どっちにしても 素人の思いつきでは解決しないネタです。
だからと言っちゃナンですが、この際 思いつく侭
更に逸れます

ワタシは近視でね、そりゃもお裸眼だと目の前の人の面が解りません。
ぐーーっと近寄っても目と鼻と口と頭が一度にきっちり見えないレベル。海に潜る時はコンタクトを外すので、周りの人たちがみんな消え、朦朧と動く影と化します。故に辺りに無愛想になってるかもしれず申し訳無いのですが自分としては見えないんですよ。んで、人を探すとき、いきなり必要以上に近寄りますが、それも又 気があるとかそんなんでもありませんからね。解ってるだろうけど。

そんなですが、見えないでも見えていることが物凄くあってね、その感覚をどう説明すればよいのやら。
んで、子供時代からずっとの事なんだけど、コンタクトレンズを外すとねえ 実は耳もアヤシクなりますよ。
だから音ってのも耳だけで聞いているんじゃないんだあああ…… とね 常々感じておるワケで。

多分ですが、少しばかり目で音も見ているんですよ。んで当然ながら勘違いもたくさんある
その<勘違い>や<感じ方>を手掛かりにした場合がさ、人間のクセというか味というか。いやなに……オチはありませんって。いつも無いし。無いんだけど感覚器の手伝いを経験が自動的にやってしまうって辺り、味がしません?<備えている本来の感覚器の違い>というネタのゴールに、書けば書くほど軌道を外れますが、他の生物たちも見るを補う感覚器ってのが、あっちこっちに装備されてるじゃないですか。じゃ、そのパーツ、どんな具合〜?って思ったりもするのよぅ。

いや、いかん どんどんネタの焦点が散っている。書くのやめて寝ちゃおっ。
ここまで読んだ人も、さーっと読み流して 暖かくして寝て下さいなっ。おやすみぃー。

 

知らないけど そう思うこと 08/02/10 (日)

そらすずめ 君はいつも可愛らしい

高齢の女性の方なんですけど、膝に針山を乗せ 几帳面に等間隔に並べ替えながら、「おかしなことに私は針の穴に、まだ糸が通るんですよ。」と言われましてね、針の穴に糸が通らなくなった 目が見えなくなったという話しもよく耳にするけど、<いつまでも針の穴に糸が通る>ってのも、不思議だけどあるだろうな と思ったのよ。

使い慣れた道具に対して、身体が覚えているってのは、針に限らずピアノの鍵盤にしろPCのキーボードにしろ、靴を履く行為でも多分一緒。

で、それだけじゃなく使い慣れた道具を身体が覚えること以外に<見える>ってあるよー と 又、ここでしみじみ思ってみたり。

例えば自分。
ええ、自分にしか成り得ないので イカだのタコだの魚だの視覚は解りませんが、自分の場合のことを思うと、見るってのは見つつ聞き、皮膚感覚で自動的に辺りの様子や距離を知り、匂いや湿度に加え、不気味さや気持ちよさゲさ、事前に掴んでいる状況や経験、予測というか想像が自動的に動き出し?なんとかかんとかどうのこうのをひっくるめて目の前のものを<見て>いる。目という道具を使いつつも、自分の脳味噌があらゆる感覚器と味噌を使って<見ている>のだろう(多分)。

ってな事から、味噌があるのかないのか、どうなってるのか解らないよーなヤツ等も、その全体で辺りを知りつつ生きているのだろうと思う。でなくっちゃ漠々と広い海という場所で、ツレを探せるワケがない。人間と同じで同類は同じよーな環境に集まっている……にしても だ。

見えない目で針の穴に糸を通すよーに、何故か見えている目ってのは、いやいや 貴女だけじゃござらん。物凄く多くの生物たちが、奇跡のよーな目を持って<見て>るんですよっ!と ジャンケンのグーで立ち上がりたくなりましたね。

けど、仕事中で既に自分は立ってたんで、黙って頷き微笑んでおりました。ほほほのほ。

……続く。

うみうしよ 君等は何を どう見ている?????

 

見えているのに 見てないもの 08/02/05 (火)

それにしても どうしてこんなに美しい色を纏っているものなのか

で、しつこいから撮り溜めた画像をひっくり返してみてみたんです。で、やっぱり無いんですよねぇ……いいものが。チャガラは無茶苦茶こっちの海にいて、そりゃもぉ年中 ガキからラブラブから群集から。なのにこの有様。

先月も恋の季節を迎えたチャガラ軍団が、どっさりいたんだけど カメラの調子が悪かったり、頭がチャガラモードになってなかったり。今思えば無念で無念でたまんなぃ。普通種が大好き♪と公言してるのに、<いつでもいる>チャガラをきちんと見てない自分を知った結末ですよ。

これは機会あればチャガラから動きたくないですー のオネガイ。ついでに砂が揺れる日、砂地で腹這になって揺れる私の上に、錘を載せて存分に砂を撮らせて下さーい も。

と・言・え・ば、、、へえええええ〜〜〜♪ じゃ 好きなだけ どおぞっつ!
と、山盛りタンクの上に石を積まれそうなので(ホントに)小声でオネガイしときます。

……オネガイはつづく

 

目を使って みえるもの 08/02/03 (日)

ダイバーがおるぞ じろじろ と 派手な目が見てました

色鮮やかなカラダを持ち、繁殖時期には更に衣装を変えてみせる生物。威嚇時には色を唸らせるイカ達も、それならさぞやその目、くるりと弧を描くその丸みは色形を見極めているのだろう。
と、思いきやそうでもないらしい。

色の判別が出来るもの、出来ないもの様々の様で何がなんやら素人には ただなんじゃそりゃ?ですが、つまりは人間と同じ視覚ではないらしい ってことなんでしょうね。海の生物の目、その像を描く脳に海の様子はどう描かれているんでしょう。

……ってな事を調べようもない素人が考えていても解決しないのですがね、目そのものにも柄があるっちゅのは芸が細かくて やっぱり気になるじゃんか。だからアンタ達 見えるのは見えるんよね?で、それがどう相手に見えてるワケ?
色盲らしいイカ族も、威嚇時の強烈な色変化が相手にどんな具合の影響を与え威嚇を叶えているのか。色が見えないってのを想像しつつ、撮った画像をPCでモノクロにしてイメージしていると、若しかしたらコイツ等 無茶苦茶きしょくわるい世界に生きているんじゃなかろうか?と思ってみたり。

婚姻色とかもね、解るから色が変わるんだろうけど、若しかして人間が見ている色と違うものが見える仕組みっちゅのがあるとしたら?
例えば人間に判別出来ない不可視光線が……。

この辺りでね、ワタシは星新一みたいに想像力豊かな人に、空想を委ねたくなるんですよねえ。
例えばどんなことが考えられるかなぁ〜って。
考えても、じゃ で、それで?アンタどうするワケ? ←なんだけどね。へへへ。

……つづく

 

そして 岩場 08/01/29 (火)

ところで次は岩場。

岩場でですね妊婦さんが座ってました。人間とは様子が違う妊婦なので、よくわかんないんですけど、恐らくそうじゃないかなぁと思うんですよ。違いますかね?この下腹。

チラ目があった彼女(多分)は、岩場で探し物をしていた風に見えたんですよ。
で、下腹が突き出ているから 産卵管かなぁ?とか思って、どれどれ何処に産むのかな?まだ産まないのかな?と眺めたんですが、見つけた場所が絶壁中腹でね、観察&撮影には有り難くない位置。 ぶくぶく喧しいダイバーと向き合って、大事な卵を産む度胸はなさそうでね、すみませんすみません お、、お邪魔ですよね?でっすよねーー って ワタシは彼女から離れました。

ワタシの予想が当たっていたら、今頃あの岩場の何処かに彼女の子供たち(卵)がいる筈です。

そうだったらいいなぁ〜。

目が結構でっかい

にょおおおーーーー その下腹は その下腹はっ♪と ワタシの気持ちは小躍り

そこに座っちゃだめー 肝心なとこが見えないー と 興味本位ダイバーは勝手な事を考える

下腹から ほら〜 出てるのは産卵管?

潜るよーになる前は、魚の産卵って鮭のイメージがありましたね。なんででしょ?何処で擦り込まれたんですかね?
実際には鮭の産卵を見たことはありませんので、鮭のことはわかりませんが、魚の視線を感じて なに?って振り返るとその魚が何かをぐっと考えている……ような事があります。
ねぇ ありますよね?

鮭だったら卵を産む気満々の雌どっさり と、産ませる気満々の雄どっさり が、川の色が変わる程集まって、尋常じゃない魚の気合が川一面に沸き立つのでしょうか?おぉ、思えばクサフグがそうだったなぁ。
たった一匹の雌でも、卵を産もうと思案している大事な時に、無粋なダイバーがぶくぶく泡吹いて近寄って来て、彼女はとっても困った様でした。想像なんですけどね。想像だけど何かを思ってるよーな視線をね、ワタシは感じた事で、逆に彼女の存在に気が付いた様に思います。

言葉が話せたら、伝わったら、彼女は何を言ったでしょうかね?

……つづく

 

海の 波絵 08/01/28 (月)

結構面白い絵を観たのですが なんせ うねりで自分が転がって転がって 浮くし動くし撮れないし……

小石の浜を潜っていた頃は、ざざざざざ という音が聞こえたら浜に着いたなと感じていました。小石の大きさは米粒から割れ米サイズ?だったかなー。ざざざざざ と、波に撫でられて前後前後に戯れる小石たちだったと思います。それが、海の威勢のいい時 石といえども容易く舞い上がり、シュノーケルの弁に嵌って(誂えた様にジャストサイズ)シュノーケルがただの太いストロー化。汐飲み放題。
タンクと一緒にごろごろ転されながら 
があああああ!しぬるー ←と 慌てたもんです。

解り難いけど 砂紋の先が巻き上がっているのよ

そして須佐の海。ここの砂地は石由来ではなく、かつてイノチをもっていたイキモノたちが砕けて砕けて砕け続けた欠片で出来てます。その、莫大なイキモノらの欠片は、小石よりも繊細に波の動きを描いてましてね、まぁそれは素材の問題じゃなくって、粒子の大きさの問題なんでしょうが、形があるようでないような波に代わり、砂が波の姿を地面に彫っているよーな そんな風に思うのです。

んで、普段 まてかた等の砂地では、さらさらと音も無く砂紋が撫でられて、猫じゃらしコチョコチョ風なんですがぁ、この日は体を震わせていましてね、うねりがあると 砂海底ってこんな風に動くんだあー…って思いましたね。

思い出すハナシなんですが、ずっと前の或る多少波立つ日、ここでシュノーケリングをやった事があるんですね。その時 頬にぷちぷち何か当たるなぁ この違和感はなんだろうかなぁ?白くって見えないなぁって思ったら 砂!シェークされた貝砂。
うわースゴイわー何も見えないけどスゴイわー。と思いながら、アホのよーに波に転がされ、岩場で大根おろし化してスーツは痛み、カメラは転がる。そうか…こんな日は<しゅのーけりんぐ>はやらないほうがいいのだ←と、当たり前の事を悟りました。

この日は、うねりがちょっとだけ。砂地では砂軽く攪拌されて面白い景色だったと思いますー。(個人的には)
貝砂が攪拌された海ってのはべービーブルーっかなー?。プランクトンで濁るのとは一味違い乳っぽく明るい色合いでしたよん。動画も撮りましたんで、チラ見して下さい。写ってるのは……す、、砂 ただの砂です。はい。

海面の波の姿を 彫っているのだと思うの

……動画、観た感じと違うのが無念。砂紋がもっと綺麗につくられていたり、うねりが強くて ぼはっっ!と攪拌されたり、砂が煙幕みたいになったりと、もっともっと面白い景色が観れたんですが、なんせ撮っている自分がうねりと一緒にうねってて、巧い事撮れんのです 悔しいことです ああ 悔しい……。いつものことだけど。

……続くさ。