2008/03 Diving Log

さらに オマケ 4 08/03/30 (日)

イカに寝床があるという発想そのものが無かったので、砂地に潜る云々を別にしても もう少し書き足したいので続けます。
やっと春が来た頃ですが、山口の山陰の海では夜になると向こうに陸があるのかなと思うように灯りが綺麗に並ぶ時期があります。記憶違いでなければ、山から海に駆け下る棚田の水が張られ、早苗が並ぶ頃……ではなかったかなぁと思うのですがいかがでしょう。

ともあれ、私はイカは夜中に活動するものだと、イカ漁の灯りを眺めそう思ってました。
そしてイカが昼夜を問わず 眠りにつくという発想そのものが、私の頭にありませんでした。イカが砂地に潜るという話しになると、思い出すのはミミイカになりますが、昼間いくら潜っても全く出逢わないミミイカが夜になると結構いて、逃げるよーに砂に潜ります。うーん、夜行性故に砂にも潜り身を隠す……ってのが正しそう?

何もいない 全く気配もない海面に灯りを点すとわらわらとイカ一同が集合する謎について、素人的には遊泳しているイカ達が、あ♪あっかりぃ〜♪と思って集合するのじゃなかろうかと思うのですが、砂地がアヤシイ、どーやらこいつら海底から沸いてくる←の説はどうよ?現場でそう感じるならそりゃ現場の目ってのは自分が働いていても、実際 本や聞き覚えよりも現場がホンマ←だぞおと日々思っております故、なんかもぅイカの素行そのものについて、ちょっとイカさん其処に座って話しておくれよー、、、と言いたい気持ちでございますー。

 

そして オマケ 3 08/03/26 (水)

イカ漁に出たことは一度もないし、聞いた事を間違って記憶しているかもしれませんが受け止めた事と自分の中に膨らんだことを続けて書きますね。イカの寝床のことです。

ヤリイカの寝床(休んでいる場所という捉え方でもいい)←誰か知ってますか。
漫然とイカ〜〜と思って眺めているので、甲イカかそうじゃないイカか位は解るけど、ヤリだろうがケンサキだろうが海の中で見てもその違いが解らないままイカ走りで去ってしまうもんなんで、ヤリイカの素行について 私は全く解りません。しかし、イカ漁のおっさん(多分)が言うには 別に何もなさそうゲ〜な砂地の海面に明かりを灯すとイカが「お♪光だ」とやってくる。何もないのに だ。あいつら砂に埋まっている。光が見える程の水深だから光が見えたら砂地から出てくるんだぞお。と言ったらしい。それって どう?

まず、ヤリイカの塒がどこでどんなものなのか。
そんなこと考えたことも無い。無いがそういわれるとミミイカは砂地に器用に埋まっているし、タコも砂地に埋まってて、なんだお前は?と思う事がある。だからヤリイカも……砂地に埋まってるもの??そう考え出すと益々頭に?が膨らんで、そー思えばイカが何処かで寝泊りしているって発想すら自分には無かったなぁって其処から考え出してみたり。砂地に潜んでいるのだとしたら、砂の中には海水が満ち満ちる海の中のよーに、砂の海にもごっちゃりと生物たちが暮らしてて、その中にあのイカも……いやまさか。そもそもイカは中層じゃない所で休息したりする?イカはイカらしく海中で蜻蛉のよーにいるのだ 埋まってないかいない そんな事あるもんか。
……いや……でも でも でも……ミミイカのヤツの場合は……。

ってーな事なんで、イカが砂地で寝ようか羽毛布団で寝ようが 一人身で寝ようが川の字で寝ようが、私の生活になんの関わりも無い事で どーでもいいっちゃぁ どーでもいいんですがーー、、、ヤリイカの塒が何処かご存知の方、ご一報下さい。すると私が安眠できますー。

……つづく(のかな?)

 

オマケ 2 08/03/22 (土)

おもしろい話しを聞きました。
しかし、聞いただけのものなので、その辺り全く詳しくありません。
そのあらましは昨日書いた通りなんですが、イカにも種類があるものなので どちら様の話だったかと思い出すとヤリイカだったと思います。えっと、不思議を思いつくまま書きます。

イカ漁で捕獲したイカが、残酷なことに雄と雌をすぐさま分別されて桶(?)に入れられると聞いただけで、イカ夫婦にロマンを感じる暢気なダイバーとしては、胸が痛いですが(市場で買ったら食べるけどね)、その生き別れになった雌は妊婦状態で、イカとしても尋常ではおられず、たいへんだわっつ!!と必死の産卵を船の水槽でやっちゃうらしい。捕獲されたらオワリだねってしか思わなかったから、へーそれって ほんとですかほんとですか?←よ。船の中に、あのぶらぶらしたイカの卵が生みつけられるってのを見てみたい気もするけど、こればかりは漁師じゃないとお目にかかれないだろうなぁ。 危機迫った場合のイカが何をどう考えて行動してるのか解らないけど、命が消えるぞと考えるとしたら、イカ 結構かしこい…??

通常なら雄にエスコートされながら産卵を果たすイカだけど、雄に守られてってのも そうなるとどうなんだろう。雌は雌ヂカラだけでちゃんと産み終えるのだ。雄はなんだかんだいって、雌を守りつつ 雄本位の都合で遺伝子残しに目を光らせているのかもしれないね。

アオリイカの交接と産卵の場合だけど、頭上で交接があり 目の前で産卵が繰り広げられていた。ファンダイブで漠然と見ていると、交接直後に産卵に至っている印象だけど、後から思えば交接と産卵の時間ってのは、どのくらい経過してからの事なんだろう。アオリイカの場合は数え切れない数のイカが舞い、しかも面という面が全部イカ面で、どれとどれがどうなってるのか、一組のペアのみの追跡が出来ないからさっぱり解らん。

ヤリイカの産卵の時も、暗い岩場で夫婦がせっせと産卵行動をとっていたのを<見た>だけだから、その前のドラマがいつあったのかは解らない。イカ漁で捕獲されたイカ夫婦の中が引き裂かれて水槽にいれられる数がどれ程なのか知らないけど、何匹も雌のみで産卵してしまうのだったら、交接から産卵までは直ぐじゃなくて、それなりの時間があるものなんですかね?

コンクリートの護岸を跨ぎ わっせわっせ 梯子を降りるとベエイがある

雌のみ船で産卵…の話しを聞いたとき、捕獲された雌がショックで混乱して船に無精卵を産んでしまうのかと思った。
だけど ちゃんと有精だそうだから 全く うーーむ……なのだ。

それと……あー なんだっけ……?

ああ ヤリイカの寝床のこと。それは又今度書きます。
とりあえず今夜はイカの寝床よりワタシが寝ます。おやすみぃ〜。

……ってことで つづく。

 

そして オマケ 1 08/03/21 (金)

砂の中に どれだけのイキモノタチが潜んでいるのか…

人さまに聞いた話をネタにするようで、どうしようかと戸惑いつつも、思い出しては謎だけが深まるばかり。その辺りご存知の方、若しかしてひょんなところにおられるかもしれない そうだったら聞きたい、違った角度(体験)からも、そうだそうだの声があれば是非オネガイしたいと思いました。
のーで イカのハナシ。

ただ問題は、今夜 私のカラダは疲れてます。
だったら書くなって感じですが、イカが気になって寝苦しいので眠る前にあらましだけ書いておきます へへへ。

まず、イカ漁。
釣り上げたイカ一族は、
わあわあ!わたしたち これから死んでしまうかもしれないわ。たいへんだわ お腹の中のわたくしの大事な大事な子供たち、早く産んでしまわなければお腹中で死んでしまう!わあわあ!……と、船の水槽の中で(ですよね?)あのイカの卵をふさふさと産みつけてしまうということについて。

もう一つは寝床。
別段イカの気配もない砂地で、明かりを灯した おやまぁ わらわらわらわら……とイカがやってくる。若しかしたらイカはフグみたいに砂地に潜って寝てるんじゃないだろうか という話し。

なんちゅーか イカの寝床はどこかっての、どーやって調べたら解るんですかね?後 イカの陣痛についても。

なんでか気になるイカのこと。人さまの噂が気になるよりも数倍気になる。
よって明日、体力が回復してたら想像混ぜ込んでお聞きします。そのスジご存知の方がいらしたらヨロシク。

……つづく@オヤスミィ

 

そして いつもいた 君のこと 4 08/03/18 (火)

ウミウシは オノレについて悩むことがあるだろうか 感情はあるのだろうか

ネタはチャガラに戻るけど、体の色が奇妙な黒いチャガラはナイトで寝込みを襲ったのでもなく、きちんと昼間にエントリーして、普通ならさてこれからスタートといわんばかりの場所で撮影してます。
水深は……そうですね 多分この時は3〜4m程度。駆け下りの途中辺りにいた様に記憶してます。

黒チャガラがいた辺りはこんなん

チャガラを観察しようと思って直ぐにこんな有様でナンですが、この頃のチャガラさんたちってのは、なんとなーく石の積み重なる駆け下りにチラチラ集まって 出たり入ったりしてみたり、春が生み出したミジンコ風浮遊物を飽きもせずに食べていたり。群れもごっちゃりじゃなくて 人員の集まりの悪いクラブの部室みたいです。夏のよーにごっちゃり群れ集まって泳いでいたりはしてないみたいですね。
だから、駆け下りそのものがなんとなーくこの時期のチャガラエリアともとれるので、こんな風にぽつーんと一匹着底していても、何か意味ある孤独の図だったのか、たまたまなのかは はい、わかりません。

解っているのはチャガラゾーンにいた事と、いたけど一見孤独だったこと、そして陽の光降り注ぐ明るい場所で日中撮影したものだって事です。

とまぁ、<夜間体色>だったのではないかとの声もありましたんで、ま 一応補足って事で書いときますねー。
……けど、こんなにネバネバ書いていたら、頭がチャガラで一杯って思われるかなぁ。

ぃやぃやまさかそんな事あるワケないって。そうだったら寧ろ嬉しいよー。願いたいトコロ そんなの夢。
陸地で人間ゾーンにいるとさ、エエようにはいかないから チャガラじゃない事ばっかり頭に浮かんで きーーーっっっ!よ。
きーーーーーーー!

でね、そうなると思うのよ。神様、私はイカじゃなくって良かったよぉって。
イカだったらワタシは異様な体色で日々暮らしてるよ。感情が体の模様になるってのは辛いのぉ。あぁオソロシイおそろしい。自分も嫌だし人もオソロシイぞ。そうなったら誰とも付き合わんわ南無阿弥陀仏。

んで、世間に疲れちょっと離れた場所に座り込み、陰気どよんどよん体色で腐ってるさ。
ふっ…目に浮かんで涙が滲むわー。

星に願いを

……つづくさ……人生も

 

そして いつもいた 君のこと 3 08/03/17 (月)

わーい アマモたちあたらしい春がきたよー

知っている方には すっかり見慣れたアマモ場。
私は須佐で潜るようになって初めてこのような海の景色を知りましたからね、未だこの海中景色は新鮮です。
海の中の景色にこのような草原があることを、一体どれだけの人が知ってますかね。
海の中の絵を描けと子供に言っても、この姿が頭にある子供はどのくらいいますかね。
子供時代の私なら、絶対に描きません。知らないからです。

……ってね、以前も同じ様な事を書きました。ええ自分でも覚えてますよ 覚えてます。覚えているけどそう思うからまた書いちゃう。頭に浮かばない海中景色は普通に暮らしている直ぐ傍に広がっているのがまた歯がゆい。身近なのにそれすら知らないなんてってね。ほら、珊瑚の海があるでしょう。私も昨年慶良間に行きましたし、それは又身近な海とは又違う生きてきたものたちの骨やらが白く白く累々と砕け積もり広がっているという そらインパクトの強い海でしたが、一般的には白い浜 青い海 カラフルな魚と珊瑚の海としてイメージされているでしょうし、恐らく子供でも或る程度の年になれば、その光景なら頭にも浮かぶでしょう。

広告やポストカードやTVやら、雑誌やなんやらかんやらあれやこれ。絵になる南の海の姿を知らないうちにあちこちで見て覚えちゃいますらかね。でも、ほら身近な海にはもっと意表を突く海中景色があるんだぞお。
海の中に草原が広がり、海の青が青空に見える景色は見事なんだぞおーー。

ヒメイカがちょろちょろしてました ヒメサイズの墨を ぺぺぺっっっと吐いてました

枯れているけど 底力は十分そうなアマモ場

春濁りも 春の海中光景だよ

全体的に年寄りアマモ風 若葉はまだまだ

で、そのアマモ。三月中旬の様子はどれどれと眺めると、ふむ……草原だけど枯れてもいる。新芽が出てなくて年寄りの葉ばかりがが揺れてるね。勿論蕾の姿も無いね。で、だらだら〜っと見回したけど花が咲いた後の種があるじゃん。あれが零れ落ちて芽がでたーっての、、、よくわからんかった。観察する目ヂカラが無いのかなあ。ちゅか、保育園芽も中学生芽も大学生芽も社会人芽もあるんだろうけど みーんな一斉ににょろーーーっと長いだけなんで面の違いがよくわからんよお。
うちの犬も11歳になったけど、いつまで経っても面が犬だから 中年なのか老人なのかさっぱりわからん。

やっぱさ、一旦人間的視点を切りかえなくちゃ生物の不思議の次に進めないのかな。ねぇチャガラ〜 どう思う?

……つづく と思う。

 

そして いつもいた 君のこと 2 08/03/15 (土)

07/03/15撮影 よく見掛けるのはこんな具合に砂まみれ状の粘着物風なの〜

まず、2007/03/15に撮影していた左の写真。
そして今回こんなもの(下の横長の写真)を撮りました。
同じものなんですよ。へへへ 何でしょう?
勿体ぶるのはヤラシぃので答えますがヒメイカの卵です。

イカの卵はヤリイカ、アオリイカ、コウイカ、ハナイカと見てますが、こんな具合にアマモにべちゃぁぁぁっとゴミのよーについているものがヒメイカの卵と知ったのはWeb。そうなんだ、それじゃ須佐にもあるのかなって探すと容易く似たものを見つけましてね、おお あったあった♪って思ったんですよ。思ったんですけど卵らしい姿がこれじゃ全く解らないので本当に<ヒメイカの卵>なのか正直自信が無かったですね。

それが今回のは産みたてだったのかなんなのか、付着物が無く 綺麗なゼリー状のものがあり、早速撮影。で、自宅のPCで観てみて驚きました。

うわっっ!卵、卵だーーーっ!
卵のぽつぽつがしっかりあるーーー!

……って。

そして ああ、本当にヒメイカの(多分)卵だったんだ と、ほっとしましたよ。間違いじゃなかったんだとね。

だってさぁ、勘違いや間違いが多いから、今度は正解っ♪って感じなのよぉねぇ〜(^_^;ゞ
さぁー見て下さいーっ。ぽつぽつしてますよー。小さい小さい卵の姿ですよーー。

今回は砂の付着が無くって、ゼリーって感じだった 肉眼では卵の粒までは見えませんでしたけどね

流石にイカの姿らしいものは解りません。産みたてじゃなかったらチョットはイカ姿が見えるものなのかなぁ?
見えなくても、このゼリーの中に、イカの世界で一番小さいヒメイカ族の、更に小さな小さな命が生きているのですね。あぁ個人的にヒメイカの卵が確認出来たってのは嬉しくてドキドキ。

で、ちょっと思うのはこれを産んだ親ヒメなんだけど、あの小さなヒメイカの体の一体どこからこの卵と粘液物(?)が出るんですかね。これだけ捻り出した親ヒメイカはどんな体つきになっているんでしょうね。小さな体が更に縮んで海の藻屑ヒメイカにはならないんでしょうかね。

海の中では生命のひとつひとつに驚いていても全く切りがありませんが、私が過ごしている同じ時間、ここでは又 生物たちがそれぞれの時間を過ごしていますね。その当たり前に私は言葉を忘れるものがあります。
今日も別段変わった事は書けませんが、途中でこんなチビさんも見掛けました。アナハゼのお子さんでしょうかね?違いますかね?ともあれ生まれてどのくらいのお子さんか存じませんが、たった一人で海を歩いておりましたよ。頼りない姿のこの子が、秋には立派な大人になるのでしょうか。
生物たちは本当にそれぞれ生きている時間を過ごしてます。

指で押したら消えてしまうよーな命。しかし膨大な命。そーして解らないことばかりの漠々とした海の中。わたくしはね、この日 潜水本数が200本になりました。
まだたった200本です。
何も解らなくて当たり前ですね。
まぁ、解らないなりに解ったことは地元の海が健やかなことは物凄く嬉しいことだ ということと、そこで当たり前に命を繰り返している生物がい続ける事そのものが何よりもエエもんなんだろうって事ですね。
いや、いつも同じ台詞しかいえませんでお恥ずかしいですけど。

幼稚園入園前ですね 人間で例えると

そうだねー 片言が話せるよーになったくらいの子って感じかなぁ

祝200本 まだまだ始まったばかり也よ。

…故に つづくのさぁ〜

 

そして いつもいた 君のこと 08/03/14 (金)

以下個人的印象で、証拠写真はありません。だからこれは今後四季を通して見てゆこうと思いますし、いつもいるこのチャガラをきちんと見てなかった私の印象として書きます。

前回撮ったものと 腹鰭の色が違うバージョン 雌なのかな?

かつて潜っていた青海島の紫津浦にも、チャガラはごっちゃりいました。しかし、チャガラを丹念に観察する様な事は一度も無かったと思います。写真を撮るようになっても、まるで流行りの様に、目を凝らさなければ見えない様なウミウシはしきりに撮ってますが、あれだけいたチャガラの写真は殆どありません。あっても、通りすがりに一寸撮ってみた程度です。そして更に残念な事に、真隣に養殖場を持つ紫津浦へ夏に潜った事がありません。冬場でも見通しが利かない場所なので、夏はとんでもなく潜れないところ←と言われていた様に記憶します。外海に面する船越にも、チャガラは居たのだろうと思いますが、これが又 超普通種のチャガラを船越で観察した記憶がありません。私は個人的に普通種が好きですが、稀少なものこそ価値がある という視点がダイビング主流であったのは間違いないと思います。

そんな私が持つ当時のチャガラの体色のイメージは<蝋>でした。
漠然と見ると、縞模様もありますが 私の目が見たチャガラの肌は、はっきりとしない白い半透明と思いました。婚姻色や性別を見極める手掛かりらしい鰭の色については、通常萎えているものなので色がついているのは知っていてもあまり興味は無かったと思います(じろじろ見てないし)。

チャガラの色がおかしいな←と思ったのは、その青海島から須佐に移った時です。
ベエイにエントリーすると早速チャガラがいるのですが、それらの肌が奇妙の赤っぽいのです。
須佐に移って直ぐに夏を迎えたので、季節は初夏だったでしょうか。本当に証拠写真が無いので無念なのですが、知っているチャガラなのに体色が随分違って あれ?と思ったのは覚えています。で、ここのチャガラはえらく赤いねー?と言ったのも覚えています。蝋色のチャガラしか知らなかったのを、<これは夏に紫津浦に入ってないので、冬のチャガラの肌しか知らなかったからだ>とも思いました。勿論これは私見です。

そして潜水を繰り返し、チャガラは冬に<婚姻色>となり それは<話題になる程うつくしいもの>だと、人の話やWebで知りました。皆が揃って<うつくしくなる>と言われると 自分の印象を言いにくくなります。私にとっては求愛行動を見せる真冬のチャガラは<灰色>なのです。これは話題になる鰭の色ではありません。瞬間的に鰭を広げるチャガラの姿を、私はカメラにおさめる力がありません。勿論じーっと観察していると広げた鰭は飽きるほど眺められますが、鰭の色より私にはやはりチャガラの肌が灰色っぽくなるのが印象的です。

チャガラは 夏は赤っぽく、冬は少しだけ灰色じゃありませんか?

黒チャガラ なんだおまえはー??

先日このように黒いチャガラも見掛けました。しかし、この場合は極端です。こんな黒いチャガラはうようよいません。このチャガラがどうして他と違って黒いのか謎が更に深まってさっぱり解りません。
しかし これから迎える季節の楽しみにします。
私の印象が正しかったかどうかじろじろ眺め、証拠を海から持って来れたらいいなと思います。
これから直ぐ夏が来ます。どきどきします。さて、鰭を広げると魚は確かに見栄えがします。が、その肌そのものに四季がある魚の類に、チャガラも入るのでしょうか。
これは
( また 何時ものよーに)私の大きな勘違いなのでしょうか。

……続く。