2008/07/03

肉眼さんっ 08/07/09 (水)

youTubeの画像小さくできました。というか、そのままタグを打てば良かっただけだった。ナンダナンダ(^^;
でも、希望としてはページが見易いよう プレビューは小さい静止画、再生すると普通のYouTubeで観るサイズってのにはならないものでしょうか?たまに漠然と観るだけだったので、YouTubeの扱いが解ってません。扱い慣れた方がおられたらご一報くださいな。
サイズの事だけじゃなく、あれもこれもよぉわからんので心強いですー。

画像が小さく出来たんで、サザエさんの動画も並べてみました。先だってUPしたものと同じですが、静止画で並べるとどの動画紹介かわかりやすいんですね。自分でやっててなるほどって感じ。

 ▼ サザエさん一人繁殖の図 

 ▼ サザエさん二人繁殖の図 

 ▼ サザエさん放精放卵の図 

ネタが前後してますが、サザエの放精放卵の補足。掲示板に書いた通り放精放卵があったのは

 

水温  21.0℃   南の風 雲り〜雨  波1.5m
EN  10:14   EX  11:18
MAX 16.6m   AVE 11.8m
大潮  満11:07 干03:34 18:53


見つけた時はEX前だったので、確かに午前中ですがお昼前ですね。そして偶然なのか、やはりそうであるものなのか、満潮時刻と放精放卵時刻が重なる辺りは、おおおおお!と驚き生物の神秘に合掌したくなってしまいます。
放精はご覧の通り モワー&ブッハー。お風呂場で両手で膨らみをつくってとばす噴水みたいでした。サザエが噴出そうとしている胸の内を見てるよーで、観る側も力が入るってもんです。
で、放卵。放精より噴出す間隔が長いんで、一見放精ばっかに見え ん?♂ばっかり??と思ってしまうのですが、恐らくしがみ付いている二個体はきちんと♂&♀だろうと……ええ、そうであって欲しいです。で、♀は卵産むわーの前、ぬーっっッ…と、貝を捲り上げてました。オリンパスc-755の小さい液晶画面でも、そのぬーっっッ……はよく見えたし、動画でも貝の殻が捲り上がるのが解るとい思います。肝心の放卵の瞬間を巧い事画面におさめておらず無念ですが、これは放卵が解んなかったというより、単に私の撮り方が未熟だからです ほほほのほ。

んで、肉眼でも放卵はもっのすごく見えたようで、寧ろカメラも何も持たないガイドさんが一番よく観てます。海中雄叫びが凄かったしね。んで、後から「凄く綺麗ぇぇ〜〜な 緑色だったねえ!」と言ってました。実際カメラ越しより肉眼の方が見えますんで、常々肉眼でしっかり観て!と言われちゃうんですが、欲深いわたくしは生物の瞬間を目で見たいけど、陸に持って帰りたい気持ちも強いんで肉眼で観る機会を逃しがちです。アクションが繰り返されるものは、撮影しつつ肉眼でもきっちり拝んでますが、瞬間で終わるゾ的ものは なかなかね…。
今回の放精は肉眼&カメラと両方堪能しました。放卵は私はカメラ越しのみです。

しっかり自分の目で見て と、又言われそうですが、これはもう生物の瞬間に夢中になってカメラを構えてる時間そのものが頭真っ白になるほど楽しんだいから許してーー と、答えるしかないですね。
それに、陸に持って帰ってねばねばと繰り返し観る楽しみや、一緒じゃなかった人とヨロコビを共有したい気持ちってのがね、とってもあるんですもん。

……つづく(かも)。

 

おチビさんっ! 08/07/08(火)

パパー ママー

産んだ覚えは ないっ!

▲ 裏表から撮ったのではありません カイワリのチビが兎に角しつこいのです

これだけ動画やってますがYouTubeへのUPはお初です。観る事はあっても利用するってのは中々…。しかし、HPで利用している容量にも制限ってのがあって、まだまだ余裕があると言いながら、このまま動画をぼんぼんUPするにも限りがあるってもんです。んで、やっぱりYouTubeのお世話になろうかな…ってね。
それに、これ利用したら相手の再生ソフトを心配してなくても動画を観て頂けるんですよね?はよ利用すりゃ良かった…。
で、YouTubeでびゅーを飾るのはカイワリのチビ。やっぱり地味ダイバーらしく地味普通種で でびゅー。


キュウセンの纏わりつく カイワリJr

明らかにキュウセンは鬱陶しがってます。が、カイワリは実に巧く付き纏って他人事だから思うけど見事。自分にだったら物凄く嫌(^^; バスケットとかサッカーとか、そーゆー事やらせたら相手の玉の動きを阻止するにいい動きをやりそうな……やらないだろうけど そんな感じ〜。

このテの魚のチビが、異種の魚に付き纏う癖があるって事を私は知らなかったので、一体このお二人は何をしてるんだろうか??と思いました。他所の人についていっちゃダメよ!と子供時代(時に成人も…)教えられるもんですが、キュウセンオジサン(オバサンかも)は、懐きすぎる鬱陶しいチビが、もぅもぅ邪魔で邪魔でたまらなかったみたいで可笑しいです。

須佐ベエイには、犬カサゴ 犬フグと 人間にも付き纏う奴らがあっちこっちおりますが、犬カサゴの場合はその両手に振りかざしているモノがモノだけに、鬱陶しい上にデンジャラスなんで確かに付き纏われるとままらんです。無邪気ってのは可愛んだけどね〜。

……つづく。

マトウダイのチビ こいつは懐かない

 

タカラガイさんっ! 08/07/07(月)

タカラガイが卵を守ってました 初めは卵塊全部に覆い被さってたです

初めはなんの上にいるのか解らなかったですね。海にあるものは正体不明の柔か系のモノが多いんで、座り心地のよろしい何かに鎮座しているのかな と。見つけた時、もっと足の平をパー化して、卵塊を守り包んでいたんで肝心の卵塊は全く見えず、一見 座布団もうすぐ十枚@笑点←風でした。
サザエもナマコも稀少種もそうなんだけど、それがいて だから何?海だから何かいるでしょ なんて思っちゃうんだけど、こういう姿を見ることで これは生物なんだなぁ、命をもっているんだととても実感します(私はね)。そこにいるだけでは解らない、加えて頭も胸も顔もさっぱり解らないけど、気持ちは
その行動でものすっごく解る。それに、これはタカラガイだと思うんですが、タカラガイってのは あの姿形 色艶から、海辺で拾われ愛でられたり、土産物屋で売られていたり、昔はお金として扱われたり、兎に角人の手に握られ眺められてきた貝なんで、見慣れているんだけど ぃぇぃぇ…実際そうでもないと思いますよ。貝の殻じゃない姿をはじめて見たのは、私の場合 潜るよーになってからの事。貝の、貝である姿は長い事知らなかったワケです。

子だくさん

生きてます 生きてます

一見きしょくわるい軟体物は、背中中央から左右に分かれ 貝の割れ目に向って本体、つまり貝本人さんに ちゅるりにゅるりと繋がります。で、軟体物が取り巻いているトイレットペーパーの芯部分が貝殻。人間が綺麗だと握り締める殻は、いきものとして意味有る部分を失ったペーパー芯ですね。貝は、こうして貝殻から消える前に オノレの子供たちを産み守り、黙ってやるべきことを果たしておったワケです。

ネンブツダイ 口内保育中ーーー

初めてタカラガイの仲間を見たとき、え゛ぇぇぇ〜〜〜〜〜……と、貝だ貝だと思っていたものを包む軟体部分に違和感ありましたね。しかし、貝は貝殻じゃない事、そしてこーして卵を守るタカラガイに生物である事を感じるよーになって大変嬉しい。

ところで私が砂に生物を感じるのは、残った殻や貝礫に かつてあっただろう命を想像してのことですが、生きている貝の本来の行動に こーして出逢えると、これまたジンワリ喜びを感じます。
希少種を見るのも嬉しいけど、普通種の生物としての行動に出逢うってのは極上の時間ですね。

てか この極上対面、実際はジンワリ……なんて穏やかじゃなく、ぎゃああぁぁぁ〜!
たからがいが  まもって
るううう〜〜!うっわ!
うわーうわーうわー!
と大騒ぎで海底乱舞の卵フェチむき出し……すみませんね。
だって嬉しかったんだもん。あ、そうそうネンブツダイだけど、家に戻ってPCで撮ったもん見たら やっぱりちゃんと口に卵もってましたよー。ほら ちゃんとペアだし 口内保育してるー。ピントが甘くて無念だけど、当分ネンブツ保育は続くから次が楽しみですぞ。

……つづく。

 

サザエさんっ! 2008/07/05(土)

濁ってますね 見えませんね の微濁の中。
それがどなた方の仕業だったのか、、、解った時は既に残圧少なくて、それはないでしょ!でも動くもんか!しかし皆さんも動きませんね?ハマってますね。粘りますね 私もね♪
……ってな事でサザエ萌え。大変でした。

ただのサザエでありながら 今日はちょっと侮れない。
なんたって恋愛サザエといいますか、初めてみましたサザエの放精放卵。思った以上に動きがあって、自分の果たすべき事が、サザエ頭で解っている(当然だけど)ってのが凄い。

食べるのならいざ知らず、ダイビングでこんなにサザエを見つめたのも、夢中で撮影したのも初めてですが、あの ナマコ放精放卵の興奮を彷彿させますね。
ナマコって生物も通常どうでもいいよ〜な暮らしぶり。無欲な大食漢(しかし贅沢を知らない)が徹底して”い過ぎる”ので、生きるってな〜に?人生ってな〜に?と問いたくなりますがぁ、繁殖の時はむう!と起き上がり、首だか腰だかわっかんないけどぶんぶん振り回す。そのあまりにも強い心意気は別人(別ナマコ)。その豹変振りに、おお おおおーーーこれはナマコ人生最大の晴れ舞台なのだろう。そうかそうかおめでとう!…と大感心するのですが…

サザエさん、、、
この方もきちんと強い意志をもって繁殖の晴れ舞台を飾るんですね。知りませんでしたよ。見直しますよ。見直しますけど少し聞きたい。放精放卵の前と後とでは、あなた方の味ってのに変化はないのでしょうか?
話が逸れてすみません、、、ツボ焼き 大好きなもんで。

センヒメウミウシと卵塊

さて、まず初め目に留まったのは一人サザエ。一人だけど繁殖の空気が読めて おめでとうございます。

サザエさん 一人繁殖の図

まずこの方を見て、ほお ナマコと同じく一人で吉日を迎え、海に身を委ねておるのかー と、思いきや、近くでは二個体がしがみ付いて あれあれ これはお二人さん、おめでとうございます。海に投げ出しているにも関わらず、繁殖の効果を得る為ですか?意識してサザエさんが抱きしめ合ってるってのは面白いですねぇ。

海が白濁していたのは おぬし等の仕業だったのかーーーー

放卵する場所 放精する場所 つまり交接はないんだけど一応くっついてみたりしている

サザエさん 二人繁殖の図

んで、又近くで別の二個体が抱き合ってました。この時もっと残圧があったら、恐らくこの一帯にいたであろう 吉日サザエ一族が どのよーな状態で喜ばしく過ごしていたか見れた筈です。ふむ…ヤツ等はそれぞれどうなってたんですかねぇ?
放精は絶え間なく噴出してたですが、放卵はもっと間隔が長かったですね。放卵の色合いは緑色でカメラを構えていると見難かったですが、放卵の時♀が身を乗り出す動作をするってのはとーってもよく解り、貝って筋肉なんだなぁなんてしみじみ。

サザエさん 放精放卵の図

放精が絶えずあったんで、♂の数の方が多い?って印象ですが実際にはどうなんですかね?放卵に比べて放精が絶え間ない理由も、卵を確実に受精さる神の企みなんでしょうか?

こうして、サザエ祭りのおかげで辺りはすっかり白濁。ミルキーカラーの中、私は残圧少なく無念の浮上をしました。顔をあげた海面には小石のよーな雨粒がイノチ溢れる黒い海を叩いておりましてね、なんだかさ、たった今 底でこんなシーンを見たばかりのわたくしとしては、ああ全てが強く潤っている、イノチがイノチを膨らませている〜…なんてねぇ、雨を浴びながら思ったりしましたよ。

……つづく

ニシキリュウグウウミウシの一種