2008/08  Diving Log

お日さまの チカラ 08/08/11 (月)

スズメダイの ガキの粒

思う様に更新できないのが大変不満なこの頃……。
客観的に滑稽でも、個人Logは興奮冷めやらぬまま だだだだだーーーと書きなぐるのが精神衛生上いいのだよう。
時間が経つと折角のキモチの鮮度がね どーしても落ちる…。ココロは常にナマモノなのです。

所でサザエの放精放卵をWebで調べてみると、サザエの養殖ってのがありまして、サザエさん一家はどうやら紫外線の刺激(?)でお生まれになってらっしゃる。この辺 実に面白いのは、<紫外線を照射した海水に入れる>と放精放卵が始まる…って事。紫外線を浴びた海水って、素人ながら海は紫外線浴びまくりじゃん?量?紫外線の量の問題なんかね?それに海水って紫外線を蓄積するもんなん だ?
ええんかね 紫外線を溜め込んだ海を有難がり、南方へ南方へと足を伸ばて潜って遊んでもさぁ(←無知 一抹の不安)。

更にこうなると 天下の大潮はこの放精放卵現場に必要ないワケで、サザエはそんな誘導に乗って生まれ、食卓へ辿り着いていたんですね?お月さま アナタを差し置いてごめんなさい わたくし振り返るもたくさんのサザエさん一家を食べました 美味しかった……。

養殖の世界では、こんな具合に 海洋生物の繁殖の仕組みってのをきっちり賢いひとたちが調べ調べて働いているんですね。

岩場で岩風のナニモノかが放精放卵シター!きゃーーー!と 小躍りしている私など、ぷちっと摘まんで遠くに投げ飛ばされそうでっす (^^; んが、それでも大潮って多分 いやきっと ええ絶対 なんとなく……海洋生物の繁殖に関係しているって思ってますが、繁殖に月のチカラだけじゃなく、こーしたお日さまのチカもいるんですねえ。

ウミウシをみると 撮らねばならぬと思ってしまう 過去の訓練の(?)賜物

チャガラは まだ 頭に黄色の帽子がある

こいつはしたたかそうでいて 可愛い 卵は守ってなかった

月とお日さまの どんな塩梅でそうなるのか、その匙加減に不思議を感じるけど、辺り一面 多種がこぞってわらわら放精放卵しているのを目にした後は、計り具合は繊細そうで大雑把?いやそんな失礼なこと言いませんよ いいません。いいませんけど 波の下は命が濃厚に揺れていて どう考えても海の懐は深い。
そして生物たちの命は 生きようとしている。

お日さまと、お月さんの手引きでそれらがあるとすれば(あるんだろうけど)、一切がなんてことだ なんてことだ と、思うばかりです。

 

普通種たちの 産卵 08/08/07 (木)

亀や天下の珊瑚がこのよーな状態(産卵)に出逢ったら、きっと人は口々に<せいめいのしんぴにであいました><かんどうしました>と言うのでしょう。でも、美しくもどーもない そこら辺りにごろごろいるいきものも、このよーに産卵の日を向かえている。珊瑚ばっか注目されて、身近な普通種の繁殖を<海の濁り>の扱いって済ますってのは、命フェチとしては許しがたいです。

たまごたまごたまごだよー みんな貝のあかちゃんだよー

大潮に乗る普通種たちの ふつーの命。
わたくしはね、普通種が普通種であり続けるってすばらしい と、そこんとこを思ってんのよ。

おかあさーん ボクたち 頑張るよー

んで、チラと思ったんだけど、この日、いろんな生物たちが 大潮だぞー!と握りこぶしの一斉繁殖だったんだけどさ、けったいな生物がまちがって誕生 とかはないんですね。いやだって、皆さん海の桶の中ですからね、混じって変身 ← ってないんだなぁ……って。貝は貝、ウニはウニ。
うなぎいぬみたいなのは生まれたりしないんだ。いきものの仕組みって つくづくエライ。

海にお邪魔するよーになって、随分たくさんの生物の<貴重な>シーンに、こーして出逢ってきました。が、本来 生物は食べるか繁殖するかなんで、珊瑚限定で感動って姿勢じゃなければ、生物のうれしい姿は、身近で地味〜に繰りかえされているんでしょうね。前回の潜水(7/14)のEX前、私はベエイの駆け下りの岩に付着している不細工な貝たちから、粘液風のものが長く長く伸びていて、なんじゃろか?と思いました。
これって産卵??かも? と、少しだけ撮影してEXしたですが、その貝のあまりの見てくれの悪さに話題にもせず、産卵の確信も無かったんで黙ってました。が、こうして貝たちが放精放卵しているのを見ると雰囲気似てますね。あの前回の潜水(7/14)で見たものは、産卵?で間違いないですかね?
なんの事やらと思われたら、Diving logから前回(7/14)を見てくださいな。一番上の写真がこの話しの貝です。

ともあれ 身近にあるすばらしいものは、あまりにも生活の背景すぎてわかり難いですね。

……つづく@眠たいYO〜

 

お月さんの ちから 08/08/06 (水)

その時はもう、おおおおおおお!!!と興奮して 頭が真っ白になってます。
そして家に戻り画像を確認しつつ反省……の繰り返しでして、なんか成長のカケラすらないことだよと 興奮の余韻に浸りつつ結構落ち込んだりもしてるんですよ。
ともあれ 今回の大潮大放精放卵劇。じろじろじろじろとじろじろしてきました。

まず 海水の異様な白さに気が付いて、その時既にドキドキしてましたけど、その目の前でウニがウニの晴れ舞台。なんだお前そんなところで 黙って そんなそんなそんなこと。
なにやらオレンジっぽい卵様粘液も漂ってて、ウニーーーウニーーーーのウニ興奮してたら へ?

岩も白い煙を噴出してるーー!?

 ▲ 一見岩風いきものさん放精中 

岩化している生物の放精放卵の姿は写るか?写るか?と夢中になりながら、はて?この張本人はどなた??と 随分目を細めてみたんだけど、結局それは何か解りませんでした。

わからんなりに中心部に焦点あてて撮影しておけば良かった(普通そーするのかも)んだけど、実際 なんというか 目の前にある岩はどう見てもただの岩でありすぎて、生物との境目が良くわからず、中心部写真を……撮ってません←バカ……。動画で撮っておけば その正体はどうにか解るだろうとタカを括ってしまったって理由もあります。が、実際 動画撮影の道具はデジカメなんで、どうにもならなんだですね。ああ無念。
こーゆー場合、天下のビデオがあれば誠に文句ないんだけどなあ。

更に、この岩風生物のみならず、又様子が違うものも放精放卵してて、それは肉眼で正体確認しました。
名前は解らないけど唇辺りが黒々した二枚貝さんでした。
更に岩の一部とも二枚貝とも違う巻貝たたちも、見栄えしない巻貝立ちで立ち上がり(いつもの姿勢)、貝チカラで我が子を海原に送り出してましてね、もう こうなるとどなたでもイイや 今日は大潮無礼講!海は命の か・た・ま・りー!
名前なんて人がつけたものー!

みんな い・き・も・のー!…とまぁ そんなこと。

 ▲ いきものさん 放卵中 

 ▲ いきものさん 放精中 

多種一斉放精放卵デー。つまり海の生物は、みなさんが大潮だぞーと承知で生きてらっしゃる。
なんでやろ?大潮でーーす!仲間たちよ いいですか 産みますよー!の その合図はなんなんですかね?魚のペア、又 同種同士が合図し合うのも面白いことだと思うけど、移動も出来ず 同種の存在すら把握できそうにない岩風の生物が、どーやって顔も知らない仲間と息を合わせるんですかね?うちの職場の年寄りも、夜な夜な携帯も持たずインターネットも繋がずに、異空間接続を果たし、何方かと暗がりで交信。そして延々と話し込むので誠に感心してしまいますけどね。

……大雑把なまま logはつづく。

 

いきものたちの 大潮 08/08/03 (日)

08/08/01 山口県萩市須佐
天候晴れ 気温〜34.0℃ 波高1.5m
水温30.0℃ 大潮 うねり少々 北西の風 満潮 11:04 干潮 18:32

1本目 
10:54 EN 11:49 EX
MAX 13.6m   AVE 7.2m

2本目
14:13 EN 15:31 EX
MAX 8.9m   AVE 5.8m

あれ?!海水の白さに見覚えが…。

クモヒトデの繁殖行動の時やナマコの放精放卵の時と同じ雰囲気。
と思ったら、おおおお!

それそれぞれが何方様なのか、どうやら一種だけじゃなく そこらのモノモノたちが一斉に繁殖の晴れ舞台を迎えておりました。
そう、この日は大潮だったですね。思えばウニだけの放精放卵の日、ナマコだけの日 と、分かれているってのは寧ろ不自然で、貴重な好条件と各々の都合が重なると、こーして多種が揃って放精放卵を果たしているんですねえ。
海の生物たちが、各々どうやって大潮を知るのかも面白いことです。

貝の放卵 珊瑚の産卵ばっか注目しちゃ ダッメよー

んで、繁殖によって海が濁るのも、こうして命濃厚故の濁りの場合、海が汚れているんじゃないっぞ。こいつら全部命だぞって思います。って事で、大変くどくどとログを書きたいですが、ええ とっても書きたいですが、夜勤明けのカラダは明日も夜勤で、更に今から第二号宅へGO〜なのでウニの放精動画を紹介したのみで、あとの戯言&動画は後日。

海にいる身近な普通種たちも、野生生物に間違いはないと思いますのでね、こうした繁殖行動をしった頃)、もっのすごく貴重なものをみたという気持ちでいっぱいでしたね。それは今もそうなんだけど、それに加えて思うのは、常に捕食と繁殖をぜーんぶの生物が繰り返しているのだ ということかな。
生きるものは命が消えたり生まれたり 消したり消されたり 物凄く健康な中で行われている。

さて 今晩 わたしは何を食べよっかなー。

……つづく〜。

頭から?

てか これは背中?