2008/09  Diving Log

チャ〜 ネタ 08/09/23 (火)

しつこくも チャガラネタ。
デジタル画像の色は、いくらでも補正が利くということを前置きにしつつ、しかし私の目が見たものは記憶の補正を受けているのかどうか。自分では確かに真冬のチャガラは何気に灰色っぽいと見ているのに、どうも一般的ではないようで、人さまの話題は<婚姻色の鰭>の色になってます。たくさんの人たち、そしてプロの方々も<冬のチャガラは鰭が婚姻色になり美しい>と言っているのだからそうなんだろうし、私のよーな素人が反論するつもりもなにも一切ありません。ただ素直に疑問なので書いているだけです。ええホントにホントに。

で、書くなら書くで ちゃんと撮り貯めたデーターってもんを並べるのが筋かとも思いますが、へへへ 印象のままにばら撒くのも素人ってもんでね。資料としての量も持ってませんし まぁいちおう。

一年ぽっきりで成仏する彼等は、赤いお洋服に黄色の帽子 チャ〜坊時代を終えて冬、めでたく恋の季節を迎えるそうです。鰭を広げると確かに美しいチャですが、私は婚姻色で美しくなった冬チャガラ……というよりも、鰭を広げる姿が多くなる季節は<鰭の色彩が目立つ>←よーな印象である事が否めません。チャガラは某ご指摘の通り、夏でも鰭の色彩は同じ色合いできちんとあるからです。

 ▲2008/03/13 須佐ベエイ 

では、冬のチャガラの体色ですが、なんで灰色っぽいんだろうと思いながら、陽光の加減なのかなんなのか、上の動画の様に皆が皆灰色とは言い切れず全く歯痒い限り。写真も撮っていますが、これまた腕が腕で証拠を陸にもってこれずイラつきますが、先ほど撮っていた動画を見つけたのでUP!(ヘボ動画だからボツにしてたやつ)。

 ▲2008/03/13 須佐ベエイ 

夜勤明けで眠く頭は重く、あれこれ考え文字を並べる元気がありませんが3月のチャです。岩陰で暗いってだけじゃないと思うのです。なんというかコメカミの血管が浮いているかの如く地模様が浮き出ており、体色そのものが灰色だとそう思えるのです……が。さあ、ご覧下さい。凍てつく3月、私は震えつつ撮りました。揺れてます!画質悪いです!見て酔って下さい。気持ち悪いですがボツネタだった灰色チャ動画。勿論1月も2月もこんなんいたと記憶してます。夏はこんな色合いは見てません。どう思いますか?行動の違いは上のは泳ぎ、模様チャは着底してました。偶然でしょうか?思い込みから記憶の補正を受けているのでしょうか。
……ああもっと撮ればよかった。データが少ないってのはダメですね。次回の冬が待ち遠しいですよぅ。
補足ですが、あの<黒チャ>とこの個体は全く別ですからね。(黒チャを見たい人はここプチっとな♪)

体そのものの色と模様。これは婚姻色なのか、それとも熟年色なのか終末色なのか、はてさて私の方が伺いたい。め〜るででもなんでもご意見頂ければ嬉しいです。

 

デジカメ画像色 08/09/15 (月)

755の液晶画面の ちいさいこと ちいさいこと……

ブログに出した写真と同じものだし、ホントは今のところ集めたチャガラ画像を並べてみようかなー とか、思ったんですけど もうとっても眠くて眠くて……。いえ、何が言いたいかってPCに取り込んだ写真の色具合についてちょっとね。

ブログにある写真は携帯au号のもの。撮ったそのままブログに飛ばしているので色修正は出来ません。しかし、こうしてPCに取り込み 自分の好みに色修正した下の同じ画像と並べてみるとこんなに違いますね。自分でも へえ〜です。
撮った写真を更に携帯で撮影した為に、色味が変わったってのも、ちょっとはあるかもしれませんけどね。ともあれ、本来の色と手元にあるデーターの色が、随分違うことがあり得る(今更だけど)。

そして今回、自宅に娘が進学先から戻り、私のPCの色具合は薄いと調整して帰ってしまいました。娘曰く これが標準!なんだそうで、私が丁度好いと思いながらソフトで修正していた写真たちは、一気に真っ黒画像です(ハナミノカサゴのは何故か明るいけどね)。今まで私の写真を見てくれた方々は、こんな真っ黒写真を見ていたんだ ひゃあ!なんてことだ穴があったら入りたい。

自分の見てたものと人が見てたものが違うってすっごくショックーー……いやいや 問題はそこじゃなくって、やはりWebにある画像の色具合って、こんな具合にPCの設定に依存するし、デジタル画像は簡単に加工できちゃう。大袈裟に言えば<どうにでもなる>。色の変化や違いを見たい場合、資料にならんじゃん?こんなんでいいんだろうかねってハナシなの。

<明らかに修正してますよー写真>はいいとして(そうなったら もうデーターじゃなくて作品だもの)、見やすい様に綺麗にしちゃおって、人間の気持ちはそー思うじゃん。その結果、本来のものとは違うものが一人歩きしてるかもしれない。そんなこと無茶苦茶あり得る。こーゆーのって、どうしたらいいんですかね?私なんてアホ写真が多いから、デジカメ撮影写真は色褪せを除く加工ってもんを よくやっちゃうんですけどー。

 

ひらたブンブクと 申しますー 08/09/12 (金)

細工もののよーな姿 はなみのかさご

やっと自宅に戻ったので、ログが書けるー と思いきや、頭のお皿は 既に次の汐を求めてて、なんだか気持ちが逸れてます。ま、兎に角この時の驚きは もう只々ヒラタブンブクに凝縮。こんなものが見れるなんて、潜った甲斐があるってもんで はい。

ヒラタブンブク、かつてそれは走るウニ←だと、そう どこかで読んだことがあります。
今は驚きもしませんが、ウミウシも含めた<貝>という生物が海中を泳ぐことを知った時、そりゃもう私はびっくりでした。しかし、ウニ走りってのも、同じレベルの驚きモノじゃありませんか。
歩く←なら、ウニは棘の間からエノキタケみたいなもんを伸ばして歩くけど、走る??
ほぉ……そりゃ機会があれば是非一度お目にかかりたい!と、そう思っていたもんです。

そして今回、芸は走るだけにあらずの いきなりの地面噴火劇。

思いもつかない。でも、その生物はそれが当たり前の暮らしぶり。
こーゆーものに出逢う度、いろんな生き方がアリだってことを、やっぱり忘れちゃいけないよなぁと思うばかり。
ともあれ、ベエイにこんなにいるとは思わなかった ヒラタブンブク一族の一放精。もう一度動画でお楽しみ下さいなっ。そして機会あれば海底を走るブンブクさんに、出会ってみたいと、神様 私はとてもとても思います。

 

浅場ダイバーは ナベカ と遊ぶ 08/09/08 (月)

ナベカってさぁ ヒラタブンブクと同じくらい ヘンな名前ー

今回、チャガラの体色ははっきりどうだってのがありません。ただ、頭の黄色い帽子は若干小さくなったかなぁ?と言ってもチョロチョロ動き回る中層のチャガラは、私の腕では綺麗な写真がなかなか撮れません。よって証拠となるものは、見るに耐え難いボケ写真。もう話しにならーんです。
おっとりさんのデジカメ、とっても歯痒いよぅ。

一瞬たりとも おちつきのないガキ

君の花は

そのおっとりMyデジカメ、オリンパスC-755。ハウジングのOリンクがアホになって、どう見ても溝の長さとリングの長さが合わなくなりました。で、先日 リング注文にて某カメラ屋さんへGO〜しました。
もう既に古いカメラなのは解ってますが、カメラ屋のおニィさん オリンパスに電話して「古いカメラのー 古いカメラのー…」って (^_^;; ええ どうせ古いですよ C-755。

でもまぁ、滅多行かないカメラ屋さんなんで、参考までに水中撮影に向いているカメラはどんなのありますか〜って聞いてみたら、やっぱりというかμーーーーっ♪…ってμの一声。あ やっぱりね。そうくるとは思ってはいたわ。で、μじゃないやつで、それと一眼はどんなですか?って聞いてみると、早口で 「なんとかかんとかかんとかーー……」・訳→「μだと水深10mまでいいからいいんだよ とりあえず潜るならデジカメ、ちゃんと潜る人は大抵一眼!で、レンズが要るからお金もずっと要るんだよ」 って まぁ大筋そんな事。
とっても解りやすい店員さんですね。しかし、ちゃんと潜る人って どんな人?(^_^;;;

こけぎんぽー 全身でてたら 寧ろお前だとワカラン……

まだまだ使えるC-755。
地元の海、それも浅場で長々と普通種を眺めているのが好きな私は デジカメでいいのかなー@くそぅ。
そうそう、ウミヒルモの花もあっちこっち探してみました。時期的にもう遅いかな?でも、野の花も一度に咲いても、その中に、ぼそっと遅く一人咲きする花もありがちだから、ひょっとして……って思ったのです。
でも、やはりというか 一輪もありませんでした。

ウミヒルモがこれだけあって、どうして花が見つけられないのか解りません。根で伸びて行くという繁殖手段をとっていても、そのカラダのどこかに花を咲かせるものが隠れていれば、きっといつか花が萌え出す と、私は思っているのですけどね。

……つづくつもり

 

親心は どこからくるの 08/09/05 (金)

前回もそうだったように、この日もヒラタブンブクだけじゃなく 他の生物も放精放卵してたワケで、大潮はあらゆるいきものの命を後押ししてました。
これだけの生物が暮らしているのだから、ありとあらゆる生物の晴れ舞台に出逢えるってことなんでしょうね。

ダイビングは透視度が高い方が ふつーはウケがいいみたいですが、向こうが見えない日は濁らせている生物の動きが面白いです。わたしはですけどね。

放精放卵の中で放精が目立つのは、結構白が目立っているからかな?右の貝(何て名前の貝さんか わからん…)の放卵も同時に見ましたが、卵に干されて色が抜けたミカン色(?)で、濁った青翠色の海の中に散ってとっても見え難い上、サザエの時の様に一撃一撃の合間が結構長い。後々まで煙幕状に残る放精の方が解りやすいですね。ともあれ この夏は潜る度 海の奴等はこんなでした。

またかーーーっっっ って感じの放精放卵

これはニジギンポ。サザエの殻にびっしり産み付けている卵は、ぴかぴかの金色。目がどの卵さんにも二つづつあるのが解ります。生まれる前からこの目は見えているんですかね?どーなんだろう?

うちの子 ぴかぴかー

というか、親のお腹に隠れて成長しない卵っ子たちは、生みつけられた段階が人間でいう乳児にあたるのかな?身体の成長と伴に卵の中で辺りが見えているなら、これはコンサート会場並だぁ。こーして仰ぎ眺め、魚なりに親の有難さを知り、 おお お父さん!自分が親になった時も、こーして卵を守り抜きますー…
な〜んて事は…ああ きっとないだろうな。そりゃ流石に根拠の無いファンタジーってもんで。
(ちなみにニジギンポの場合はオスが守ってるみたいです)

ダイバーが近寄っても卵から離れない親ニジギンポ。お前はとってもエラくてステキ。だけど何が貴方の行動をそうさせているんだろうね。親の強い使命感の元は どこからどう仕組まれているんだろう。ヤドカリの腹に産み付けられていたフクロムシの不思議を思い出しつつ、親心の謎を考える。

ヘンなやつが来たー 父ちゃん ガンバレー と子供たちが申しております

数え切れない目の中の上の、全身で子供を守ってる現場ニジギンポ。でも、本人もそこんとこはわかんないだろうな。下の動画は親ニジギンポ卵守るの図です。まぁ サザエの中で落ち着き無く育児してる以外のアクションは、一見無い地味動画 しかも画像最悪ですけど、そこんとこはライト無しのデジカメ動画って事でお許しを。実際に見ると無茶苦茶微笑ましくて たっまんないですよ。

……つづくのさ

 

砂地の 吉日 08/09/04 (木)

潜る度、こーゆー類のデーターが溜まってゆくので、こいつは余程の変わり者だろう 精神的に遠巻き距離を置いておこう そうしようそうしよう…ってね、わたくしは見られているのではなかろうか←の不安もあるのですよ。ええ 嫌ですからねそんな扱いはっ。いいですか、これ 前書きですからね。

なんじゃこの海底は???

噴出す中心部を探してみると こいつがいたのだよぅ

さて、この夏は サザエ放精放卵 有頂天で始まり、次は貝とウニの放精放卵。んで、今回は地面ですよ、地面ー。なんだこの海底別府湯けむり?……生物なのかなんなのか、岩と生物の境界が解らない貝の放精放卵も思い掛けないけど、海底バージョンもかなり意表を突きます。
目撃一発目は目の錯覚と思いましたし。

普段生きる意欲を感じない あのナマコの派手な吉日とは裏腹に、今回は姿を隠したままの吉日さん。
見せているのはオノレが噴射する命の素と、砂地にチラ出ししている体の極一部のみ。なんだお前はっっっ?と覗き込んで あぁーーー お前は噂に聞く 
ヒラタのブンブクーーー。

噴出し方は ウニというよりサザエ風?

ぶはーっつ!!!

殻はゴロゴロ砂地にあるから、いるんだろうなとは思っていたけど、こーしてみると いるわいるわ ブンブクまみれ。んで、ナマコの時と同様、ブンブク放精を魚たちは食べちゃたりして、心なしか魚笑いで微笑んでる。
まずはカット無しの動画をご覧ください。噴射と噴射の間隔はこのくらいの間合いがあるので、瞬間を逃したら放精もどんどん海水に広がってしまうし、本人は砂地(ガレ場)に隠れて正体不明なんで、ホント なんだこれ?なんですよー。

潜った時間は70分もありませんでしたが、どんどん白濁し見えなくなる先。
ひらたのブンブクはどれだけ暮らしているんだろう?と思ってみたり……。

噴出し口はこんなんでしたが 殻の上にオレンジのカラダがあって その上に棘が覆っている?ってこと?

こうして、ブンブク一族の晴れ姿を今回拝見した私ですが、実は生きたブンブクの全身を見たことがありません。恐らくハリネズミ風だろうと思うんですけど、この繁殖行動の姿を眺めながら 砂に覗かせている棘の隙間の あの噴射口の朱色の部分が気になって気になって…………。
Webで画像を探しても、ブンブクの背中に朱色の口はありません。棘の下に隠れている部分なんですかね。砂地に落ちているブンブクの殻のどの部分がこの穴なのか?
うーん ひらたのブンブクさん、お宅のカラダはどーなってどうなって どうなんですかー?

……つづくのさ