2008/11  Diving Log Zamami 2

胸でみたもの 2008/11/30 (日)

旦那宅と自宅と職場を行き来して暮らしてるもんで、思うように更新できません。気が付けば既に座間味から戻って二週間が経ってます。おまけにカメラが壊れ、撮れたデーターもカードの中でログのノリも大変悪い。更に生物についての思いよりも子を座間味へ連れていった思いにチカラが入った旅は、やはりダイビングログにならんのです。

子と言っても大人だし、遠慮の無い人と旅行して楽しく、充実もしたんですけどね、小声で言わせて頂くと、一人での方が自分のやりたい事に集中出来てよろしい。一人旅をしない人からすれば、ありえない行動のよーでしょうがホントなのです。
私も人さまと遊ぶのは好きですが、目的がある場合は一人じゃないと何がなんやらわからん。人と一緒になると、結局は食事と観光、あとは買い物になる。それって日常とやってること一緒やん。
のんびりしてるよーで一人旅は気持ちが尖る。人と一緒一緒の場合とは視点も感じ方もまるで変わります。

一人旅をしない人にいくら説明しても伝わらないのも知ってますが、知らないものを吸い込んで歩く楽しさは説明も出来ません。不必要に構われないのも気持ちがいいです。

iPhoneで撮影したもの

構われずに吸い込む旅の後、何かの拍子に旅の途中を日常で思い出すことがあります。仕事をしてるときや人と話しているときや、意味もなくいきなりわっ…と…あの場所は あれやこれは同じようにあるのだろうか 今 どうしているだろうかなんて。それは自分が強く眼に焼きつき、胸に残ったものだろうし、これは自分の選択の範囲を超えたものです。自分の中にあることで驚くし、潤うことです。これ、読んで意味の解る人がいますかね?

そうそう、ホントにログになんない話ですが、ずっと前 座間味から戻って多分座間味の海底だろうと思ってた場所の夢を見たことがあります。で、気になってたその場所が、今回海底で解りました。サンゴのガレ場がなだらかに下り、丸く青が底に広がっている。夢ではそこに赤い服を着た人がいて、「レギュレーターを加えているから話が出来ないんだよ。」と言われたのはアダン下の海底ですね。「なーんだ そうか 本当だ。こうすれば良かったんだ。」と答え、夢から醒めても気になって仕方が無かったです。印象に残った場所が夢になり、夢の場所をその場所で思い出すのもいいですね。あああーーーここじゃんっっっ!そうだそうだよー解ってスッキリーー!って海の底で思いましたぞ。

勿論見回しても、その有得ない登場人物は アダン下にいらっしゃいませんでしたけどね、そこはやっぱり夢の可笑しさですね。

……つづく@はよ座間味の写真の準備しなくちゃ…

 

海をみてる眼 海でみた眼 08/11/27 (木)

貝殻は 魔除けになってるよねー 偶然子もスイジガイの殻を浜辺で拾って持ち帰っております

 ▲ 08/11/14小野にぃにぃさん撮影 スイジガイ (座間味) 

カメラが逝ったことで、撮ったデーターもまだカードの中でお眠りです。
で、これは私が撮ったものじゃなく、ガイドして下さった小野にぃにぃさんに海中で頼んで撮影して貰ったスイジガイの目。撮りたいものは座間味の海底にの至る所にあったけど、目の奥に仕舞うだけ。やっぱりそれは無念でした。

スイジガイの目が貝の隙間からじーーーっと覗いているのをみると、おお おおおお お前に逢わせたいものがおるよ。私の潜る須佐の海にいる、マガキガイ(チャンバラガイ)、あいつの眼つきと君の眼つきはこりゃ同じだ。瞬きもせずそうやって、殻の間から私を見るんだよ。君等を向かい合わせたら、二人で見詰め合っているのかなあ。

つくりもののよーな目玉

 ▲ 08/07/14 マガキガイ(チャンバラガイ) 萩市須佐 ベエイ 

たまんないのよ この視線

 ▲ 07/11/25 マガキガイ(チャンバラガイ) 萩市須佐 ベエイ 

萩の海の底で、なにやら視線を感じたときこいつが転がっている。一度眼が合えばこっちの目が反らせなくなる。視線をはずす事のない眼は、どこまで何が見えているのだろう。
同じ眼つきを座間味で見つけ、こいつは絶対撮って貰おうと思いました。送って頂きありがとうございます。

特殊な生物でなくても、環境そのものが違う場所は全てが珍しく、海底の砂粒ひとつとっても、生きてきた生物たちの違いを感じることが出来ます。そして面白いことに、自分が潜っている海を再確認もできます。どんな具合に違うかは他所を見ないとよーわからんです。目に映ったものが自分から零れないよう、にスイジガイのよーな眼つきで私も海を見てるのかもな と思います。じろじろ。

……つづく。