2009/03  Diving Log

アメフラシたちの目玉 09/03/18 (水)

うっわーー こっちをみてるーーーー アメフラシがみてるーーー

 フサウミナメクジ 推定5〜6cm 撮影 スサリゾートダイブサービス 稲村嘉彦様 

こんな生物に目玉がある?!それも、パーツの形状はちゃんと目玉らしくドーム型。
うわー きもちわるーー……とおもいきや、どうやらウミウシやらアメフラシやらにも、<目玉>に値する感覚器がちゃんとあるみたい。図鑑を開くと各部名称に<眼>という部分が表記されてました。
へー 目玉なんて無いのかとばかりおもうておりました。

眼がが解るとより表情が解るというかなんというか……

 フサウミナメクジ 推定5〜6cm 撮影 わたくし 

しかもー、アメフラシたちなどは結構立派な目玉の持ち主のようで、目玉を意識して面を眺めると、あるあるあるある目玉付きの顔。こうして一度目玉があると認識すると今度は今までまで見えてなかった絵面がぬぅと脳味噌に認識され、うっわーおまえ!そんな顔だったのかっ!うっわー知らなかった。こんなによく見かけていたのに新鮮ー&きもちわるー。これから迎える春の海はアメフラシぞろぞろ。アメフラシの目玉もぞろぞろ……ぞくぞくぞく。

ウミウシなんかも、感覚器として眼がちゃんとあるみたいなんで、へぇ〜?って今まで撮ってきた写真を眺めなおしてみました。でもね、ウミウシの場合は埃なのか陰なのかさっぱり解らないですね。余程鮮明に撮れてないとシミの様な眼は解りません。こんなツブラすぎる眼でどうやって見てるんですかね?
写真見て眼が解ります?砂粒ではない、ボールペンの先が誤って付いたようなシミが眼のようです。

顔はでかいのに 超ヨリ目

横顔 面長に見える

触覚の下部分にテン これは解りやすい

頭楯の先端に 小さいテン

あーそうそう、それとフサウミナメクジ、うねる海底で突然泳ぎ出しました。泳ぐって言っても計画性はあるのか?と疑いたくなる泳ぎですが、カラダを二つに曲げて遊泳するとウミウシ図鑑にも載ってましたんでご参考までにUP。オノレの姿と今後の展開をちゃんと考えているとはとても思えない移動ですが、ヒカリウミウシもメリベも運まかせ遊泳は似たようなもんっちぁ〜モンです。今までみてきたものからして、この方々は自分で遊泳する気持ちにならないと遊泳(運動)はしません。うねる海底で転がされ続けていた時は、単なる芋虫でした。何を思いきや、いきなりこんな不細工な遊泳(運動)を見せてくれ、嬉しいけれど残念。いや嬉しい。
はぁ……この方々の世界観、どうなってるんですかね。

 

 アメフラシの目玉 2009/03/16 (月)

トノサマバッターーー

 フサウミナメクジ 推定5〜6cm 撮影 スサリゾートダイブサービス 稲村嘉彦様 

久しぶりの須佐ダイブ。楽しみにしていたのは川を遡上するしろうお。そしてチャガラだったのですが……潜ると広がる海中の春景色に気分は一気に↑。ダメですね こんなだから一つのことに集中できない。しかし仕方がないのだよう、目の前に広がるこの春の訪れ。この濁りに生きている想像を絶する生物等を想像する。それはもう嬉しくて嬉しくてたまらない。迎えたたくさんの感激と伴に、見送った命たちの節目を わたくしはこうして又迎えることができるのだわ。一年が始まる。春濁りを眺めるとこれは始まりの合図のようです。

春濁り、前々日春の嵐 須佐は瞬間最大風速30mを越えたそうです。いやはや海もたんんと掻き混ぜられ、濁りに拍車がかかっていたのでもありますが、なんたて今回は目玉ですよ 目玉。
わたくしはね、目玉のある貝マガキガイの瞬きしない目玉にどきどきするのですが、この目玉もマガキガイに匹敵する眼つきでオドロキます。しかもこいつはアメフラシです。アメフラシの流し目……たまんないです。たまんないけど、おにゅーカメラで何枚撮ってもボケ写真ばかりなのもたまんないです。ガイドさんの写真があんまり立派だったんで、誉め倒して頂いてきました。ちょっと見たことない面だったんで、今回のダイビング81分は全てこのアメフラシに注ぎ込みました。スキューバーダイビングという華々し(そうな)世界、その世界の味わい深い部分はこのよーなものにあるのだ 絶対。

というか、こいつウミウシ図鑑によると50〜70mmに達するものもあるが、通常20mm〜30mmとありまして、ほー?今回のこれって伸びたとき70mm程度あってもおかしくなかったよーな気がします。少なくても50mmは十分ありました。っちゅことは立派は目玉持ちの親分さんってことですかね?大きさ解る動画撮ってますのでご覧下さいなっ。

 

……つづく〜。