顔を仰ぐウチワ距離になる生物って結構いますよねえ。エチゼンクラゲもそう、とっても遠慮したいけどやって来るし逃げないし。あの人は絶対にモノを考えておらん。逃げ切れない時は、バレーボールのトスで向こうに一旦戻ってもらうのが早い(注・頭部をね)。モノを考えて近寄って来るのはミノカサゴかなあ(犬カサゴ)両手に毒を振りかざしつつ至近距離で笑っている。あれは本当にわざとなのだ。近寄るのに明瞭な目的があるのがホンソメワケベラ。いつぞや座間味到着して即潜ったら、顔に化粧があるど!とホンソメワケベラにクリーニングされたことがあります。クリーニングされている魚を見ていると、気持ちよさそうだけど使命感に燃えたクリーニングは結構痛い。大体化粧は寄生虫じゃないのだよう。ああ、お盆のよーなツバメウオにこの習性が無くて本当に良かった。でかい図体に群がられ顔を毟られるのは絶対に嫌じゃ。想像するで息が止まる…。
てか、折角の座間味ログが中断してたのに気がついて、あれこれ思い出しています。
沖縄から戻ると、直ぐにでもまた行きたいよーな気持ちになりますね。やはり魅力の地なのは間違いないです。なんでですかね?異文化の心地よさなのかなあ?でも、海に夢中になれるのは頻回に潜って<観察>という行動をとれる地元に軍配が上がります。あれはどうなったのか、これは今どうしているのか と、海中の興味は尽きません。四季を通じて潜っても月にほんの数本の潜水です。そうして目的のものに出逢えるのは奇跡です。逃した課題は迎える季節に期待膨らませてしまいます。これは地元じゃないと叶わないことです。そしてね、ちょっとだけ嬉しいのは私たちの地域はレアだと思っているからなんですよ。地味なだけじゃんと言われそうですが、いやいや素晴しい日本の普通の海なのです。どうです?超レア! |