2009/04

唐突ながら 目玉です 09/04/17 (金)

 こちらは ごっちゃりとチャガラが暮らしている地域です。そしてキヌバリも至る所にいるように思います。群れをなす魚は、それそのものが地味でいてもそれなりに見応えがあるものなので、産卵や威嚇 体色変化に遭遇しなくても、この辺りで潜る人は程度の差こそあれ、それなりに愛でているのではなかろうかと思います。
 但し……チャガラが主食にはなってないでしょうけど。

ミノ族は怒るとミノを逆立てる てか、あぶねぇ!と思ったら身体そのものが収縮するだろうから 物理的に付属物が逆立つ仕組み?

ミズタマというお名前

仲良し中

 一般的には、チャガラはお漬物扱いです。多分ね。梅干や柴漬けだけでいくらでものダイバーは山口でもあまりいないのです 本当は。季節は春。山口の海でも旬はウミウシ、そしておそらくダンゴウオでしょうかね。

どこが眼かわかりますかー ウオーリーを探せですよー

この方は模様が地味なので 眼を探しやすい

何みてんだよう!!!

 所で 久しくダンゴウオを見てません。いたら石になって撮影体制に入るだろうと思いますが、ダイビング雑誌やネタで団子団子と伺うと、誰か正直に言わないかなとチョット思っているんですよね。ダンゴウオは可愛くなんてないぞとね。確かに、ピコピコ泳いだりきょとんとした仕草をしているのを実際見ると可愛い。が、可愛いというより ありゃあ小さいと表現するもんだ。

 さて、これぞ可愛くないの代表、アメフラシ。
アメフラシは……可愛いでー。やっぱ図体がでかいってのは損やなあ。数々転がっててレア感が無いってのもあるなー。ダンゴウオもアメフラシサイズで年中岩棚にみっっちりはびこっていたら、今日もダンゴだらけでヌメヌメして最悪ー!とか言われるのかな。

 それよりね衝撃は眼です。今回アメフラシに用事があったのは眼の確認ね。前回、フサウミナメクジの眼にびっくりし、更にWebでウミウシやアメフラシの眼を確認してもっとびっくり。この方たち、きっちり眼というものがあったんですわ。で、サイズもあり、いつでも出逢える超普通種アメフラシで、その目の玉を確認しようと近寄って、、、うわああー!
あるわー あるし うわーーうわーーうわーーー ぶ、ぶきみー。

 アメフラシ君、私 貴方のこと結構好きなんだけど、あんたその眼が一見他人によく解らないサイズでよかったわ。ダンゴなんて小さいのに目ぇ〜だけでかくて得してるな。海の底まで世の中は理不尽やなあ。

……つづく。

 

日本海さん 09/04/14 (火)

 キヌバリを撮ったものがあまりないのは、キヌバリもチャガラ同様超普通種でありながら 堂々たる縞模様と体格が男前すぎて気が醒めるんですよねぇ。春の時分は小ぶりで中層を泳いでて結構愛いんだけど、大人さまになるとズドンと海底に鎮座して なんかもう……。太平洋側と日本海側では身体のラインの数が一本違うというのも、なんとなくどこかで読んでウスラ知ってはいました。しかし、それについて深く興味も持たずにおったワケです。

 しかしです。あのチャガラとそんな↓関係となると素通りは出来ません。
 (富戸の波 富戸の6本・7本参照) (富戸の波 50万年の富戸参照) 
キヌバリやチャガラが超普通種のように、私は超普通の素人なので分類云々は他人の畑なのですが、こうしてカメラを向けてみると、おお おおお お前の鰭は正にチャガラのそのパーツではないか。知らなかった。

今はまだまだお子ちゃまです

 まだ子供ですが身体のラインは確かに7本(頭部含まず) 撮影地須佐ベエイ(09/04/12) 

大人になると 縞模様がもっと立派になる

 尾側の最後のラインの太さ長さは個体差があるみたいですねー 撮影地須佐ベエイ (09/04/12) 

こら ちゃんと撮らせんかーい

海底にずどんと鎮座しているキヌバリ、君が恋をする時 その鰭はやはり鮮やかに色づくのかね。その鰭を震わせて恋敵と噛み付き合う戦いをするのかね。腹鰭も濃くなるのかね。キヌバリの繁殖期、見たことないや。見たこともないし意識にも無かったなあ。

 大体キヌバリはチャガラと違ってごっちゃり群れたりしてないもん。群れているとすれば、もっと寒い早春の頃 フィギアのよーなチビキヌバリ時代、一人前の縞模様を着て群れているよね。あれは凄く可愛い!玩具の兵隊キヌバリ隊。しかし、それ以外では群れというよりなんとなくその辺りにキヌバリ達がいるって感じで気を引かない。そして大人になると初めに書いた通り愛らしさにチト欠ける……(-_-)と思っていたさ。

 下の写真と同じヤツ 切れラインは両面対照 

 ふーん チャガラとそんな関係なんだ。楽しみだなあ。キヌバリもチャガラの卵と同じ姿の卵を生み付けるのかなあ。キヌバリの繁殖期カラー、今度は見逃さないよーにしよう。あ、えっとそんなネタじゃなかった。なんだっけ、そうそう日本海型と太平洋型だった。それも実はネタの中心はキヌバリじゃなくてチャガラだった。
 えっと、別種だったら行動に違いがあるんですか?あるんかなあ。所謂<日本型主婦>の行動と考えられているものと、私の行動に違いがあるってことなら あるかもーと答えられるんだけどー。

……つづく。

 

きぬ子さん 09/04/13 (月)

 座間味ネタも未完のまま、頭のお皿が乾いたので日曜日は須佐の汐に浸かってきました。
沖縄は、潜り始めた頃 心の底からどうでもいいところだったんだけどさ、あの浜辺 あの海底、どれだけの命がここにあったのかと驚いて以来どうもだめです。骨格が残らないだけで、同じように山口の海にも命が積もっている筈なのに、形として眺めるというのは説得力があるもんです。そして、それに加えて……どうも私は飛行機がね、、、好きで好きでたまらん。それも福岡空港。離陸する時 着陸するとき、なんて幸せなんだ!!と思ってしまう。窓にはりつき 車一台一台が数えられる低空からじっっっと見下ろすと、嫌なこともなんでもないことのように思える。飛行場は辺鄙な場所にありがちなんで、北海道に行った時も、那覇もそんなに思わないんだけど、福岡空港は街のど真ん中なんで、もうもう もうもうもうもうもうもうです。
 沖縄に行きたいんだか、飛行機に乗りたいんだかなんかようわからん。定期的に汐に浸かりたいように、定期的に飛行機に……そんなになったんじゃなかろうか(-_-; なんでやろう。

鮮明に撮れない もぅ写真撮るのがイヤになるよぅ

 いや、ともかく須佐で潜りました。
飛行機は大好きで慶良間も楽しいんだけど、潜って一番充実するのはやっぱり地元の海です。それは間違いない。今回も相変わらずチャガラ潜水。そしてキヌバリですね。見たいものを見続けるって本当に嬉しい。

 先日昇天したC−755が結局忘れられない私は、755二号機を手に入れたんで今回勇んで出掛けました。そして須佐でカバンに入っていたのは755のハウジングだ〜けなのに気が付いて自分が昇天しそうになりました。が、ともあれキヌバリ。カラダのライン7本の日本海型と6本の太平洋型がある?太平洋で潜ったのは高知へ一度行っただけなんでようわからんですが、尾の方のラインの鮮明さには個体差があるみたいですね。んで、こんな感じで真ん中のラインが途切れてるのもいるのもおりますぞー。これも7本日本海型なんだろうなー。ちなみにちゃんと両面ともキレ線。てか…深い話も出来ず、どうでもいいネタですんませんの。

……つづく。