2012/04 Diving Log 

幻のたまごダンゴ 12/04/24 (火)

 好天気の午後、須佐にある岸壁、ホルンフェルスってな名前の岸壁で、遠に銀婚式も過ぎた夫婦の我々はGW前の平日、海に向って巻き寿司を齧り平和を堪能。花見ならぬ波見もいいもんです。

 というか、話しは巻き寿司の具にあったトビコなんですけどね。色といい、想像上のダンゴウオの卵は親の小ささに比べ結構デカイらしいので、ひょっとしたらこんな感じなのかもしれないな……なんて思ったもんで。

 ダイバーに人気のあるダンゴウオ。数日前のダイビングでも、丁度シーズンのダンゴをわたくしも楽しませて頂きました。旬なものはやはり観察して楽しいです。ただですね、常々どなたさんもダンゴが可愛い可愛いと申しますが、あれは「誰がみても確かに可愛い」ものなのかどうか私には解りかねまする。否定はしませんよ、ええ。しかしダンゴウオが電気釜やヤカン程のサイズだったら、お腹にあるらしい吸盤は鍋やヤカンの蓋ほどもあるだろうし、鱗のないその素肌は粘膜上できっとヌメリ気もありキモイのではなかろうか。
 可愛いというかあれはつまり「小さい」のだ。

 しかし、ダンゴウオの卵についてはやはり興味があります。ネットでダンゴウオの卵を調べると、ダイビングで撮影されたらしきものもあるし、飼育したダンゴウオが産んだというものもみつかりますねえ。自然界ではなく、水槽で幻のダンゴ卵が観察できるってのはダイバー的には卑怯な〜…という歯痒さもありますが、その写真を拝見する限りでは意外にも肉眼で確認できそうなサイズです。

 自然界でそれが観れるかは非常に困難そうですけどね。

 しかし、親ダンゴの小さい身体と比較すると、肉眼で観られる卵サイズなんて、こいつら卵を口から産むのか?と思う程不思議です。一体どーなってるんでしょう。なーんて、海を見つめつつダンゴに思いを馳せました。海は眺めていてもエエですけど、潜らず上から眺めてると却って色々気になって落ち着かないですね。